2004年04月の日記 |
2004年4月28日(水)
今日の「放送メディア論」の講義は「ラジオ」がテーマだったのだが、学生に「車でついでに流しているものは除いて、よく聴くラジオ番組はあるか?」とたずねたら、ほとんどないだろうことは予想していたのだが、まさかの「ゼロ」(笑)。番組名さえ出てこないという、ラジオはそういう事態になっているのである。「のである」って、そんなえらそうに強調するもんでもないが。「オールナイトニッポン」や「セイ!ヤング」や、関西なら「ヤンタン」や「ヤンリク」やあるいは「ぬかるみの世界」や、香川ローカルなら「そんなわけ、ねーだろ!」みたいな、欠かさず聴いて番組内容が翌日の話題にのぼっていた時代の、面影さえありませんなあ。こんな番組名を挙げても、反応したの、聴講してた辻田先生だけだもの(笑)。
じゃ、若い子たちにAMはダメでもFMなら、と思って聞いたら、FM802(Kiss-FM)の知名度もゼロ。ほとんどラジオへの興味がないみたいですね。というより、だいたい家(部屋)にラジオがない。ラジカセがない。ラジオのついたコンポとかあっても使っていない。
雑誌は総合誌から専門誌へ展開をしました。テレビも総合チャンネルから専門チャンネルへ展開しました。その展開のスピードと量(種類)に比べると、ラジオと新聞は展開度が極端に落ちますね。これ、ビジネスチャンスですか? 構造的にもうダメだと決めるのは簡単ですけど、番組の作り方も伝え方も数十年あまり進化してないということは、もしかしたら革命的な何かやり方があるような……気もするのですが。「同じことが長い間続いているものには必ず新しいビジネスチャンスがある」というのが私の持ってる法則なんですが。
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2004年4月27日(火)
イアン・ソープ、受けちゃったのか? 受けちゃったのかあ……。「金メダル1コ」より「ルールを守ったという事実一コ」の方が価値があると思ったんだけどなあ。「出る」言うたのかあ……。
例えばこんなことを考えたのですが、もしオリンピックにゴルフ競技があって、オーストラリアでグレッグ・ノーマンが「オリンピックに出たら金メダル確実」という選手だったとする。オーストラリアのオリンピック予選で上位2人が出場権を獲得するというルールで、いきなりスタート直後にキャディーのミスでクラブを1本多く入れていて、ノーマンが失格になったとしましょう。すると「ノーマンを出すべきだ」という世論が起こって、2位に入った選手が「ノーマンに出場権を譲る」と言ったとしましょう。つまり今回と同じ状況ですわな。するとノーマンは、99%、というかたぶん100%、出場を辞退すると思うわけです。ゴルフを知らない人にはわからないかもしれないけど、ゴルフファンならたぶん100%、「ノーマンなら辞退する」と言うと思います。
このことから、2つのことが考えられる。一つは要するに、ソープとノーマンの人間性というか価値観の差異であるという考え方。もう一つは、ゴルフというスポーツと水泳というスポーツの、歴史や文化が培ってきた「ルールに対する姿勢」の差異であるという考え方(突き詰めればどちらも人間性に行き着くのだけれど)。あるいはオーストラリアでは、金メダル1コにそんなものを吹っ飛ばすほどの恩恵があるのかもしれないけど。ま、真意はわからないけどなあ。それにしてもソープ、受けちゃったかあ……。何かちょっと、がっかりだなあ。
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2004年4月26日(月)
先週後半はヒジョーに忙しかった上に、土曜日から東京〜栃木〜東京で、夜高松に帰ってきた。いろんな人に会ったが、何かあるといけないので一応匿名にすると、放送局の副部長氏、香川県出身の放送作家、沖縄料理の名人、過激なコラムニスト(まるわかり・笑)他、3日間で20人くらい。濃いスケジュールで、ホテルではパソコン開けて深夜2時、3時まで原稿やら講義準備やら。あんまり寝てない。移動中は文庫でも読もうと思って書店でいろいろ探してみたけど、何か結局同じようなものばかり買ってしまうなあ。曾野綾子のエッセイみたいなのを2冊。5日ぶりの日記なのでいろいろ書こうと思ったんだけど…あかんわ。もう寝る。
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2004年4月21日(水)
プチ油断モードに入ったので屁理屈を一つ(笑)。 何の拍子か知らないが、ここ3日のうち2日もマスコミの片隅で「地産地消」という言葉を見つけたので、昨日講義の中で学生たちとちょっと検討してみたのである。何を検討したかというと、「目的と手段の整合性」について。
「地産地消運動(地元で作ったものを地元で消費しようという運動)」が今、全国の自治体(各県)で進められているようなのだが、その目的をいろいろ調べてみたら、いろんな自治体が掲げている目的には「目的以前のそれはスローガンだろう」みたいなのやら、「それは手段であって、目的ではないだろう」みたいなのがいっぱいあってとても困った。で、とりあえず抽出してみたら、目的の中で一番多く触れられているのが「安全性の確保(海外からの輸入野菜に残留農薬がいっぱいあったことをきっかけに。あるいは食肉等の偽装表示を問題にして)」である。
えーと、偽装表示と安全性の問題は、どこかで情緒的につながるかもしれないが直接の因果関係ではないでしょう。ではもうひとつの海外野菜の残留農薬を「因」とするとどうか。これはオッケーのように見えるけど、「海外からの輸入野菜には残留農薬の問題があるから、地産地消を進めましょう」とつなげると、これもちょっと目的と手段の整合性が取れなくなる。
つまり「輸入農産物は安全でないかもしれない(これが正しいかどうかは別の話として)」から行くと、では「国産農産物を消費しましょう」となる。ここまでは必然ですね。ところがそこから、じゃ「県内産の農産物を消費しましょう」とつなげると、「他県の農産物は危ないのか?」という話になる。ここです、整合性がちょっと変になるのは。香川の地産地消運動で「安全性のために香川の野菜を食べよう」と言うと、例えば「青森の野菜より安全だ」という話になる。でも青森の地産地消運動は「青森の野菜を食べよう」と言ってるぞ。
屁理屈ですから深刻に考えなくてもいいのですが(笑)、こういう話は論理的な思考の訓練にはなる。何かがある。その目的を見る。その目的を掲げた理由を見る。その目的に対して今やっている手段は最も有効かどうかを考える。それだけのことですけど。
で、目的が「安全性の確保」で理由が「輸入野菜の残留農薬」なら、素直に考えれば手段は県単位の「地産地消」ではなくて「国産国消」でしょう、という結論です。誤解する人が必ずいますから念を押しておきますが、「地産地消運動は意味がない」という話ではないですよ。整合性の取れる目的も別にいくつかあるわけですから。
ちなみに中に「地域の農林水産業の発展」を目的に掲げている県がいくつかありますが、それが経済的発展を意図して、しかも本気で考えているなら、どう考えてもそんな狭いところ(県内)で消費を回していたのではダメです。販路を広げないと発展はありませんから「地産地消」ではなく「地産“他”消」を目指さないと。もっと進めるなら土地が広くて安い世界で作って世界に売る「“他”産“他”消」までアリだと思いますが。
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2004年4月20日(火)
阪神、連勝・連敗のパターンがもう終わっちゃったと思ったら、またすごい記録が進行中である。キンケードさん(私ら「キンケード」いうたら「パートリッジ・ファミリー」のキンケードさんを思い出す)が復帰してきたと思ったら本日デッドボール2コ。これで出場8試合でデッドボール8つ目という、年間140コペースという、遊園地の鬼やないねん!っちゅう、ほとんど「キンちゃんのドーン!といってみよう」状態である。 さすが阪神、話題の提供には事欠かんなあ。
本日講義1本、打ち合わせごと1件、締め切り原稿1本アップ。明日の講義準備も大丈夫ということでプチ油断モードに入って夜、ジャズ屋アップタウンに徒歩25分出勤。アップタウンは私の中では「出勤」的な意味合いのある“小ネタ収集&創造”の場所なもんで。行ったらいきなり牛乳屋さんが「四国新聞の一日一言、どしたんや。テンポイントの話で入ってどうするんやと思って読んだら、腑抜けみたいな終わり方して」って(笑)。やっぱり同じこと思ってる人、おるんや。今夜の収穫は、アップタウン常連のH田(女)が中学時代水泳の大会に出て、一人だけクイックターンができんで手でタッチしてターンして、優勝した(!)という話かな(笑)。
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2004年4月19日(月)
一応今、阪神は「連勝と連敗しかない」というプロ野球史上初の快挙に向けて邁進中です。誰もそんなもの目指してないと思うけど。しかし惜しいなあ。下柳が勝ってれば開幕から「3連勝、3連敗、3連勝、3連敗、3連勝」という、もうこれだけで今年はオッケーみたいな記録が達成できてたのに「3連勝、3連敗、2連勝、4連敗、2連勝」のパターンになったやんか。 ということで、次は4連敗ですな。このペースで行くと51勝89敗、50勝の内訳は井川25勝、福原25勝、下柳1勝という目の覚めるような快挙に……なるわけないけど、何かおもろい記録を残して欲しいなあ、と。何せ阪神やから。今日は疲れたのでこんなもんでええかな、と。何か四国新聞の「一日一言」(20日付)も変なテンポイントの話なんか書いて「何じゃそりゃ」だし。
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2004年4月18日(日)
あー、よう寝た。日記を。 先週は講義5本に会議、会合が各1本、締め切り原稿が3本に頼まれ本が2冊と、かなりいっぱいいっぱいだったので、あんまり寝てないけど日記は寝てしまいました。結果、締め切り原稿1本(池田、明日には何とか上げる)と頼まれ本2冊(内山さん、もうちょっと待って)(和木、だいぶ待ってくれ)が丸々残って今日に至ると。気がついたら今日は皐月賞か。日曜洋画劇場は「セブン」か。7番のブラックタイドか? あ、7枠のダイワメジャーが勝ったのか。え? プロ野球も開幕してるんか? ごん「おっさんおっさん!」
おとなしくしてるんだよ(笑)。開幕前から「阪神連覇か」とか騒いでるし、いきなり巨人に3タテくらわしたりしたから、テレビで「今年は阪神は優勝なし。3位か4位で十分」と言ってきた私は黙ってるの。そのあと勝率5割近くをウロウロし始めたらすごく心が平穏になってきたし(笑)。
投打とも圧倒的な戦力(V9時代の巨人くらい)を持つ球団がいない近年、私のプロ野球の順位予想は(別にどこかで発表してるわけでもないが)、「ノーマーク指数」を材料にしている。すなわち、前年にノーマーク(詳しいデータを持たれてない)だった素質のある選手がどれだけいるかということである。すると阪神、いないもの。福原だけだもの。逆に去年データが少なくて活躍した選手は、今年はデータがそろってやられる。阪神、いっぱいいるもの(笑)。伊良部、下柳、吉野、ウィリアムス、リガン……。前川はデータ少ないだろうけど、パリーグから来た日本人選手は「アガリ指数」があって、大観衆にアガっちゃうというマイナスがあるからなあ。広島はノーマーク指数の高い「素質選手」がいっぱい出てきたから走ってる。あれはもし後半落ちてくるとしたら、疲れではなくて「他球団のデータがいつ追いつくか」だろうなあ。
さてと、その間に先週は重要なビジネス案件が4つ入ってきた。そのうち3つは建設的な案件で、いずれも4月中に準備をして5月中旬には第一段階の区切りをして今後の進行計画がスタートするというものだが、もう1件は実に後ろ向きなものだ(笑)。香川県内で、ある方(方々かもしれん)が、どう考えても自分の保身のためにいろんなデマを流してある人たちをおとしめて、相対的に自分を正当化しようという動きをしているらしい。私も大したことないながらも地元では少し情報網を持っていて、その情報筋から「田尾さんにも火の粉が飛んでくるかもしれない」みたいな話を聞いたのだが、私のスタンスは「まあええやん」である(笑)。こんな魑魅魍魎のバカみたいな動きを見ていると、「ご苦労様です(笑)」という言葉をおかけするとともに、つくづくこれまでよこしまなことをせずに正直に生きてきてよかったなあと思う。 自分で言うけど(笑)。私、探偵100人がかりで過去を全部調べられても、通話記録まで全部調べられても、たぶんよこしまなことは何も出てきませんから、そういう類の話や動きにはめっぽう強いんです。 ごん「ほんまに何も出て来んのですね」 田尾「あれ以外はな」 ごん「おっさんおっさん!」 ま、相手のあることはたいてい双方に真実があるから、どこで誰にどんなご迷惑を掛けているかわからんが、隠さないといけないような事実はないということである。 ごん「ほんまにないんですね」 田尾「プライベートに関する件は除く」
本日、家で苦しみながら原稿に取り組んでいるところへ息子の友だちの高校生が2人遊びに来て、そのうちの一人T橋がハムスターを飼い始めたとかで話をしていた。 あき「ハム、かわいいよなあ」 T橋「めちゃめちゃかわいいな」 私「T橋もネズミ飼い始めたんか」 T橋「ネズミちゃいますよ!」 イリ「けどそんなにかわいいかあ?」 あき「手に持ったら動くんぞ」 イリ「けど毎日毎日世話せないかんやん」 T橋「エサやったりするのがまた楽しいやん」 イリ「うちのネズミや世話せんでも、天井から降りてきて自分で勝手にエサ食べるんやで」 あき「それはただの家のネズミや!」
ちなみにイリんとこのネズミ、段ボールの箱に入れてある大豆を食べるらしいのだが、何と、どこからどう入るのかわからんが箱の底に穴を開けて人にわからんように食べるらしい。アイデア開発論をマスターしてるのか。
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2004年4月13日(火)
マーケティング論の第一回目講義で「放送メディア論もほとんど同じメンバーやぞ」と言ったら、学生M田が「その2つ、他の学科の学生は履修できない言われましたよ」って。え? 私「けど履修要覧に2つとも全学科生が履修できるって書いてあるぞ」 M田「何人かの学生に“何であの科目履修できんのや”って聞かれて、僕に聞かれてもしょうがないんで教務課に行って聞いたら、やっぱり履修できないって言われましたよ」
何かようわからんけど、マーケティング論と放送メディア論はオープンにしてるのに他学科生は履修できないらしい。それでカルチュラル・マネジメント学科のメンバーだけなんか。ま、ええわ。ようわからんけど。明日は朝一番から2科目連続講義。コピーするもんがあるのでえらい早起きせないかん。爆笑問題も見られんぐらい早よ出ないかん(笑)。 昨日、全国のどこかの幼稚園か小学校で「ハトガニ」とかやってる子どもが絶対おったやろなあ。
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2004年4月12日(月)
本日、四国学院大学の授業開始日。でも私は月曜日は唯一の研究日(授業のない日)である。研究室のある棟に入ろうとしたら、入り口の所でカルチュラル・マネジメント学科のM松、M信、Y下のヤンチャ3人組がたむろしていた。 私「何があるんや」 M松「授業です」 私「きみらが朝から授業に出るんか。事件やな」 M松「田尾さんは何があるんですか」 私「俺は今日、研究日やから、今から研究するんやが」 M松「研究、がんばってください」 前期の担当授業の履修者リスト(私の単独講義分)が今日配布されたので見てみたら、こんなことになっていた。 「アイデア開発論」…履修者、各学科から合計200人くらい。 「観光マネジメント概論」…カルチュラル・マネジメント学科2年生全員42人(学科2年必修なので)。 「マーケティング論」…カルチュラル・マネジメント学科2年生ばかり35人くらい。 「放送メディア論」…カルチュラル・マネジメント学科2年生ばかり35人くらい。 要するに、今年から開講する「観光マネジメント概論」「マーケティング論」「放送メディア論」の科目は、履修生がほとんど同じメンバーだ(笑)。「観光マネジメント概論」は学科指定なので当然履修者はうちの学科生だけなのだが、「マーケティング論」と「放送メディア論」は全学科にオープンなのでどうなることかと思っていたのだが、気心知れた学生ばかりなので一気にリラックス。しかも講義内容が連動できるのでいちいち説明しなくてもいい部分もできて、ちょっと楽になった。でも今日は終日研究室にこもって講義準備に終始。何とか全科目2カ月分くらい、まとめることができた。
時間は前後するが早朝、マスターズの最終ラウンドを見ていてふとチャンネルを変えていたら、子ども番組にネズミの格好をした爆笑問題が出てて、影絵をやっていた。不覚にも笑ってしまった。これはさすがに文字では説明しにくいけど、「ハトガニ」やて。見た人だけ笑ってくれ。見てないか(笑)。
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2004年4月11日(日)
朝から県政だより「THEかがわ」の撮影でカメラマンのT橋さんと編集者Y口の3人で東かがわ市へ。しかしT橋さん、何か小ネタをいっぱい持っとる。海辺で、 T橋「海にツバを落とした時にね、ツバが水面でパッと広がったら引き潮で、広がらんかったら満ち潮なんですよ」 と言って、防波堤の上からツバを落としたら、広がらずにそのままの状態で水面に浮かんだ。 T橋「満ち潮ですね」 百発百中、ほんまにそうなるらしい。何でや? 何か、月の引力と関係あるんやろか…。
撮影終了後、昼食でお好み焼き屋に入ったら店内にあしらわれている数本の竹を見ていたT橋さん、 T橋「あそこの3本、上下が反対ですよ」 って。見たら、その3本だけ節の所のヨゴレの付き方が違う。ようそんなもん見つけるわ(笑)。
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2004年4月10日(土)
五色台休暇村で午前6時40分起き。昼過ぎにすべての行事を終えて家に帰って、午後2時半から力尽きて4時間も昼寝をしてしまった。メシ食って、夜9時半頃からビー・クォーター飲んで家内とウォーキング。30分くらいかけてサンポートから赤灯台まで、暗がりのカップルたちの間を歩いて(笑)、琴電築港の駅でトイレに入ろうと立ち寄ったら、ありゃー! 久しぶりの出竿こと猿人J(逆か)にバッタリ遭遇だ。20分ぐらい話して、さらに歩いて中央通りを南下していたら、ありゃー、久しぶりの山崎あられに遭遇だ。 あら「うわー、田尾さんほんまに歩っきょんや!」 歩っきょるわ。けど歩く以上に食べるけん、効果が見えへんわ。ふー、授業開始が近づいてくる。
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2004年4月9日(金)
大阪麺通団の店長の宮前が香川に来て、朝から福田社長と3人でミーティングをして山越にうどん食べに行って、その足で五色台休暇村へ上がって「四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科」新1年生のオリエンテーションに合流。午後4時過ぎに抜けてKSBに入って「スーパーJチャンネル」に出た。今週から多賀さんに代わって大倉君がメインキャスター。この日はいきなりイラクの人質事件の特別構成で私のオバカコーナーが飛んじゃって(ま、やっとる場合でないわな)、ほとんどしゃべる機会がなかった上に、フロアDの時間指示のタイミングがつかめずにコメントの時間(しゃべっていいのかどうか)がわからなくて、切れ味のない出演でした。
テレビ終わって夜の9時頃、再び闇の五色台に上がってオリエンテーションに合流。教授陣が一室に集まってああだこうだと話してるところに入っていったら、漆原先生が、 漆原「いや、さっき、イラクのニュースに田尾さんがどんなコメントしたんだろって、みんなで言ってたんですよ」 上村「田尾さんは絶対コメントしないよ、って(笑)」
正解。コメントしなかった。ま、求められなかったんだけど(笑)。ただ今回の件は、マスコミや家族の方々やその支援者なのか先導者なのか扇動者なのか知らんがそういう方々の“持って行き方”が私にとってはかつてないほど不快で(子どもに見せたら何か洗脳されそうな感じの不快さがあって)、ニュースの素材情報以外はほとんど見ていません。結局この日は12時頃まで「近鉄の山伏事件(笑)」とかいろんな話をして、それからまた午前3時頃まで上村さんといろんな話をして、落ちるように寝ました。
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2004年4月7日(水)
ええから松井稼頭夫、口開けてガムを噛むな。
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2004年4月6日(火)
朝、大学へ行く前に目覚ましにがもうへうどんを食いに行く。
Gの息子「REPO、見ましたよ。日記みたいなノリで行くんかと思ってたら、難しいてようわからんかった(笑)。日記も見てますよ。時々チクリと行くのがおもろいですね」
そうかー、REPO、大学の授業のノリで行ったら難しいか。讃岐うどん界にあって「坂出市加茂町のバイパスの近くの怪しいうどん屋の三代目の中では最も知性的な男」と言われるGの息子にさえ難しかったということは、相当難しかったに違いない。まいったな。全部ひらがなで書くわけにいかんし。と、チクリも入れといてと。 Gの息子「俺にチクリと来てますやん!」
本日、学科協議会と新入生の履修指導。カルチュラル・マネジメント学科は2年目にしていきなり定員いっぱいの学生が入ってきてにぎやかです。学科としても教授としても成果はこれからが勝負やけど、なんとて早よ授業計画をまとめな。何せ私、全科目参考文献なしでオリジナルプログラム作ってますんで。
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2004年4月5日(月)
アップタウンにて。 私「ピアース・ブロスナンの次、誰ですかね」 牛乳屋「ブロスナンもいつまでもやっとれんからな」 私「ショーン・コネリーですかね」 牛乳屋「ええなええな(笑)」 私「何か、ボタン押したらミサイルが出たりする車イスに乗って出てきてね」 牛乳屋「ええなええな。Qが“触るな”言うのにボタンに触りまくってな、ジェットエンジンで車イス、時速200キロぐらい出る」 私「バーとか行っても注文するもん違いますからね。“こぶ茶。ステアでなく、シェイクしてくれ”とか言いますよ」
あかん、これ一本ネタに仕上げよ(笑)。てゆーか、こんなことやってる場合やないんやけど。朝からずーっと研究室で授業計画作ってて、まだまだできてないんやけど。
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2004年4月4日(日)
今日は朝からずーっと授業計画を作成していて、日記に書くようなことは何も起こらなかったのであるが、夜、ごはん食べてテレビのチャンネルあちこち変えてたらリフォームの番組の2時間スペシャルがかかってて、ものすごくセンスの悪いリフォームをする「匠」とやらが出てきて、家族でツッコミ入れながら見てしもた(笑)。この番組、たまにチャンネルで通過するのだが、リフォームというか「丸ごとやり換えやん!」みたいなことになってるのでいつもチャンネルは「通過」になるのだが、今日はちょっと、匠とやらが作るもの作るもの全部センスが悪くて安っぽくて、あまりにも気になったのでいつもより多めに見てしまいました(笑)。
えーと、四国学院大学のサテライトキャンパスの続報ですが、4月27日(火)から私の担当講義の予定でしたが、5月11日、18日、25日の3回になりそうです。会場は既報通りサンポートの「e-とぴあ」で、18:15〜19:45の予定なので、ごんはスケジュールをあけておくように。
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2004年4月3日(土)
4月10日から始まる今期の授業のテキスト整理に昨日の晩からかかっているのだが、まずは前期開講の「観光マネジメント概論」「マーケティング論」「放送メディア論」「アイデア開発論」の4つの、それぞれ15回分の講義内容作成について、「観光マネジメント概論」3回分と「マーケティング論」1回分がやっとできた。目標は4科目各10回分くらいを4月9日までに作成である(そうしないといずれ「明日の講義内容を今日作る」といった自転車操業になりそうで…)。「今まで何をしとったんじゃ!」という問いに対しては、「今まで講義内容の情報収集をしていた」のである。
そういうわけで今朝も早よから起きてパソコンに向かっていたのだが、煮詰まって気分転換にと、峰山に歩いて登ることにした。旅のお供にと、ごんに電話をしたら、出えへんやないか。しょうがないから一人で、ちょっと行ったことのない脇道から上がり始めたら、何やら険しいハイキングコースに出て、死にそうな思いで山頂の展望台まではい上がった。途中でハイキング中のグループ2組に抜かれ、山頂付近で5〜6人のおじさんハイカーにも追いつかれました。その中のおじさんの一人に声をかけられた。 おじ「あ、田尾さん、取材ですか?」 私「いや、散歩してたらハイキングコースに出たんで、死にそうになって上がってきました」 何でもここは、たまに知事も上がってくるそうで。おじさんたち、山頂でいろんな花を見ながら「これは見事やなあ」とか言って写真を撮ったりしてました。何か、清々しいなあ。健康的で。
帰り、途中まで降りてきたら脇に向かう獣道みたいなのを発見。ここまで来たら探検せないかんやろと思って草をかき分けて突入して行ったら、途中から獣も通りかねるような獣道になってきて、1時間近く、落ち葉で滑りそうになりながら下山していたら、突然前が開けて、うわ! 喜代美山荘花樹海の駐車場の真上に出た。言うとくけど私は今、「石清尾山の北側の中腹の獣道に一番詳しい男」やぞ。
ヘトヘトで帰ってきて(結局2時間半も歩いた)再び授業計画と原稿1本にかかり、午前1時まで。途中、3時間ぐらい休んだけど。何をしてたかって? ま、矢野のホームランとかアリアスのホームランとか見てたりして(笑)。あー、牛乳屋さんとくまさん、絶対機嫌悪いやろなあ。
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2004年4月2日(金)
本日は四国学院大学の入学式。朝、大学に行ってボックスから資料を取って研究室で確認をしたいたら、新しい人事に関する資料が入っていた。見てたら、四国学院短期大学の新任外国語講師に「トーマス・ブレンダ」とある。え? えー! あのブレンダ・トーマスさん? 讃岐うどん巡礼88カ所で2年連続達成して達成者パーティーに来て人気を集めた、あのブレンダ・トーマスさんか? 確かパーティーの時、英会話を教えているとか言ってたけど。たぶんそうよなあ。職場、一緒になっちゃったのかあ?(笑)。
今日の「KSBスーパーJチャンネル」は多賀アナの最終回だというのに「REPO」の副編集長の和田がVTRで出演するという失礼なコーナーがあった(笑)。「REPO」が4月5日に創刊するらしいのでそのPRということだ。ちなみにこの1カ月の間に、県内の経済界の人から2回も「田尾さん、今度また情報誌を出すらしいですね」と言われた。私は「REPO」に連載を頼まれただけだ。いったいどこの誰がデマを流しているんだ?(笑)
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2004年4月1日(木)
朝から週刊現代のうどん取材でなかむらと山越へ。なかむらのおっちゃん、にこにこしながら別れ際に週刊現代の担当のお姉さんに一言言いました。 なか「文春みたいに…ならんようにな…」 おっちゃん、相変わらずええ味出しとる(笑)。
山越、久しぶりに行ったら第3駐車場(やったっけ。店のすぐ裏の所)が庭みたいになって、駐車場でなくなっていました。娘さんが「今度そこに天ぷら小屋作りよんで」って。おもろいなあ。店の人が楽しんでるのがええなあ。現代のおねえさんとカメラマンの会話。
カメ「何か道の駅みたいになってきましたねえ(笑)」 現代「それにしてもこっちはきれいな丸い山がいくつもありますね」 カメ「素直な子供が山の絵を描いたら、こんな山を描くんだろなあ」 現代「私たちはもう、こんな山描けない(笑)」
週刊現代チームは初めての讃岐うどんだったそうですが、昨日谷川米穀店に行ったらおばちゃんたちがとても親切にしてくれてお土産までもらったそうで、香川のうどん屋の風景(景色も人も)の優しさにすごく感激していました。ずーっと言い続けていますが、讃岐うどんの魅力はうどんの味だけじゃない。こういうのがじわじわと効いてくるんですね。
超麺通団2は3月27日に第一弾の原稿、これまでとかなりテイストの違う約2万5000字を上げて、あと約15万字じゃ。 ごん「できるんですか?」 団長「5日で2万5000字書いたからな。1日平均5000字やろ? 4月から大学が本格的に忙しくなるから平均この半分としてやな、ま、すぐできるな」 ごん「1日2500字として4日で1万字でしょ? 15万字ということは……2カ月かかりますやん!」 団長「まあまあまあまあ、そう何事も計算で答を出したらいかん。遅れることもあれば、進まんこともある」 ごん「遅れるばっかりやないですか!」 目標、4月中じゃ。
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