2006年07月の日記 |
2006年7月29日(土)
今日は四国学院大学のオープンキャンパス。我がカルチュラル・マネジメント学科は普通の学科紹介ではなく、毎年ステージを使った1時間くらいのトークショー仕立ての学科紹介をやっている。舞台演出と音響照明指導は銀河鉄道の主宰もやっている上村さん(もちろんうちの学科の教授)、司会進行は私と学生の木戸(学生ながらテレビやラジオやイベントにも出演している)、学科紹介の映像制作はこれまたプロで学科の講師を務める今井先生という豪華メンバーで、この下に学生がスタッフで付いて指導を受けながら進行作業を行うという、これまた授業の一環のステージイベントである。おもろいっすよー、カルチュラル・マネジメント学科。
で、昨日の「世界のB級グルメ屋台村」も引き続き営業して、なかなかおもしろいオープンキャンパスになりました。
午後3時、学科紹介と屋台村を終えた頃に千趣会の池GさんとLマガジンのスタッフと何やら取り巻きの方々が来校して、Lマガジンの「うどん特集」の取材を受けました。そしたら取り巻きだと思っていた方々の中に、あーっ! 見たことある人が!
紹介されたら、あれですがな! 映画『サマータイムマシンブルース』に出てきためちゃめちゃおもろい兄ちゃん、まだ公開前だけど映画『UDON』ではめちゃめちゃおもろいタクシー運転手役の兄ちゃん、永野宗典その人ではあーりませんか! 何でここに来てたのかわからないまま、ツーショットで写真撮らせていただきました(笑)。
午後6時頃、帰宅。本日を以て、私の前期の大学の仕事、終了しました。昨日から学生は夏休み。その間に私は、前期のレポートチェックと成績付け、『インタレスト』の第2号の取材編集ゼミ活動、後期の授業準備、研究取材旅行等をこなすことになっております。ちなみに明日は「放送メディア論」の研究の一環として、KSBの偉い人と現場の人と一緒に山の中腹で棒を振りながら歩くことになっております。
ごん「ゴルフかい!」 田尾「ええやないか! 半年ぶりに遊ばせてくれ!」
放送業界の方々のゴルフの腕前の研究じゃ(笑)。
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2006年7月28日(金)
朝9時から「世界のB級グルメ屋台村」の準備を開始し、11時にオープン。今回は主に学内の学生たちがターゲットということで、まあ全学生の1割、200人も来たら御の字、店は8軒あるので、1人が2〜3店をハシゴするとして、まあ1店あたり60食くらい用意していればちょうどくらいかな…と思っていたら、11時半頃から屋台村には人があふれ、営業時間は午後6時までだというのに午後1時過ぎには何と5店が売り切れ。あわてて各店が材料の買い足しに走って、でも急な間に合わなくて1時半から3時頃まで開店休業状態になって、3時頃に3店が復活したらまた人が集まりだして、予想外の大盛況になりました。
学外にはあまり告知してなかったのだが、麺通団員のS原と松本君が来て、ガモムスが彼女連れて来て、あられが来て、KSBからは本庄さんがカメラ連れて取材に来て、四国新聞からは坂本君が来て、あと、お会いできなかったけどたぶんいろんな方々が来られて、すみません、ありがとうございました。
で、今日はこれが6時まであるので「KSBスーパーJチャンネル」はお休みとディレクターに言ってあったし昨日の日記でも書いたのだが、取材に来た本庄さんから頼み込まれたのである。
本庄「田尾さん今日来てくださいよ」 田尾「だってこれ、6時まであるもん」 本庄「今日、岩井さんが来る予定だったんですけど、韓国で洪水に遭って帰って来られなくなって、今日ゲスト誰もいないんですよ」 田尾「何とな!」
Jチャンは夕方5時前から。B級グルメ屋台は学生監督の森松が頑張っとるし、神野先生もおるから全体のことは私が抜けてもたぶん大丈夫だけど、個別の店で私が担当している「ペルーヴィアン焼きコロッケ・パパレジェーナ」のコーナーが、何せ担当学生が新延、大平、近藤、川口、横山ゴリというやんちゃクインテット(笑)なもんでとっても心配…と思っていたら、彼らが「大丈夫ッスよ」とか言うもんだから、結局午後4時前に会場を抜けて、KSBに滑り込んで出てきました。
出演中、ニュースの中で「B級グルメ屋台村」の取材VTRを流していただいきました。森松監督、カッコよく映っとったがな。あとは、この屋台村イベントマネジメントの授業の一環なので教材に使わないかん。とりあえずポイントの一つは「予想外の大盛況で1時間半の開店休業状態になった」こと。これを「うれしい誤算」と評価するのは、そら“学芸会”である。実社会のビジネスの現場でこんなことやったら「大目玉くらう」ということを教えとかないかん。1時間半の売上を飛ばして、お客さんからも機会を奪ってしまったのだから。ま、読み違えたのは私やけど(笑)。
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2006年7月27日(木)
こないだ火曜日、大学で仕事を終えて夜、FM香川で「麺通団のうどラジ」の収録前に立ち話をしてたら、今日のゲストの白川うどんの山下君に尋ねられた。
山下「田尾さん教授はいつまでやるんな」 田尾「定年は65歳らしいけど、俺の教えることが学生の役に立たんようになったら、教えるのをやめる」
学生にものを教えるんて、怖いよなあ。いや、殴られるとかそんなんじゃなくて(笑)。私、やってみて初めてわかったけど、あいつら社会のことほとんど何も知らんわけで、それでもって結構素直なもんだから、教えることをほとんど咀嚼(そしゃく=H谷川君読めんからな)せずに信用するのよ。怖いなあ。あれ、おかしなイデオロギーとか吹き込まれたら簡単に洗脳されそうな怖さがあるんだ。しかも教室の中では私ら先生の言うことをチェックする人がおらんから、大人同士で議論したら簡単に論破されるような論理も教室の中だけではまかり通ってしまう。怖いなあ。
けど私の担当講義はアイデア開発やマーケティングやマネジメント関連がほとんどなので、そういう怖さはたぶんないけど、その代わり、別の怖さがある。それは、彼らがまだ20歳前後だということである。だいたいマーケティングやマネジメントの手法や実践例の多くは短期的に通用するであろう話なのに、彼らが実践の現場で能力を発揮する時は今から10年も20年も先の話、マネジメントとなると30年以上も先のことかもしれんのである。言うとくけど、そんな先に、今の手法の何が通用するのか、通用しないのかなんて予測不可能です。すなわち、将来通用しなくなるセオリーや手法を教えてしまうかもしれないという怖さがあってなあ。
それで毎年、毎回、授業の内容をものすごく考えよるわけです。ただの自転車操業ではない! と強く牛乳屋さんに言うとかないかん(笑)。さらに全科目について、授業半期終了後、学生にレポートを出させて、その中で全科目「授業の感想と意見」を書かせて、その内容を全部読んで翌年の授業内容を改善しよるけど、やっぱ私は学者とか研究者でないから、それをやり続けなしゃーないがな。こないだはマガジンハウスのKさんから「講義を見せてくれませんか?」というオファーがあったので、2科目見てもらった。先生がチェックされる参観日みたいなもんじゃ(笑)。
けどいずれ、私の考え方も時代とズレてくるのである。もうズレかかってるかもしれんけど、必死で修正して、それでも修正がきかんようになってきたら、20歳前後の学生に教えるのはやめる。ま、そういう覚悟でね。
山下君、家の新築をする時はあの伝説の「新築初日に風呂の中でうどんを食う」というのをぜひやりたいと言うので、我々がご教授して差し上げた。
山下「けど僕はそういうの見たことないんで、どないしたらええんかわからんのですわ」 団長「しょうがないな、私が教えてやろう。まず、湯船にお湯の代わりにうどんを張る」 山下「え、えー! 湯船にうどん入れるんですか!」 ごん「あと、シャワーひねったらダシが出てくるようにしとってね」 団長「あ、ええ感じやね(笑)。で、しかるのち、シャワーでうどんの入った湯船にダシを注いで、ひたひたになったら、そこに入る」 山下「うどんの中に入るんですか!」 団長「ひやあつにしとけよ。あつあつにしたらヤケドするし、ひやひやにしたら風邪引くからな」 ごん「で、中に入ったらそこにみんなでネギと天かすを振る」 団長「またまたええ感じやね」 山下「H谷川君、これどうしたらええんや。団長の言うことやからせないかんような気もするし、けど明らかにウソやし」
やっぱ煩悩の多い社会人は洗脳できんのー(笑)。
さて、明日は11:00から18:00まで、大学でカルチュラル・マネジメント学科のイベントマネジメントの授業の一環で「世界のB級グルメ屋台村」をやる。そやからKSBの「スーパーJチャンネル」はたぶん休む。今日は夜7時前までその設営と諸々の準備で、汗だくになって日を浴びて真っ赤に焼けたがな。神野先生や担当学生の森松監督と山下コーチ以下、よう頑張ってそこら辺のバザーは超えた予想以上の屋台村設営ができました。夏休み前のひとイベント、ダラダラとゆる〜くやりますんで、暇な人は遊びに来てください。ほな。
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2006年7月24日(月)
牛乳屋さんに「10日も日記書いてないぞ」言われて気がついた。あらー、10日も田渕のネタをさらし者にしとったんか(笑)。
さて、牛乳屋さんと会ったことでも予測がつくように、今朝「超麺通団3」の校正作業が山を越えて、ついに終わりが見えました。フヌケのようになって夜の9時半にアップタウンに行ったら牛乳屋さんがいて、何がどうなってそこに行ったのかわからんが「クジラの養殖」の話に。
田尾「クジラはデカイから生簀で養殖というわけにはいきませんからね」 牛乳「瀬戸内海全部使わないかんな。豊後水道と紀伊水道と下関のとこを閉じたらええんか」 田尾「すごいでしょうねえ。エサやる時なんか、係員の足音を聞いたらクジラいっぱい寄ってきて、エサまいたらバッシャンバッシャンいうて食いよる(笑)」 牛乳「けどな、動物いうのは環境に合わせて変化していくから、瀬戸内海で飼いよったらたぶんクジラも小型に進化していくで」 田尾「ほなそのうち全長30センチくらいのクジラが出てきて、けどちゃんとクジラの形してて、潮を噴く(笑)」 牛乳「5センチぐらいピュッと(笑)」
何か今日は疲れだけが残る「ない話」に終始(笑)。いかんなあ。切れ味を戻すのにちょっとリハビリせないかん。とりあえず明日、「早朝峰山」に行ってきます。
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2006年7月14日(金)
ふー。まだ終わらん。オニのような仕事の嵐だ。
午後2時前、朝から何も食べてないので合間を縫って昼飯を食べに研究室を出たら、おもろい方のO西と堀Kに出くわす。
O西「あー、田尾さんやー」 田尾「おー」 O西「どこ行っきょんですか?」 田尾「あてもなく昼飯でスパゲティナポリタン玉子入り大を食べに行く」
「いかにO西といえどあまりに疲れてて一ネタやりとりする気力がない」っちゅうのを0西も察知したのか、お互い「はは」とか笑って、私はただでさえ引きずり気味に歩く足をいっそう重く引きずりながら、大学のそばのスパゲティナポリタン玉子入り大がうまい喫茶「ごっこ」に行ったら、学生の福田、前田、重谷らが来ていた。
前田「田尾先生、お疲れのご様子で」 田尾「はい」
一言二言交わして、私は本棚にあった週刊文春を取って、見るともなく見ないともなくめくっていたら、続いて学生の田渕が入ってきた。
田渕「あ、お疲れ様です」 田尾「おー」 ……… ……… 田渕「何か今日、ノリが悪いですね」 前田「ツッコミにくいあいさつするからや。何かこう、田尾先生が食いついてくるようなあいさつしないと」 田渕「そうですね」 ……… ……… 田渕「ジダンはどうですか?」
田渕、めちゃめちゃポイント高いけど、今日は勘弁してくれ(笑)。
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2006年7月4日(火)
日記書いてる場合ではないのだが、さっき1週間がかりで大きな山を1つ越えて、ちょっと息をついてふと日記を見てみたら1週間以上飛んでたので、次の山にかかる前に一息。あと、飯野山級の山が2つと、峰山が3つくらいじゃ。
先週は水、木、金と授業や打ち合わせ事やテレビやラジオでびっしり。その合間というか寝る間を縫って、必死のパッチ(今時言うか)で「超麺通団3」の原稿を書いていたのである。で、土曜日は早朝からごんとH谷川君とカメラの安藤君の4人で撮影行。このお笑い道中の顛末は「超麺通団3」に載せるので書けない。夕方撮影が終わって、そのまま6時から「インタレスト」の次号の編集会議。学生編集長の源成に「笹木に連絡して社会人組も集めてくれ」言うてたので、10人近くが集合する予定であった。
田尾「ごんはこの後、編集会議やからな」 ごん「何ですか? 聞いてないですよ」 田尾「何でや。源成から笹木を通じて連絡行っとるはずやぞ。笹木と和DとS原と松本君と、ごんと」 ごん「来てないっすよ」 田尾「おかしいのー。待てよ、わかった、俺、源成に“知恵の出るやつ全員集め”言うたかもしれん」
編集会議はごん抜きであったためヨタ話に時間を取られることなく、夜の10時半まで4時間半の充実した内容であったが、次回送りの案件も多く、苦労はまだまだこれからだ。
ごんからの情報で、こないだWikipediaの私の所の内容の間違いを指摘したら早速直っているとのことで、夜12時前に家に帰ってチェックしてみたら、ほんまに直っとるがな。すごいなあ。誰が直してるんやろ(笑)。ちなみに「超麺通団2団長の事件簿」の私のプロフィールのところを見たら、これか! これが経歴のところを間違ってるやんか。すんません、これ見て書いてくれてたんですね。
今日は朝から原稿の合間を縫って、県の観光振興課に呼ばれて、映画「UDON」の公開を機に香川のPR活動をするとかでいろいろアドバイスというか意見交換をしてきました。11時前に終わって、久しぶりに竹清に行って2玉とちくわ天と半熟卵天を食って、大将や奥さんやパートのおばちゃんと立ち話して帰って、昼からまた苦しみながらパソコンに向かって、さっき山を越えて冒頭に戻る。あと、ぐるぐる読んどいて(笑)。ふー、今から明日の授業準備や。
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