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2006年11月の日記
2006年11月30日(木)

 ついにインタレストの原稿アップじゃ! 松本君、峰山行くぞ! 行けるかい! いや、私は行ける。何を言ってるのか私は。

 ま、松本君は行っとる場合ではないが、私も行っとる場合ではない。明日は授業をやってテレビをやって、あとは月曜日までびっちり、ユンケル5本ぐらい買い込んでコバンザメのように松本君ちに張り付いて徹夜も何するものぞの制作総指揮と校正だ。やる時はやるぞ。やる時にやってたらもうとっくにできてたっちゅうねん。何か開放感でテイストがおかしいのでもう寝るっちゅうねん。
2006年11月26日(日)

 日記が途切れるのは、まだ仕事に苦しんでいる証です。あとちょっと。たぶん明日の夕方には、インタレストの原稿は全部松本君ちに押しつけ…でなくて発注できる。そうなるともう私の仕事は、松本君を鬼のように追い立てて上がってきたページを校正するだけだ(笑)。

 違うんよ。毎週授業はいっぱいあるし、年末までに学生指導しながらプラクティカム発表用の作品を2本仕上げないかんし、その間に会議やらロケやら録音やらテレビやらラジオやら新聞の原稿2本やら、ぎっしりあるのを今、忘れたふりしてるの。などというこないだ、姫路のゆうすけ(かつての文化人講座の投稿人であるが、会ったことはない)から「インタレストはまだかいの」という手紙が来たので、お答えしておきましょう。

「まだじゃ」

 あ、いや、そんなに力強く言うことではないのですが、今のところ12月10日完成予定で行っとるが、遅れることは確定的である。目標、12月15日! というわけで、今から入手希望者を募集します。お送りできるのは、以下の条件を飲む人。

(1)冊子は無料であるが、郵送料金受取人払いOKの人。
(2)四国学院大学及び同カルチュラル・マネジメント学科に対して、「ええ大学でええ学科やなあ」と思いこんでくれる人。
(3)こっちから送る宛名書きの文字が汚くても怒らない人。

 以上の条件に当てはまる人で「インタレストlate2006(第2号)」をご希望の方は、ハガキまたは封書に郵便番号、住所、氏名、年齢と「インタレスト第2号希望」と書いて、


765-8505 香川県善通寺市文京町3-2-1 四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科「インタレスト編集部」

までお送りください。気の利いたコメントを書いて頂いてもOKです。また、読後に感想を書いてくれると、第3号でネタ切れでスペースが余ったら載せるかもしれません。それから、完成したら応募先着順にお送りしますが、応募があまりに多いと途中で締め切っちゃうかもしれませんのでご了承を。あーあ、募集始めてしもたぞ松本君(笑)。

 今入ってきた情報を一つ。渋谷の讃岐うどん店「じゃぶかま」が、11月28日(火)11:00から、リニューアルオープンで何と「うどん食べ放題、しかもタダ!」をやるそうです。お近くの方はぜひどうぞ。
2006年11月20日(月)

 朝起きたら8時7分でした。FM高松の生放送、8時15分からです。もう笑うしかありません。あっはっは(笑)。

 えーと、とりあえずですね、今日は電話出演ということにしてもらうとして、FM高松に電話しようとして、電話番号がわからないことに気がついた。代表電話にかけても朝が早いから誰も出なくて、スタジオの横の部屋にいるアシスタントのところに電話をせないかんのだが、うわっちゃー、番号がわからん。どうすりゃこれ。あ、そうや! 佐野さんの携帯に電話したらええんや! と思って電話したら、いつまで鳴らしても出えへん! どないなっとんじゃ! あ、佐野さん今、生放送中やがな。うわ! 8時13分になった!

 と思ったら、アシスタントのねえさん(若いと思うけど)から電話がかかってきました(笑)。

田尾「田尾でーす。8時7分に起きましたー」
アシ「じゃあ電話にしますかぁ」

 本番1分前でも動じないアシスタントです(笑)。えー、寝起き丸出しの声で10分ぐらいバカ話して、本日のスタート。10時頃、録音を1本済ませて、昼から講演を1本済ませて、今日もむちゃくちゃ苦しみながら仕事しました。夕方6時前、小さい山を一つ越えました。引き続き夜中の1時半まで仕事しました。明日は6時頃起きです。今日はこれぐらいにしといたる。
2006年11月19日(日)

 朝6時起床。顔を洗って直ちに仕事に取りかかる。2時間近くやって、家内爆睡中につき自分で卵とハムを炒めて昨日の残り物と合わせてご飯食べて、ちょっとテレビをつけたら、何か変な話をしてましたよ。

 わけ知り顔のキャスターとアシスタントと、国会議員が数人と連合の偉い人が出ていて、法人税の減税政策の話をしていたのだが、その前提がこんなことになってまして(笑)。何でも「企業収益が上がってきた」「企業の設備投資額が上がってきた」「なのに社員の給料は上がってない」という3段論法みたいな話の進め方をしていたんですが、それ、キャッシュフローのことがまるで抜けてますよ(笑)。

 企業が設備投資をする時は、多くの場合、自己資金に加えて借り入れを起こしますよね。すると、その借入金を毎年返済しないといけませんが、借入金の返済って、決算上の経費項目(管理会計上)に入らないですよね。つまり、例えば経常利益が1億円出たらたぶん法人税などを払った残りの税引き後利益(これも管理会計)は5000万円とか6000万円くらいになると思うけど、キャッシュフローではそれとは別に借入金の返済をしないといけないわけです。減価償却とか、キャッシュフローを伴わない経費も管理会計(決算)に計上されていますが、大ざっぱに言うとそういうことです。

 ということは、例えばもし借入金の返済が年間1億円あるとしたら、決算で経常利益、あるいは税引き後利益が1億円出ても、キャッシュはショートするわけです。このキャッシュフローの話を抜きにして、表に出てくる決算数字だけで「利益が出てるんなら社員に回せ」とかいう話をしてもどうにもならないと思うんですが。「管理会計で利益が出ても、キャッシュフローで肝心のお金がない」という状態は、どこの会社でもあります(逆に決算が赤字でもキャッシュはふんだんにあるという会社もある)。ついでに言えば、会社が倒産するのは管理会計(決算)の赤字ではなくて、キャッシュフローのショートですよ。

 だから、表に出てくる「経常利益1億円」というのは「キャッシュフローでお金が1億円残りました」という話ではない。しかも借入金の返済はキャッシュフローの話だから、新聞には出てこない。ということは、経常利益を見てもその会社にお金があるかどうかはわからない。こんなのは会社の経営してたら常識だし、経済を語る人にとっても常識でしょう。

 さっきの前提のうち「設備投資額が増えてきた」というのは、当初はたぶん「借入金増」でキャッシュは「IN」だと思うけど、それとセットで「借入金返済」によるキャッシュの「OUT」がついてくる。もちろん中期的には設備投資による売上増でキャッシュの「IN」が多くなるという狙いですが、いずれにしろ「設備投資増」を短絡的に企業のキャッシュの「IN」であるとするような前提は間違っています。

 などということを考えてたらあっという間に1時間経ったがな。うわー、働かないかんのに宮里の第3ラウンドが始まった。え? 今日、マイルチャンピオンシップか? 日曜洋画劇場、「デイアフタートゥモロー」か。地球が凍るんか。氷か…。シェンクか! 氷の王者、札幌オリンピックで1500m、5000m、1万mの3冠を獲ったアルト・シェンク。マルカシェンクの単勝1点。ということで、レース発走前にこの日記、上げときます(笑)。

 あ、こないだのエリザベス女王杯、フサイチパンドラの単勝を当てたカッシー(FM香川「うどラヂ」のディレクター)が自慢を押し殺して(笑)「どうでした?」とか聞いてきたので白状しますが、あの時の洋画劇場が「ダイハード2」。かつて「2」の解読で幾度となく煮え湯を飲まされてきた我が暗号解読チームは、その経験から「2」は「主人公が同じ」であるという暗号の基本に行き着き、その「主人公」を昨年の覇者スイープトウショウの単勝と、つい一つ前の牝馬G1の覇者カワカミプリンセスの単勝の2点に絞るところまでは行ったのだが、「ダイハード(なかなか死なない・しぶとい)」に引っかかって、死んだと思っても死んでない…うーむ…とか考えてて、仕事に追われてるし当たっても安いし、ということで買うのをやめました。すんません。降着だったのね。
2006年11月19日(土)

 連日くるちい(笑)。朝8時、あまりにも体がなまって仕事に対する集中力が長続きしないので、肉離れ明け初の峰山に行こうと思い立って、寒かったので今季初のサウナスーツを着用してビークォーター飲んで、ふと思い出したのである。インタレストの作業で、デザインの松本君にどうしても現物を渡さないかん案件がある。ふーむ、峰山に行く途中に松本君ちがあるから、ついでに持って行くか。私は電話をした。

田尾「田尾でーす」
松本「おはようございます」
田尾「起きとんか」
松本「起きてますよー」
田尾「今朝3時半頃にメール来てたやんか」
松本「ずーっと起きてますよー」
田尾「また徹夜かい!」

 私は峰山に行く途中に現物を持って行くことを伝え、徹夜明けの松本君を気遣って付け加えた。

田尾「とりあえずそれ渡して、俺は峰山に行くけど今日は来んでええからな。もう寝よれ」
松本「すみません」

 松本君はかなり弱った声を出して答えた。私は電話を切ったあと、「郵便受けにでも入れとくからもう寝よれ」と言っておけばよかったと思ったが、まあ10分ぐらいで松本君ちに着くからええか、と思い、そのまま家を出てKSBの横を通ってコンビニの横を通って、民家の間の細い道を松本君ちに向かって歩いて行ったのである。

 土曜の朝8時過ぎは、さすがに人もほとんどいない。私は今日一日の仕事の段取りを考えながら黙々と歩いた。しばらくすると、松本君が借りている青空駐車場が見えてきた。何か、おっさんみたいな人がいる。土曜の朝から動いとる人もおるんや、と思って近づいていったら、そのおっさんは何やら屈伸運動を始め、さらに近づいていくと軽い“もも上げ”まで始めて…もう松本君〜、峰山行くんかい(笑)。

 今日は登り道の間、二人でずーっとお互いに仕事が遅れている言い訳と今いかに厳しい状況に追い込まれているかを言い合って(笑)、ま、お互いに傷をなめあって、帰り道では深くニッポンの教育問題を語り合って、午前10時に山を下りてきた。で、家に帰ってシャワー浴びて、それからむちゃくちゃ仕事をした。途中で昼過ぎにCSで宮里がトップを走っているLPGAのツアー最終戦第2ラウンドの中継があったので1時間くらい見たけど、夜12時までずーっとパソコンに向かって仕事した。物理的には大して進んでないが、苦しみながら机に座って集中していました。今日はもう寝て、明日朝早く起きて続きをやる。
 
2006年11月17日(金)

 ふー、怒濤っちゅうのはしばらくしたら過ぎるんちゃうんかい。菊花賞の日の淀の駅も晩の7時には客が引いとんちゃうんかい。みたいなツッコミも私から入ろうかという、怒濤である。肉離れの状態もかなり良くなって明日には峰山に行けようかという回復ぶりなのだが、時間が回復せん。

 朝から大学でインタレストの原稿にうなっていたら授業の時間になって、授業を一本終えて教務課に立ち寄ったら、私宛に怪しいクール宅急便の発泡スチロールの箱が届いていた。見ると差出人は岐阜県美濃市の観光課長の宮西さんで、品名のところに「とんちゃん(生物)」と書いてある。これ、受け取った人、ビビッたやろなあ。「とんちゃん」がまずわからんし、「生物」やぞ(笑)。

 実はこないだ美濃市に講演に行った翌朝、宮西課長がホテルまで来てくれて最寄りの駅まで車で送ってくれたのだが、その間に「とんちゃん」の話になったのである。課長によると「とんちゃん」とは美濃市から飛騨あたりにかけて食べられている「豚の内臓」だそうで、同じく鶏の内臓の「けいちゃん」というのもあるそうで、これを鉄板の上で焼いて食べさせるむちゃくちゃうまい食堂がすぐ近くにあるという。けど食べてる時間がないので「それ、グルメネタとしてはポテンシャル、ありますよ」とか言って、時間が来たので美濃市をあとにしたのである。そしたら課長が、とんちゃんを送ってくれたのだ。「生物」は「せいぶつ」でなくて「なまもの」だ(笑)。

 ミーティングを終えて1時半頃に研究室に帰ったら、課長から電話がかかってきた。「とんちゃん、届きましたよー」言うたら、「日持ちがしないのでできたら今日中に食べてください。6人前入れてますから」とのこと。そんな、急に6人前もどうすりゃ。うちは家族2人やし、大学で昼間っからこんなもの鉄板で焼いて食べるわけにもいかず…。とりあえず私は学科事務室で眞鍋と思案した。

田尾「こんなもんを今から大学で鉄板で焼いて食べるなどということができようか。神野先生ならできる(笑)」
眞鍋「神野先生ならできますね(笑)」
田尾「けど昼間っからはいかんやろ。誰かが通報したら新聞に載るかもしれんぞ」
眞鍋「不謹慎だとか言うてね」
田尾「新聞の見出しは決まっとる。“とんちゃんでトンチャン騒ぎ”(笑)」

 アホなこと言うとる場合ではない。しかし夜はテレビがあるから大学でトンチャン騒ぎはできん…と思ったところでハタと名案が浮かんだ。直ちにアップタウンに電話。

田尾「田尾でーす」
マスター「おう」
田尾「実はかくかくしかじかで、テレビの前にとんちゃん持って行きますんで、冷蔵庫に入れとってもらっていいですか? ほんでテレビ終わったらまた行きますんで、マスターに焼いてもらって食べる」
マスター「なるほど、トンチャン騒ぎするわけやな」

 たぶん美濃市ではこのダジャレ、1万回ぐらい使われとるぞ(笑)。というわけで夕方、私はアップタウンにとんちゃんを持ち込んで、テレビが終わってアップタウンに行って、マスターの仕事で私と家内と牛乳屋さんとなおちゃんとねえちゃんがとんちゃんの試食をすることになったのである。

 箱の中のとんちゃんは、ビニール袋に入れて密封してあった。すでに下味が付けられていて、キャベツなどを入れてフライパンで焼くだけでいいと課長から聞いていたのでマスターにそう伝えたら、マスターは6人前を3つに分けて、そのまま焼いてダシがいっぱい出てモツ煮みたいになったものと、ダシをちょっと切ったものと、ダシを完全に切ってさらに炒めて水分をかなり飛ばしたものと3種類作って出してきた。何かちょっと加えて仕事してたみたいやけど。

 えーと、最初プンとにおう感じがしたけど、うまいです。酒やビールのアテ、というより白ご飯に合うみたい。炒めて飛ばしたやつはちょっと旨味も飛んで、えーと、炒めん方がええみたいです。というより「とんちゃん」「けいちゃん」というネーミングがまあちょっとインパクトがあって、何かうまいことしたらちょっとどないかなるかも…という感じがしますね。課長によると、美濃市駅の近くの何とかいう食堂のとんちゃんが最高やそうです。また何かで行くことがあれば、本家のとんちゃんを食べてみないかんけど、行くことあるかなあ。

 ちなみに怒濤の中、アップタウンに来るのは何と2週間ぶりで、これでは“ない話”の勘も鈍ろうというものであるからリハビリを兼ねてとりあえず今日は「ゴミの少量化」という地球的なテーマで意見交換をして来ました。

田尾「もうスーパーは全商品、量り売りにしたらどうですかね。買いに行く人はみんな、自分で袋かタッパーか持って行って、量り売りでそれに入れてもらって帰る」
牛乳「どっかで見たぞ。ドイツとか、ビンを持って行って牛乳とか量り売りで入れて帰るみたいな」
田尾「ちゃうんですよ。そんなんだけでなくて、もう全商品量り売り」
牛乳「どんなん?」
田尾「例えばポッキーとか。こんなでっかい直径2メーターぐらいの入れ物にポッキーがバラで10万本ぐらい入っとって、客は量り売りで買う。100円入れてレバー押したらザーッと100円分出てくる(笑)」
牛乳「ええなええな」
田尾「ふりかけコーナー行ったら、直径2メーターぐらいの容器にのりたまが満杯入っとって、100円入れてザーって」
牛乳「インスタントコーヒーも(笑)。ビン持って行ってネスカフェ、ザー、マキシム、ザー。ブレンドもできるがい(笑)」
田尾「日用品コーナー行ったらつまようじが100万本ぐらい入った容器があって、100円分、ザーって(笑)。牛乳屋さん、店作りましょう!」
牛乳「ま、作ってくれ」

 というか、こんなことやっとる場合やないんや。峰山ももう11日も登っとらんし。
2006年11月9日(木)

 昨日の日記にさっそく佐野さんからクレーム(笑)がついて、

(佐野)
違うでしょ、あれは。「本番直前、しっけたポン菓子をほお張りながらコーヒー片手によたよたスタジオに入っていったら」という、ト書きが抜けてるでしょ。その後、私が言ったセリフは、「ここはリビングじゃないんですから(笑)」ですよ。

 って。そんなことしたのか私は。そんなことしたなあ(笑)。スタジオの横の自販機で90円のカップのコーヒー買ってスタジオの手前の部屋に入ったら、アシスタントの子が(うかつに名前を書くとクレームが入ったらいかんので伏せるけど1人しかおらんので関係者には丸わかり)私がコーヒーを持ってるのを見て、これは何かお菓子でも必要な状況であると見抜いて「こんなんしかないんですけど」言うてビニール袋に入ったちょっと湿気たポン菓子を出してくれて、お菓子せんべい類は湿気たのをより好む私はそれをひとつかみ食べたらことのほかうまかったのでもう一口食べようとしたら、スタジオからお呼びがかかったのでそのままポン菓子を持って入った、と。

 ま、どっちにしてもろくな入り方ではないか。ちなみに佐野さんから「私は人を服装や肩書きで判断しない、というか服装や肩書きで態度を豹変させる人とはさりげなく距離を取らせていただくというスタンスでいることをちゃんとフォローしといてくださいよ」というメッセージもいただいておりますので(笑)。

 続いてのお便りは関東在住の40代の男性から。もう名前伏せる伏せる(笑)。

(匿名扱い)
ところで、インタレストの編集長の源成くんというのは何と読むんですか。あれは姓と名前なんでしょうか。皇室に繋がる「みなもとのなり」というやんごとない方なんでしょうか。あるいは中国か韓国の人で「げん・せい」なんでしょうか。まさかと思いますが「げんなり」さんでしょうか。「げんなり」という人が編集長だとみんなげんなりしてしまってモチベーションが…。朝からくだらんメールですみません。わはははは。

 あっはっは! やつは姓が「池田」、名が「源成(げんせい)」です。ほんまに「げんせい」と読むらしい。学内では学生も先生も全員が「ゲンセー」と呼んでいる。携帯に電話したら本人も「ゲンセーです」いうて出る。一度何かで出席を取る時に「池田くん」と呼んだら、本人も自分のことやと思わずに返事をせんで、あやうく欠席扱いになりかけたこともある。

 続いてのお便りは善通寺市にある有名私立大学にお勤めのJBさんから(笑)。

(JB)
こないだの日記にあった「タコヤキ帝国の逆襲」は俺がタイトル付けたんちゃうでー。

 あかん、投稿人まるわかりや(笑)。何か最近の日記、誤報が多いな。すんません。さて、今日は朝からスイッチが入って、インタレストの原稿、一気に4ページを上げて割り付けもして鼻息荒げて松本君に送りつけたぞ。あと6ページの特集2本。スイッチ切れんかったらあと3日で終わるがな。でも明日と明後日は大学の仕事でびっしり。電気の無駄遣いはいかんから、とりあえずインタレストのスイッチ切って寝るか。
2006年11月7日(火)

 昨日の朝のこと。ここのところ忙しくて峰山にもご無沙汰につき、朝のラジオにFM高松までジャージはいてウインドブレーカー着て首にタオル巻いて歩いて行ったのである。その姿を見たナビゲーター(と言わな怒る)の佐野さんに「いい加減な気持ちでラジオに来てません?」とか言われながら(笑)。

 姿はええかげんだがいつものように全力でラジオを終えて8時半、歩いてきたついでに帰り道にそのまま峰山に行くことにして、持参していたビークオーターを飲んで、ちょっとイタズラ心を出して松本君に電話、と。

田尾「何しよん?」
松本「働いてますよー。源成くん(インタレスト学生編集長)に“今日の朝、頼まれてたデザインを一気に上げる”言うてしもたもんで、社会人が約束を守らんいうのを見せたらいかんので徹夜明けですわ」
田尾「ふーん。今、実は歩いてラジオに来て終わって、また歩いて帰るんやけど、帰り道の途中に石清尾神社があるやんか」
松本「何かヤな予感がしますけど…」
田尾「ま、石清尾いうたら、峰山の登り口やわな」
松本「あの、まだデザインが上がってないんですけど、えーと、僕は源成くんとの約束と田尾さんと、どっち取ったらええんですかね」
田尾「冷静に考えてみ?」
松本「お供します」

 まそういうわけで松本君のたっての希望で、昨日は久しぶりに峰山に登ってきたのである。で、本日。朝から講義を2本連続で終えて、ミーティングを一つ終えて、インタレストの仕事資料を家の仕事場に置いているので午後3時半頃家に帰って、ふーむ、今から峰山に上がったらまだ明るいうちに下りてこられるな。ここは一つ、なまった体を引き締めるためにも2日連続で行くか。

 私はビークオーターを飲んで、今日は何か風が強くて肌寒いので完全装備で家を出て、気合いを入れてちょっと遠回りして花樹海の急な坂経由で峰山に行くというコースを取ったのである。深くかぶったキャップも飛ばされそうな風が吹く中、花樹海の下の坂の登り口に到着。この後部座席に重いものを積んで噴かしたら車がバック転しそうな急坂を、力強くグッ、グッと足を踏み込んで登っていく私。グッ、グッと踏み込んで、さらにグッ、グッと踏み込んで半ばまで来た時、「う?」。

 右のふくらはぎが何か言いました。えーと、軽い肉離れ? 確認のためにもう一回軽くグッと踏み込むと、んー、軽い肉離れ?

 松本君の仕事を止めた罰が当たったんか(笑)。もうー、また脚部不安! せっかくビークオーター飲んだのに、20分で足を引きずりながら名誉ある撤退じゃ。そのまま家に帰って仕事しました。源成から電話。

源成「台割の変更ですけど、漆原先生のページを3ページ取ってたのがどうしても4ページになるんで、そこに入ってた1ページを表3対向に持ってきて表3対向にあったページを表3と合わせて1ページに組み替えたら何とか収まるんですけど」
田尾「オッケー。それで行こ」

 源成がすっかり編集の台割調整までできるようになって、ぐんぐん成長しよります。すまんのー。助かるわ。
2006年11月5日(日)

 本日午後2時、美濃市より帰ってまいりました。

 去年の10月、高松市に全国から2000人くらいの市長や市の職員や議員さんを招いて行われた全国都市問題会議で、高松市の増田市長に頼まれて恥ずかしながら私が講演をしたのだが、その時に出席していた岐阜県美濃市の市長から「ぜひうちの市のまちづくりに携わっている人たちに聞かせたい」という恐れ多いリクエストをいただいて、土曜日に行って来ました。

 土曜日の朝、マリンライナーで岡山に出て、新幹線で名古屋に出て、東海道線で岐阜まで行って、迎えに来てくれてた美濃市の商工会議所の西田さんの車に乗って美濃市に入って、美濃市のうだつの町並みを散策して、夕方、料理旅館みたいなところで会頭や市長とお食事をさせていただいて、18:30から1時間半講演をして、引き続き1時間半パネルディスカッションみたいなのをやって、美濃市のホテルで一泊して、本日朝8時頃美濃市を出て、帰ってきました。

 私が呼ばれた今回の大きなテーマは、観光による地域の活性化とか中心市街地活性化とか、そういうものである。講演とディスカッションではどうしても原理原則的な話になってしまうが、講演の前後で市長や西田さんや観光課長と話してた時には、少しその応用というか、具体的な戦略の話をすることができた。

 こういうテーマについて私が持っている一番大きな原理原則は「目的と手段の整合性」である。つまり、具体的な目的をちゃんと掲げると、手段は「その目的を達成するのに何が有効か」という選考基準で自ずと決まってくる。だから私はいつも「“活性化”というのを目的に掲げてはいけない」と言うのである。

 「地域の活性化」というのは、具体的な目的ではなくて、それは「スローガン」である。すなわち「地域の活性化」という言葉には、「どうなったら活性化が達成されたとするのか」という具体的な目的がないのである。目的が具体的でないのに、それを達成するための有効な手段が出てくるはずがないのだ。

 例えば商店街の活性化。この日も講演会場に美濃市の商店街の方々が来られていたのだが、売上が落ちて悩んでいるという意見が会場から出てきた。ではその商店街の「活性化」とは、具体的にどうなりたいのか。答はたぶん、「お店の売り上げを伸ばしたい」だと思う。具体的な目的というのはそういうことである。「商店街の店の売り上げを伸ばす」という具体的な目的を掲げて初めて、それを達成するための具体的な手段が出てくる。

 売上を伸ばすためには、お客さんに商品を買ってもらうことである。当たり前である。ではお客さんは何を買うか? お客さんは「買いたい物を買う」のである。とすると、商店街の活性化(=売上を伸ばすための手段)は、どう考えても「買いたい物を揃える」がスタートラインである。当たり前である。ところが、全国の商店街で「活性化」を目的として、アーケードの全面改装、カラー舗装、統一看板の設置、ポケットパークの設置、イベントの開催という5点セットをやるのである。この5点セットのただ一つとして、「買いたい物を揃える」という手段に当てはまるものがないじゃないですか。

 みたいな話は大学の私の講義でやってるので、具体的な考え方や戦略の立て方はうちの学生だけに教えるから書かない(笑)。とりあえず、帰りに名古屋駅の構内できしめん食ってきました。きしめんに「ひやあつ」いうメニューが新登場してました。ざるきしめんに名古屋コーチンの何かおかずみたいなのがついたメニューです。何が「ひや」で何が「あつ」か、確認してません。「かけきしめん(500円)」いうのを食べたもんで。
2006年11月3日(金)

 今日のKSBスーパーJチャンネル(16:55〜19:00)は、中村君と本庄さんとレギュラーゲストの私と岩井志麻子さんの上に、西原理恵子さんと中瀬ゆかりさんが来て、突風が吹いたのである。部屋の窓を開けたら突風が吹き込んで、とりあえず部屋は壊れなかったけど部屋の中の紙類が全部飛んで灰皿の灰も飛んで壁に掛けてたカレンダーが落ちたぐらいの突風が吹いた。

 何でこんなことになったのかというと、既報の通り本日夜8時から四国学院大学で新図書館「エクテス」開館記念のイベント、西原理恵子、岩井志麻子、中瀬ゆかりの3人による女流文芸鼎談があるため、本番前の一稼ぎ…でなくて一暴れということで番組にやってきたというわけだ。

 わずか10分ぐらいの生出演だったけど、報道番組(?)ということで番組が用意してた「香川岡山の観光についての提言」みたいなフリに、いきなり西原さんが「高知は香川と仲悪いし…」みたいな後ろ向きな(笑)発言から始まって、

西原「香川の人はお金使わなさすぎ。貯金はするし真面目に働くし約束は守るし、おかしいよ」
中瀬「それが当たり前だって!」
田尾「というか、そっち(高知)使いすぎですよ。香川は100万円もらったら100万円貯金するけど、高知は100万円もらったら200万円使う言うし」
西原「いいんだもん。高知は四国じゃないし。高知は東南アジアだもん」

 あっはっは! もうどこに弾が飛んでいくか予測もつかん(笑)。フリートークずれしている私はめちゃめちゃ楽しかったけど、真面目に進める中村君と本庄さんはヘトヘトになってました。

 18:00頃、番組の前半が終わって西原、岩井、中瀬の3人は四国学院大学に向けて出発。CM中にシモネタも繰り出しながら西原、中瀬コンビがかなり危険な(笑)香りがし始めてた私は、3人の出発前に岩井さんに念を押して頼んだ。

田尾「今日は岩井さん、ストッパー頼みますよ! 文芸鼎談ですからね!」
岩井「私がストッパー?」
田尾「だってあの2人がどんな走り方するか、僕知らんもん」

 大学に行く途中でうどんが食べたいとか言うので、こんな時間に開いてる名店ということで「おか泉」をお勧めして、我々は3人を送り出した。それから番組の後半、3人が散らかした部屋を片づけながら(ここ、比喩ね)19:00に番組が終わって、私はそれから家内と大学に走って、会場に入ってヒヤヒヤしながら、けどまあ3人とも大人だし、岩井さんに念も押したし…と思いながら20:00過ぎ、ついに鼎談が始まったら、ストッパーのはずの岩井さんが率先して暴走じゃ!(笑)。

 のっけから場内爆笑の連続。後ろの方の席、ちょっと音響が弱くて爆笑してたら3人の会話が聞き取りにくいもんだから、世にも珍しい「抑えた爆笑」状態で1時間半の女流文芸鼎談が終了しました。500人くらい入ってたけど、入場整理券の申し込みは1300人を超えてたそうです。

 女流文芸の世界、こういう世界があるという実に深くアカデミックな一夜ではありました。「今夜のことは、口外してはなりませぬ(微笑)」。ご来場の皆さん、鼎談のキャッチコピーもお忘れなく(笑)。
2006年11月2日(木)

 暇なもんで、ちゃうちゃう、パソコンに向かって苦しんでるもんで、つい手遊びをして今年の自分の行動表をさかのぼって見てて、今年に入って行ったうどん屋を拾ってみました。結果発表です(笑)。

(8回)清水屋
(7回)がもう、なかむら
(5回)宮川
(4回)白川、やまうち
(3回)香の香、山下(善通寺)、三島製麺、東京麺通団、山越
(2回)さか枝、あたりや、こがね製麺所、谷川米穀店、松下、うどん棒本店、八十八庵、長楽
(1回)かめびし屋、さか枝、権平、いきいき香西、はなまる(田町)、中北、うどん屋(東かがわ市)、かすが町市場、日の出(善通寺)、福岡麺通団、冨永、松家、三徳、岩崎(丸亀)、花畑、松岡、もり家、こんぴらうどん(高松)、夢う、やす坊、竹清、じゃぶ釜、中浦、いきいき善通寺、わら家、岸井、丸山、大師うどん、さぬき一番(兵庫町)、はなや食堂、壱番屋、おか泉、麺や(綾川)、穴吹製麺所、塩田麺業

 一見して、かつての取材モードだった頃に比べると完全に「日常モード」に返ってるぞ。回数の多い上位は間違いなく、仕事場の近く(善通寺周辺)か通勤退社の途中にある店。高松の店に行く回数は激減である。何しろ、仕事場が善通寺だから昼食時に高松にいることがほとんどないのである。はりやは3回突撃しとるが、いずれも行列で退散しとる。

 あとは、テレビや雑誌のロケ取材で行った店も多い。今年は今のところ全部で54軒、回数にして100回ちょっとか。たぶん集計で抜けてるのがあるからもうちょっと多いと思うけど。麺通団団長としては少ないか? あと2カ月でどこまで行くかなあ。

 さて、明日から大学祭に入るので今日は午前中授業で、あといろんな作業をして夜9時、予定通りアップタウンに行ったら予想通り牛乳屋さんがおりました。本日のバカ話のメインテーマはこれ。

「水槽に、水槽の底面積をはるかに超える量のカレイを入れたら、カレイはどういう状態でおるのか」

 バカでしょう?(笑)

田尾「海遊館のあのデカイ円柱の水槽に、底面積の10倍ぐらいのカレイを入れるんですよ。ほんだら底から、砂の層の上にカレイの層ができる(笑)」
牛乳「ええなええな(笑)」
田尾「これ、上から槍で突いたら、いっぺんに10枚ぐらい刺さりますよ」
牛乳「いや、そうはいかんな。あいつらも突かれとないから、上から槍が来たらこう、ブワっと避けて槍が底の砂を突くんちゃうか?」
田尾「なるほど、突いても突いてもブワっと逃げられて(笑)」
牛乳「サメに襲われるイワシの大群状態や」
マスター「カレイは底いっぱいになったら壁に張り付くやろが」
田尾「ほんだら水槽のプラスチックの壁面いっぱい、カレイの腹が張り付いた水族館(笑)」
牛乳「気持ち悪いわ!」

 ない話は延々続くのだが、あとはぜひ皆さんで展開してみてください。せんでもええけど。とりあえず何ぼ続けても結論が出んので、「俺がカレイなら、とにかく一番下には行きとないな」ということで、『どうぶつ奇想天外』で実験してくれることを期待して話題を終えた。あと、「釣りに行ったら入れ食い状態になる時のイイダコの大群は、海中でどういう状態でおるのか」というテーマも入念に考察したが、展開力がなくて披露するほどの成果は得られていない。
2006年11月1日(水)

 本日、「香川県が今年度170億円ぐらいの財源不足になって、来年度予算のメドが立ってなくて、来年度からも毎年300億円から400億円ぐらいの財源不足になるという予測で、財政は危機的状況にある」というニュースが流れました。うろ覚えですが、今、香川の年間の予算規模が5000億円弱で、借金が7000億円ぐらいあって、毎年300億円ぐらいの赤字が予測されるということは、こりゃどう考えても倒産状態ですね。

 とかいってのんきなコメントしてるのは、私は昔から貧乏生活に耐えてきたし、今は思わぬ収入があった時にごんと源成ごときに6800円のステーキをおごってやって後悔するというくらいの余裕はできたけどいつでも貧乏生活に耐えられる自信がある、というのもあるけど、もし近々財政が破綻して国の管理下に置かれたら、その方が分相応の健全な状態に戻すのに手っ取り早いのではないかと思っているからである。というか、もはやそれしか現状打開の方法はないのではないかと思っている。ここまできたら、ここまでこんなにしてきた人らに絶対立て直しはできんですよ。

 会社は経営破綻状態になった時に、会社更生法とか民事再生法とか、あるいはゴーンさんとかに頼んで、詳細はよく知らないけど要するに「すんません、破産しました」いうて手を挙げてガサーっと全部やってもらって立て直す。そんな状態にしてきた経営陣ではもうどうすることもできないんだもの。

 自治体の財政が破綻したら、いろんな行政サービスや税金から支払われる仕事がガックシと減って短期的に混乱するだろうが、要するにその状態がその地域の分相応の姿である。「あるだけのお金でやっていく」のが分相応の姿なんだから、「ないお金(借金や、売却してお金が確定していない資産や)」で回している今は、分不相応だとしか言えない。それにみんな欲をかいてしがみついている状態なのではないですか。

 ちなみに、会社はそんな状態になったら、そんな状態にした経営陣は責任をとって総退陣になったりするので、自治体を破産させた責任者も総退陣ですよね、普通。それ、誰ですか? 私は先に書いた権限と責任の原理原則からすると、首長や部課長より先に、予算の決定権を持ってこんな予算をずっと容認してきた「議会」、すなわち議員だと思うんですが。で、議員を退陣させるのは選挙だと。投票するのは住民だと。ということは、この状態を容認してきたのも住民だと。民主主義というのは民が主だから、結局こうやって「民」に責任が回ってくる。みんな何かが起こると自分以外に犯人を求めて、責めやすいやつが見つかったらそいつをものすごく責めるけど、民主主義は「民」に覚悟がいると思います。

 というテイストの日記を書くと牛乳屋さんが「おもろないぞ」と言うので、明日はアップタウンに行ってバカ話してくる。
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