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2009年04月の日記
2009年4月30日(木)

 祝日返上で授業が続く四国学院大学ではあるが、実は明日金曜日は休校日で、要するに授業日の緊張感を継続するために、飛び石の休みを後ろにくっつけたということです。私がくっつけたわけじゃないけど。ちなみに、
・29日の祝日を授業日とする。
・その代わり5月1日(金)を休校日とする。
という2つの事実があって、前者だけを書いて後者を書かないと「四国学院は教育に熱心だ」というメッセージだけが伝わってNHKの某報道みたいになってしまうので(笑)、健全なメディアである団長日記(笑)はちゃんと後者の情報もここに書いておくことにしたと。ま、そんなたいそうな話じゃないですけど。

 さて、私のゴールデンウィークは自転車操業を一気に解消すべく、前期の残りの授業計画の整理に没頭する予定です。高知県の芝さんから「インタレスト希望」メールに「団長は自転車操業のようですが、私は三輪車操業状態です。漕いでも漕いでもあまり前に進みません」というメッセージをいただいたが、私は何としても前に進めないかん。今日は今週の授業で学生に書かせた小レポート100枚ぐらいを全部読んでチェックして、次回の授業の解説の準備を終えたら日付が変わっていたが、こんなもので終わる量ではないぞ、と。
2009年4月29日(水)

 朝7時過ぎに家を出て、産業道路を過ぎて高速の上がり口に向かおうとしたら、今日は祝日なので通勤ラッシュもないガラガラの片側2車線の道の私の前に、軽自動車が2台並んで、時速38キロで併走していたのである。車を運転しない人に「時速38キロ」と言ってもピンと来ないであろうが、まあカメみたいにのろいわけです(笑)。それが併走しているもんだから、抜くに抜けない。普通の人でも10人中8人までがクラクション鳴らすかビタッとつけてあおるかしそうなところ、私は車間距離を開けてこっちもカメになって数分間追走し、交差点で分かれて高速に乗って大学に行った。いや、朝から鍛えられました(笑)。いつも1時間ぐらい早めの行動をしてたら、こういう時でも我慢ができるようになりました。FMの録音にはしょっちゅう遅れるけど。

 今日は朝一の授業と会議が2つとインタレストのゼミで、祝日だけど仕事はたっぷり。インタレストは第7号が上がったばかりだけど、先週から新しい編集長や副編集長も発表して、次号の企画に突入している。で、新編集長の多田が研究室に来て、質問してきたのである。

多田「あの、リーダーシップって、どういうところに気をつけたらいいんですか?」

 ええ質問してくる。聞くと、どうやら過去の編集長経験者たちから「指示を出しても下がなかなか思うように動かない」とか「下からの報告、連絡、相談がない」とかいう話を聞いてきたらしい。しょうがないな。

田尾「まず心構えとしてやね、下が思うように動かない時は、原因の8割が自分にあると思うことや。自分の指示の仕方がよくないのではないか、自分が『あの人の指示には従いたくない』という雰囲気を出しているのではないか、自分が『あの人に悪い報告をすると怒られる』とかいう報告しにくい雰囲気を出しているのではないか、あるいはできないやつに能力以上の指示を出しているのではないか、とか、まず自分を振り返ってみること。自分が部下の立場に立って考えてみる。自分が出した指示を受ける立場に立って考えてみたら、何で下が動かんのかが客観的にわかることがよくある」
多田「はい」
田尾「もう一つ。目的をいつもしっかり持っておくこと。編集長の目的は、いい内容の本を納期に間に合わせて作り上げること。すると、授業やから全員に役割分担してスタートするんやけど、誰かが指示通りに動かなかったら、そいつをなんぼ叱り上げても目的はなかなか達成できんだろ? 叱ったりそいつに責任をかぶせるより、サポート体制を作り直す方が、目的を達成するためにはずっと有効になる。ちなみに、どうしてもそいつにやらせたいなら、最後は自分がしまいするという覚悟を持って指導することや。俺は、できそうなやつを編集長にするけど、副編集長や特集リーダーは教育の一環としてちょっと不安がありそうなやつも任命することがある。けど、その時は『もしデキが悪くても、最後は俺がサポートして仕上げる』という覚悟があるからや」
多田「私がサポートできなかったら?(笑)」
田尾「その上の俺がサポートする」
多田「よろしくお願いします(笑)」
田尾「だいたいどんな仕事でも、最初にどれだけ綿密に体制を作ってスタートしてもやり始めたら必ず予定通りにいかんという事態が出てくる。その時にいかに修正するかがリーダーシップの大きな要素や。いつも全員が最初の指示通りに動いて指示通りの成果を挙げてくるんなら、そんなのリーダーシップでも何でもない。ただの命令係や」

 ま、いろんなことを説明したが、これもまたやり始めたら想定外のことがいっぱい出てくるから、それはまたその時に。もちろん部下が指示通りに動かない時は動かない部下の責任の方が大きいことが多いのだが、8割は自分の責任だと思って取り組んだ方が絶対、自分の実力アップにつながるからね。

 えー、先週の編集会議で新人15名も含めて全員が持ち寄った次号の特集企画案、とりあえず採用ゼロからのスタートです(笑)。今週、再プレゼンで数個の企画が指二本ぐらい引っかかりました。しょうがないな、来週は私の企画案も披露するか。
2009年4月28日(火)

 教学課に行ったらチンペイが「日記を書け」と言うのである。

チン「しばらく止まってるから忙しいんだろうなとは思ってるんですけど、こないだナンチャンと一緒だったんでしょ? それとか書いてくださいよ」

 確かに先週、ナンチャンが帰ってきてKSBの多賀さん経由で呼び出されて1日一緒だったのだが、1本ネタに仕上げる時間がない。今日も朝から日付が変わるまでびっしりで、インタレスト希望のメールを読む暇さえない。あ、インタレスト、今日できました。人気のうどん屋さんにも10軒くらい長谷川君が届けておきますので、連休中にうどん巡りに来られた方は運が良ければお持ち帰りできます。明日は祝日だけど四国学院大学は授業があるので、とりあえず今日はこんだけ。
2009年4月19日(日)

 朝から昨日取り残した写真を撮りに、五色台から国分寺あたりをぐるぐると巡ってきた。五色台の上、もうクマンBEEがよっけホバリングしよります。峰山にも3月末あたりからいつもより多めのクマンBが活動しよったし、先週取材で行った観音寺の稲積山の中腹では、かつて出会ったことのないくらいのクマBの集団に出くわした。今年はどうかしたのか? 橋が1000円になったせいではないと思うが。

 で、久しぶりに私の中で香川県内の怪しい像ランキング第一位の「根香寺の牛鬼像」も見てきました。その昔、このあたりに棲んでいた怪獣というか妖怪みたいな「牛鬼」が人を困らせていたところ、山田蔵人高清という弓の名人がこれを退治したという伝説があって、その牛鬼の像がここにあるのだが、これがまるで円谷プロが作ったみたいな、まんま怪獣の姿をして、目を見開いた恐ろしい形相のすごい像なのである。小さい子どもが見たら10人中5人はその場で泣く。さらに7人は夢でうなされる。適当な人数を言ったけど。

 で、以前からずっと思っている疑問がありまして。すなわち、牛鬼を退治した山田さんがどう考えても英雄なのに、何で山田さんはほったらかしで退治された悪者の牛鬼の方が像なの?(笑)牛鬼の方がインパクトあるからキャラ化しやすかったんかなあ。とか思いながら、「牛鬼手ぬぐい」を買ってきました。「山田さん手ぬぐい」なら買ってなかったかもしれんから、マーケティング的には成功かも(笑)。「香川の文化素材論」をとってる学生の皆さん、いずれ授業で写真見せてあげます。もう知ってるかもしれんけど。

 ちなみにこの日、午前9時半頃にあの狭い根香寺の駐車場に徳島から観光バス3台が入ってきて、お遍路さんが大量に降りてきた(四国霊場第82番札所なので)。五色台山上にもツーリングのバイクや車がたくさん。休暇村では何かマニアックな車がいっぱい集まってた。未曾有の不景気か何か知らんけど、みんな朝からよっけ動いとるぞ。私も動いてるけど。
2009年4月18日(土)

 金曜日の朝、研究室の隣にあるインタレスト編集室(通称「インタレ部屋」)に行くと、松野が「申し込み、かなり来てますよ」と言うので見たら、もうたくさんの「インタレスト希望メール」をいただいてまして、みなさんどうもありがとうございます。昨日はあわてて申込先だけを書いていたため、改めてきちんと書き直します。

<インタレストの申し込み先>
eメール…interest@sg-u.ac.jp
ハガキか封書…765-8505 香川県善通寺市文京町3丁目2-1 四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科「インタレスト希望」係
*加えて、送り先の住所氏名を忘れずに書いておいてください。あと、年齢(詐称可)、気の利いたコメント(なくても可)などもよろしければ。

 いただいたメールはとりあえず授業を終えて全部読ませて頂きました。中に一通、「昨日の日記の中で『自転車操業』の字を間違ってましたよ」というご指摘がありましたが、あれはダジャレの会社名だから「自転車総業」でいいんです(笑)。

 さて、今朝は7時40分頃、峰山に上がろうとマンションを出たら車でやって来た松本君とバッタリ遭遇。何と、怒濤の追い込みで一気に上げた「誠意」の塊を持ってきたのである。インタレスト、完成が見えてきました。山から下りてきて、昼前から別件の撮影で屋島〜志度まで車で走って、夕方から一気に校正にかかって、夜中の0時頃、デザインの手伝いをしているS原が我が家に来て、夜中の1時半くらいまで修正の打ち合わせや新規事業の相談などをして解散。いやー、物事が進み始めると、忙しさが充実感に変わって来ますねー。
2009年4月16日(木)

 4月10日から今期の授業が開始した途端に日記がピクリとも動かなくなったのは、誰も想像なんかしてないと思うが想像通り、授業計画がバイシクルオペレーションに突入したからだ。ほんま、もし私が自転車屋を始めることになったら、社名は間違いなく「株式会社自転車総業」だ。しかし必死のオペレーションの甲斐あって、何とか1週間、よい滑り出しを切ることができた。昨日の夜、給油とともに久しぶりに洗車をしたら、今朝から怪しい雲行きになって「また洗車したら雨か!」と思いながら降られるのを覚悟で学校に行ったら、何と、曇天がギリギリ持って、夜の7時過ぎにS原の事務所にインタレストのデータを持って行って8時前に家に帰って飯食ってたら雨が降り出した、という幸運を見ても、神は努力をちゃんと見てくれていたとしか思えない。うちは真言宗だけど。

 さてそういうわけで、たいへん長らくお待たせをしています『インタレスト』early2009(第7号)は、誠意につぶされかけた松本君がS原に助けを求めて、何とか4月28日頃に完成の運びになりそうです。今回の特集は、

(1)香川の橋の欄干がおもしろすぎる!
(2)香川県下高校・中学校の校歌 なるべく徹底分析!
(3)突撃テスト敢行! 香川県内の町名・大字名読み方難易度ランキング発表
(4)魂の描写シリーズ第3弾「魂の青鬼くん」
(5)世界一人旅の達人・山本先生の「ドブロブニク紀行」
(6)韓国「百済文化祭」会場ウォッチング

 の6本。S原曰く「ネタ切れかと思ってましたけど、めちゃめちゃおもろいですよ!」とのことです。ちなみに先日、アマゾンの方と小学館の方が高松の割烹「遊」に来られてて、ママさんに呼び出されて行ったらお二人にインタレストを絶賛されてました。そういう話を聞くと、ますます手抜きもマンネリ化もするわけにはいかんので、引き続き全力です。

 じゃ、ご希望の方の申込受付を開始することにします。例によって料金受取人払いではありますが、ご希望の方は以下までお申し込み下さい。

eメール…interest@sg-u.ac.jp
ハガキか封書…765-8505 香川県善通寺市文京町3丁目2-1 四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科「インタレスト希望」係

 というか、考えてみるとこれを見てる人はeメールアドレスだけでいいんですよね。気力ある人は、また気の利いたメッセージも書いて頂けると幸いです(笑)。今号も期待をあまり裏切りませんので、お楽しみに。
2009年4月9日(木)

 レオマで朝を迎え、仕事が山積みなので朝食をとってそのまま大学へ。昼過ぎになかむらでうどん食べて直ちに大学に引き返した。今日は午後2時半頃、例の鳴門警察署のK事さんが来るのだ。というわけで、今から滅多にない「ナマ調書作成体験記」をお送りします。お送りしてる暇はないんやけど。

 2時半過ぎ、学科事務室でデータの受取作業をやっていると、K事さんらしき人が2人やってきた。私が出て行くと、

K事「田尾さんですか?」
田尾「はい」
K事「若いなー」
田尾「53ですけど」

 などという軽い挨拶があって、私の研究室でそれは始まった。何でもこの場で質疑応答をしながら調書を作成するというのである。まず、一人のK事さんが数枚のコピーを出してきた。見ると、何とそれは麺通団日記のあのメロン詐欺事件を書いた所をプリントアウトしたものではないか。しかもあちこちに蛍光ペンでチェックまでしてある(笑)。

田尾「そんなん持ってるんですか(笑)」
K事「いやー、私らが書くよりはるかに状況がようわかるんで。さすが編集長やられてただけあるなあと思って。どっかで調書書いたりしてたんですか?」
田尾「書いてませんよ!(笑)」
K事「いや、ほんともう、ほとんどこのままでもいいんですけど(笑)、一応きちんとこっちで調書に被害者の話を書かないといけないんで、ここに書かれていること以外に何かありましたらお伺いしようということで」

 それから細かい確認が始まった。

K事「この時は何をするために高速に乗られたんですか?」
田尾「えーと、大学に授業に行く時。まあ出勤ですけど」
K事「で、朝の7時半頃に家を出て、SAで休憩したのが…」
田尾「8時過ぎですね」
K事「それでリポビタンを飲んでるところに声を掛けられたと」
田尾「リポビタンまで調書に書くんですか!」
K事「いやー、田尾先生、ブログに書いてられたので、調書にも書いておかないと『ブログにリポビタンとあるのに何で調書にないんや』いうて言われるといかんから(笑)」

 誰に言われるのかわからんが、何かいろいろあるみたいだ(笑)。

田尾「いや、リポビタン飲んでる時でなくて、飲み終わって車に帰ろうとした時です」
K事「なるほど。で、こいつが左手に上着を持って近づいてきて…」
田尾「いや、右手だったかもしれん」
K事「ま、それはどっちでもええか」

 リポビタンは確認するけど、どっちの手に上着を持ってたかは重要じゃないんだ(笑)。

K事「それでお金を貸してくれと言われた」
田尾「いや、最初は善通寺インターを降りたところで下ろしてくれたらええって言われて」

K事「どのあたりでお金の話を切り出してきたんですか?」
田尾「えーとね、善通寺インターが近づいてきた時」

K事「それで善通寺駅まで乗せていった。お金を渡したのは車の中ですか? 外ですか?」
田尾「車の中です」

K事「1万円札1枚?」
田尾「1万円札」

K事「裸で?」
田尾「裸で。のし袋に入れるわけにもいかんし(笑)」

 などという質疑応答が途切れ途切れに続く。何で途切れ途切れかというと、しゃべっていることを全部書きながら進めているからなのだが、よく見ると私がしゃべっていること以上に何かたくさん書いている。のぞき込んだら、麺通団日記のコピーをよっけ写しよるやん!(笑)写している間、私が手持ち無沙汰気味なのを見てK事さんが言った。

K事「先生、お忙しいでしょうからお仕事されててもいいですよ。聞くことがあったらその都度聞きますから」

 と言われたのでお言葉に甘えて、私は横の自分の机に着いて仕事を始めた。そうこうしているうちに、森Tが仕事を持って研究室にやってきた。ドアを開けるなり、

森T「あ、取り調べ中、かまんですか?」
田尾「取り調べちゃうっちゅうねん!」
K事「あ、どうぞどうぞ。かまいませんから」

 私は森Tと打ち合わせを始めた。

田尾「そのデータからこの文字を削除できたらええんやけどの」
森T「やってみます……うーん……何とか削除できそうですけど」
田尾「よっしゃ。ほな文字を削除したそのデータをこっちに移してくれ」
K事「そいつ、白いシャツ着てましたか?」
田尾「えーと、色はよう覚えてないですけど、汗がにじみ出てるのが目立ってたから、ちょっと薄い色がついてたかもしれませんねー」
K事「薄いグレーとか」
田尾「うわー、グレーかどうかわからん」
K事「じゃ、いいですいいです」
田尾「さてと、ほな次。アイコンの方はもうそれでええから、そのまま行っといてくれたらええ」
森T「了解しました。あと、携帯サイトの方も確認してくれますか? ちょっと見にくいですけど」
田尾「そやのー、この写真部ぶんがもうちょっと大きくできたら…」
K事「メロンの話を切り出してきたのはどのあたりでですか?」
田尾「そんなんまで書くんですか!(笑)えーと、府中湖SAを出てすぐです」

 などと言っていると、学生の宮Eが研究室に来た。

宮E「田尾さん、明日のフェスタ・プラクティカムはあるんですか」
田尾「ない。フェスタは来週以降や。決まったら掲示板に掲示しとくから。あ、この人ら、鳴門警察署の刑事さん」
宮E「ほんまですか。僕、香川県警を受けるつもりなんですけど」
K事「ほんまな。徳島の警察も受けてよ」
宮E「ほんまですか」
K事「住所教えてくれたら願書送ってあげるで。ついでにメロンも送ろか?」
田尾「何でやねん(笑)」

 などという脇道のやりとりもあって、いらん話もしながら約1時間、ついに調書ができあがった。

K事「じゃあ、読み上げますから、何か違うところがあったら言ってくださいね」

 K事さんが今書いた調書を読み始めた。

K事「えー、私は○月○日午前7時半、通勤のために愛車ボルボに乗って高松市の自宅を出……」
田尾「『愛車』まで付けるんですか!(笑)」
K事「まあ、愛車ということで(笑)……で、休憩のため府中湖SAに立ち寄ったところ、ケーシー高峰のような男が声を掛けてきました」
田尾「そんなことまで書くんですか!(笑) というか、ほんまにそう書いてるんですか?」

 と言ってK事さんが読んでる調書をのぞき込んだら、ほんまに書いとった(笑)。

田尾「ええんですか、調書にそんなケーシー高峰なんか書いて(笑)」
K事「いやこいつね、西日本から九州まで寸借詐欺をして回ってるんですけど、旅館とかいろんなところで聞いて回っても最初はみなさん首をかしげてるんですが、『ケーシー高峰みたいな男なんですが』言うたら『あーあー! 知ってます! うちに来てました』とか言うんですよ(笑)」
田尾「あっはっは!」

 などと言いながら、調書の読み上げが終わった。もう一人のK事さんがさらに詳しい調書を横で書いていたのを「こっちも確認してください」と言って出してきたので読んでいくと、こっちも「ケーシー高峰」が、しかも2回も出てきていた(笑)。調書、冷静に見たらちょっとおもろいです。というわけで午後4時過ぎ、しまいにK事さんから「徳島のうどん屋情報、送りますから」という約束まで取り付けて、人生初の調書作成立ち会い事件は終了しました。

田尾「あの、今日のここで起こった話、日記に書いてもええんですか?」
K事「ははは…」

 どっちやねん。否定せんかったということはオッケーやな(笑)。ま、今までも何回か書いてしまってるし、もし何かあってもK事さんが降格するだけやろし(笑)。
2009年4月8日(水)

 もうー、また引っかかったやないの。東京都は『麺道一直線』コラムニスト・勝Y誠Hさんから。

 私のメール、ほんまはウソかホントか迷ってません? 最初の「大深度生物」の部分だけ少しホントで(これがひっかけ)、あとは丸ごとウソですが。

 もー! メチャメチャ迷ってたわ!(笑)で、まんまと「ひっかけ」の部分に引っかかって、ネットで調べたらそういう研究があったので「研究がありました」と書いたけど、あまりに迷ってたので「セミの幼虫説」にはあまり触れんと流したら、やっぱりこの有様(笑)。そらメロン詐欺にも引っかかるわ(笑)。

 もう一つ、引っかかった話を思い出した。あれは忘れもしない25年くらい前のいつだったか(「忘れとるやないの!」と定番のツッコミを入れて)、いや、日にちははっきり4月1日と覚えているのだが、当時「タウン情報かがわ」の編集長をやっていた創刊2年目か3年目のこと。朝から仕事に出て昼過ぎに帰ってきたら、伝言メモが1枚入っていた。見るとそれは親会社の偉い常務からで、

「今日午後3時に中央通りを善通寺自衛隊の戦車がパレードするから取材しておくように」

という内容。えーっ! 私はあわてて取材の段取りをしようとしたが、わずか数人の編集スタッフはみんな出払っていて、仕方なく自ら、午後の取材を後ろにずらして3時前にカメラを持って中央通りに出て待っていたが、交通規制もない上に人出もいつもとちっとも変わってなくて、結局3時半頃になって「エイプリルフールか!」と気づいたことがある。ちなみにその時はすぐ、常務に

「取材、終わりました。撮った写真をどうしたらいいかご指示下さい」

という伝言を返しておいたけど(笑)。

 今日は学科の新入生オリエンテーションでレオマのホテルに一泊。夜の10時にプログラムを終えて、12時半ぐらいまで部屋で仕事をして寝ました。明後日金曜日から授業開始じゃ。
2009年4月7日(火)

 お便りを頂いております。高松市はペンネーム・ダズ松本君から(笑)。長いので要約すると、要するに松本君もプリンターで同じ目に遭ったため、一時、プリンターのボディに「ガイド、寄せる。印刷ページと部数からはいる」と書いて貼ってあったそうです(これ、プロとしてバラしたらいかんのか? ま、大昔の話ということでええか・笑)。ちなみに「黒のKは加色法の4原色のCMYKと減色法の3原色のRGBと混同するから」だそうだが、RGBは「レッド、グリーン、ブルー」だろ? で、Cの青とBの青は全然違う色だろ? めんどくさいのー。もうええ。私ら素人には「くろ」のKでええわ(笑)。

 続いてのお便りは、東京都はバカと闘うコラムニスト・K谷M彦さんから(笑)。

 最新の学説では、私たちの想像を絶する地中の深いところまで、生物がいることがわかってきました。太古、地球の中がもっと「やわらかかった」しかし「熱かった」時には、もっと大きな生物もいたものと考えられています。あの貝はそうした時代にセミの幼虫のように地下深くから地上を目指して、途中で力尽きたものと思われます。昔、海の底やったものが、今、山になってるとかいうほうがよほど「大技」で嘘ですがな。

 ほんまですか!(前に一度『イベリコ豚=長野県伊部里村の子豚』でダマされかけたからな・笑)で、念のためにネットで調べてみたら、ほんまにそういう研究がありました。ひえー、ボケたつもりがあんまり冗談になってなかったんか。けどO船、太古の昔の「自由研究」の話は出てこんかったわ(笑)。

 ちなみに、ピカラ導入以来私のメールアドレスが複数になって一部関係者の方々に混乱を招いているのだが、勝谷さん…あ、K谷さん…もうええか、勝谷さん「どれに送ったらいいかわからん」ので全部に送ってくれたのはいいんだけど、上記お便りの件名が「え? 知らんかったんですか?」で、メール開けたら上から「え? 知らんかったんですか?」「え? 知らんかったんですか?」「え? 知らんかったんですか?」「え? 知らんかったんですか?」の4連発(笑)。俺、どんだけ知らんのや! みたいな(笑)。今のとこ、アドレス全部生きてますので、とりあえず一番無難なピカラの分、一つでええです(笑)。

 もう一つ。お電話を頂きました。匿名希望、鳴門警察署のK事さんから(笑)。

田尾「田尾です」
K事「鳴門警察署の○○です」
田尾「あーどうも」
K事「またブログに書いて頂きまして…」
(そうや。あのメロンのおっちゃんが逮捕されて刑事さんから電話もらった時の会話を、ここに書いてしもたんや)
田尾「何かまずかったですか! 捜査上の秘密まで書いてしまってたとか」
K事「あのブログで私、降格になりまして…」
田尾「ほんまですか!」
K事「冗談ですが(笑)」

 もう、心臓に悪いわ(笑)。で、要件はこないだ書いた通り、一応被害者としてもう一回私に話を聞きに来るとかいうので、その日程調整の電話だった。けど途中で私の住所と電話番号を聞かれた時は、一瞬容疑者の気分になったけど。で、今ふと不安になったんやけど、刑Gさんら、話を聞きに来る時、どうやって来るんやろ? パトカーで正門から入ってきてK事さんが降りてきて私の研究室に来たら、絶対みんな、私が何かやったと思うぞ。大学の教職員の方と学生たちに先に言うとくけど、取り調べちゃうからな! 俺は被害者として話をするだけやからな! チンペイ、カツ丼とか持ってくるなよ!

 さて、気を取り直して締めにかかります。今日はカルチュラル・マネジメント学科の新一年生に集合がかかって履修指導の日。分厚い履修要項に沿って、学科長の山本先生たちと一緒に懇切丁寧に説明をし、質疑応答も交えながら指導をしたけど、新入生が一回の説明で全部理解できるとは思ってない。まあ日々の指導の中でだんだんわかってきたらええ。約1時間半の指導を終えて、

田尾「今日はここまで。みんな、不安を抱えたまま解散!」

 ということにしました。今年のカルチュラル・マネジメント学科の入試には、このご時世に定員を上回る受験生が応募してきてくれて、入学者もちゃんと定員を満たしてにぎやかです。彼らを立派にして社会に送り出すために、私も頑張ります。松本君も頑張れよ(笑)。
2009年4月6日(月)

 インタレストの原稿の最後の1ページを仕上げるために大学の編集室に入って、どうしてもカラープリンターで出力しないといけない用事が発生したため、パソコンからプリント操作をしたら、また「紙詰まり」のサインが出た。もう、こないだ修理してもらったばかりなのにどないなっとんじゃ。

 電源を切ったり入れたり、思いつく限りのあらゆる所をチェックしても、赤いランプが点いて「紙詰まりです。用紙を取り除いてください」の表示が出る。絶対紙詰まりでないのはわかっている。開けられるところは全部開けて、どこをどう探してものぞき込んでも、紙なんかどこにもないんだから。しかもこの状態はもう1カ月ぐらい続いていて、この原因不明の「紙詰まり」のせいで高いプリンターが長い間ただの箱状態なのである。しばらく苦闘した後、途方に暮れてジョニー・グリフィンを聞いていたら、学科助手の柘野が入ってきた。

柘野「どうしたんですか?」
田尾「こうこう、こういうわけで途方に暮れて現実逃避してる」

 柘野もあれこれ挑戦してみたが、どうにも解消しない。切れかけたトナーの黒を入れ替えてみたが、状況に変化なし。ちなみにこのプリンターのトナーカートリッジ(たいていのトナーはそうだけど)、青はシアンの「C」、赤はマゼンタの「M」、黄色はイエローの「Y」と表示されているのに、黒はブラックの「B」でなくて「K」と書いてある。黒だけ日本語の「くろ」か! と思っていたら、あれは「Key tone」の「K」だそうで。まあ赤と青と黄色を混ぜてできる「黒」は真っ黒じゃないから押さえの「黒」はキートーンだろうけど、普通に色名の頭文字で表せんかったんかなあ。「B」だと青の「ブルー」と間違いやすいからというけど、青は「C」にしてるんだし、それで黒を「K」にするんなら青は「B」でもええんちゃうん、という話になるし。ま、どっちでも覚えたらそれでええんやけど。

 などとどうでもいいことに絡んでたら、柘野が「トリセツないんですか?」と言った。そこで取扱説明書を探して読みながらチェックしていたら、「紙のセットもチェックしろ」と書いてある。さっそくチェックしたけど、ちゃんと入ってるっちゅうねん。

柘野「久保さんに見てもらったらどうですか?」
田尾「電話する」

 正義の職員久保精一郎は本校施設課の「何でも屋」で、私は直ちに電話をした。

田尾「そういうわけでプリンターがいかさま言うこと聞かんのやけど」
久保「今ちょっと、図書館のトイレが故障してそっちにかかってるんですけど、終わったら行きますから」
田尾「了解」

 と言っていたら、紙のセットをチェックしていた柘野が言った。

柘野「トレイの中の紙がちょっと緩いですけど」
田尾「今は差し込みトレイの方を使ってるから、そっちは関係ないんちゃうか? ま、一応詰めとくか」

 見ると、ほんのちょっと、紙をトントンとやったらすむくらい緩んでるだけなので、とりあえずちょっと詰めてトレイを閉じたら、デキの悪いプリンターの野郎が「ウィーン」とか言い出して、しばらくして音が止まったらランプが青になった! こんなことやったんかい!

 しかし事態はこれだけではなかった。プリントすると、カラーでなくてモノクロで出てくるのである。これもずっとこの状態だ。

田尾「そうや。いかんのや。モノクロでしか出てこんのや」
柘野「おかしいですねえ。パソコンのプレビューはカラーで出てるのに」
田尾「そやろ? もうええわ。こいつ、そういうやつやねん。何かイヤなことがあってスネてんねん。性格悪いんや」

 私はもうあきらめて、学科事務室の別のプリンターで出力するつもりで動きかけたら、パソコンをいじっていた柘野が、

柘野「あ!」
田尾「何や」
柘野「ここ」

 見ると、どこから引っ張り出したのか印刷設定の「カラー」「モノクロ」の設定が「モノクロ」になっとるやないか! 

田尾「それ、どこから入っていったんや。『印刷設定』のとこから入っていってもその画面出んやろが」
柘野「『印刷部数と印刷ページ』の所から入っていったら出てきた」

 うちのデカマック、『印刷部数と印刷ページ』が出てくる画面の中に『印刷設定』いう表示が別にあって、そっちから入っていったら「カラー」「モノクロ」の設定に到達せんようになっとる。ほんま、性格悪い(笑)。

 えー、設定をやり直してプリントいたしましたところ、見事にカラーで出力できました。学科事務室のプリンターよりはるかに鮮明なカラーです。ええプリンターやないか(笑)。あ、久保に電話しとかないかん。

田尾「もしもしー、もう直ったけんええわ」
久保「了解しました」
柘野「直ったというか、最初から壊れてなかったんですけどね」

 いやー、今日は朝からものすごい達成感を味わいました(笑)。研究室に帰って自分のパソコンを開けたら、西讃観光のO船からメールが来てた。

「太古の昔、山に住む子どもが夏休みの自由研究に貝を集めて持ち帰った、という仮説も成り立つ」

 O船、自由研究は俺が小学生の時にまだなかったけん、太古の昔もたぶんなかったんちゃうか?(笑) O船は観音寺一高時代の同級生。なかなか豊かな生徒を育む学校であった(笑)。本日、インタレストの原稿完了。さあ、松本君(笑)。
2009年4月5日(日)

 2005年の6月からウォーキングを始めて、77〜78キロあった体重が今、66〜67キロになっているのだが、昨日峰山に上がって下りてきて体重を測ったら、体重計が「66.5キロ」を表示してビクッとした。いや、私だけビクッとする数字なんですが、66.5キロはテンポイントが骨折した時の斤量で(ようあんな重い斤量背負わせたわ。それも粉雪が降る寒い日のパンパンの固い馬場の日に)、私には忘れられない数字なんです。あと、骨折した昭和53年の「1月22日」と死んだ「3月5日」という日付と。あの時なけなしのお金1800円を出して買った「テンポイント栄光の記録」を引っ張り出して、久しぶりに読んでちょっと泣きました。

 あんなドラマはもうないなあ。ただの競走馬のドラマじゃないもの。背景に“盟主”関東馬および上から目線の関東競馬サークルとそれに挑む関西馬の戦いがあって、それは球界の盟主巨人とそれに挑む阪神の戦いにも重なるところがあって、さらに関東文化圏に対する関西文化圏の意地とも重なるところがあって、テンポイントはその関西の期待を一身に背負った「流星の貴公子」だったのである。当時、阪神ファンを代表する月亭八方さんが「関西の関東に対する意地」を、村田英雄が歌った「王将」の歌詞から解説した一節が忘れられない。

 「王将」は大阪の棋士・阪田三吉を歌った歌ですが、「明日は東京へ出て行くからにゃ 何が何でも勝たねばならぬ」とあるように、大阪人は東京に行ったら「何が何でも勝たねばならん」のです。これが阪田三吉が島根なんかの人だったら、そうはならん。「何が何でもなじまにゃならぬ」になる(笑)。

 ま、八方さんのお笑いネタですけど(笑)。私は香川の人間ですけど、当時スポニチに行きながら大学に行ってて、逆や、大学に行きながらスポニチの特報部(当時、競馬と競輪と競艇を担当していた部署)でアルバイトやってて、リアルタイムで「関西の意地」とテンポイントに浸かっていたので、もう死ぬまで忘れられない感動の塊を持ってるんです。テンポイント物語は「皐月賞厩務員スト陰謀説」も交えて、悪いけど山田雅人さん以上に語れると思っています(笑)。語ることはないと思うけど。

 さて、今日は松本君ちに「誠意」がまだ20ページぐらい残ってるので(もうええっちゅうに)、プチ油断モードで授業準備などをしながらテレビを見てたら、阪神ーヤクルト戦で吉田義男さんと一緒に岡田(前監督)が解説をしていた。岡田の解説、ええなあ(笑)。まだ監督やってるみたいにリアリティがある。巨人戦やNHKなんかで解説をやってる選手上がりの常連解説者の30年も変わらないパターン解説の、100倍ぐらいリアリティがある。けど、全国ネット向きではないと思う(笑)。関西ローカルかラジオ解説が、岡田のおもしろさを一番伝えられる媒体だと思うけど。

 あと、BSで「グランドキャニオン」の特集番組を見ました。家内と一回行った場所なので、二人でいろいろ思い出しながら見てました。途中、ナレーションが「ここで、とても興味深いものが見られた。それは、貝の化石だ。太古の昔、グランドキャニオンが海の底だった証拠である」みたいなことを言った時、私は画面に向かってコメントしました。

田尾「山とかで貝の化石が見つかったら、絶対に“ここが海だったことがわかる”って言うやん。あれ、“太古の昔、貝は山に住んでいた”いう仮説を出す人、おらんのかな」
家内「あっはっは!」

 行き詰まった考古学者の方、研究テーマにどうですか(笑)。以上、油断モードに満ちあふれた日記でした。ふー、あと1ページと授業準備。
2009年4月3日(金)

 朝9時過ぎ、松本君ちに原稿を持って行った。この時代にまだ物理的に運んでるのか? と言われるかもしれないが、データはe-メールで送れるけど、細かい指示を書いたB3サイズの割付用紙はFAXでは何かと不都合があるし、何よりいろいろ説明せないかんので対面が不可欠なわけ。

松本「すんません、いつもこんな遠いところまで持ってきていただいて。今日は昼前ぐらいに来ると思ってたんで、もう一見開き(2ページ)ぐらい上げとこ思ってたんですけど…」
田尾「かまんかまん。忙しいのわかっとるけん、無理せんでええ」
松本「早くから原稿もらってるのに、なかなか時間が取れなくて…ほんますんません」
田尾「ええからええから。それより体調大丈夫か?」

 見ると、机の上におびただしい数の缶コーヒーやら栄養ドリンクやらの空き缶、空き瓶が並んでいる。

松本「どっかで丸一日、インタレストにかかりっきりになれる日があったらいいんですけど、何かいろいろと仕事が…」
田尾「まあ、まだ何とかなるから無理せんでええ」
松本「印刷屋さんにもスケジュール聞きましたんで、何とかケツだけは合わしますから」
田尾「かまんかまん。こっちはもう校正の日にちさえ取れたらええから」
松本「とりあえず、今までもらってる分、いつ頃までに上げたらいいです?」

 私はあまりに恐縮する松本君に無用のプレッシャーを掛けたらいかんと思って、ことさら穏やかな表情でこう言った。

田尾「誠意を見せてくれたらええ」

 俺は暴力団か!(笑)そういうわけでインタレストの作業、松本君の「誠意」の局面に入りました(笑)。すまんのー松本君。無理せないかん状態やろけど、ほんま、無理せんでええからな。
2009年4月2日(木)

 朝一からすぐさま、勝谷さんから「全部読めましたで。満点ですわ」とメールが来た。「なぜか。私が軍歌オタクだからです。おそらく、戦前の歌は軍歌で歌われている言葉とかなり重なっている」そうだ。「うつ勃」なんか私、初めて聞いた言葉なのに、勝谷さんによると「鬱勃たるパトス」という旧制高校生の決まり文句だったそう。校歌、お気楽に特集してみたけど何かすごいなあ。

 ちなみに「校歌に使われている体の一部」の第一位は何と、大方の予想をはずして「眉」でした。こんなフレーズです。

眉あげて(11校)
眉をあげて
眉あげば
眉清し(4校)
眉清く(2校)
眉清き
眉若く(3校)
若き眉(3校)
眉若し
眉は輝く
眉は輝きて
研鑽の眉
夢見る眉
眉晴れて
眉を照らす
眉にのぞみつつ

 調べた私もちょっと驚きの結果。こんなに眉を上げる学校が多いのか。どうやって上げるんかな。普通に上げようとしたら、ただのビックリ顔になるけど(笑)。いずれにしろ、中高生にこんなに「眉」を大切にしろと歌っているのに、眉を剃る中高生が後を絶たないとはどういうことだ(笑)。あと、3位の「胸」のフレーズを拾っていたら、「胸張って」「胸に抱き」「我が胸に」…などが続く中に「胸ひろし」というのが出てきて、ちょっと「猫ひろし」を思い出してしまいました。

 今日は四国学院大学の入学式。さらに1時間半ほどの会合と1時間半ほどの対談があったにもかかわらず、第6特集を仕上げてしまった。あと2ページ。松本君に「明日、原稿持って行くぞ」言うたら、松本君、メチャメチャ焦ってました(笑)。今、深夜0時22分。プチ油断モードに入って寝る。
2009年4月1日(水)

 『インタレスト』7号の特集6本のうち、5本が完了した。苦しんだ5本目は「校歌」の特集。香川県下の高校、中学校132校のうち119校の校歌を集めて、歌詞を全部チェックしながら使われている言葉のランキングとかいろんな分類、分析をするという、軽く気を失いそうなめんどくさい特集です。調べていたら、歌詞に「祖国」という言葉が出てくる学校が10校もあった。10校「も」か10校「しか」かわからんけど。どういうフレーズで使われているかというと、

・祖国のあすをふるさとを(2校)
・あすの祖国をふるさとを
・祖国の明日を担い立つ
・祖国のあすを担うもの
・励むは祖国担うもの
・祖国の明日に築くもの
・祖国のあすに羽ばたきて
・祖国自立の旗かざし
・新生の祖国築かむ

 という感じ。ちなみに10校中9校が中学校で、中学生から祖国を歌っているけど、校歌と教育は連動してるのかなあ…などと思ったりしていて、ふと気がついた。何か、そっくりのフレーズが多いような…。で、改めて調べてみると、10校中6校が同じ作詞者やんか! どうやら香川の中高の「祖国」は、数人の作詞者の「気持ち」のようです(笑)。

 ではついでに漢字テスト。119校の校歌の中から拾った難解な言葉や漢字をいくつか紹介します。さて、どれだけ読めますか?

・うつ勃の血に燃えて
・万朶の桜 馥郁と胸に薫れり
・ひびく谺
・喜び伝う 鑿の音
・南の空に 峙てり
・塩屋の烟 立ちまさる
・月玲瓏 雪皚々

 私は全滅(笑)。最後にもう一つ問題です。「校歌に歌われている体の一部ランキング」を作ったところ、次のようになりました。

2位 瞳(22校)…「英知の瞳」「希望の瞳」など
3位 胸(20校)…「胸張って」「胸に抱き」など
4位 身(17校)…「身を鍛え」など
5位 手( 9校)…「手をとりあって」など
5位 血( 9校)…「血に燃えて」など
7位 腕( 5校)…「腕組んで」など
8位 目( 2校)…「目に親し」など

 では、34校もが使っていた「体の一部」の言葉、ダントツ1位は何でしょう? 答は次回。ハードルが上がった「次回」はいつかわからんけど(笑)。ふー、あと5ページ。
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