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2012年05月の日記
2012年5月31日(木)

 『インタレスト13号』は本日無事納品され、学生たちが今、必死で宛名書きして発送作業をやっております。宛名書きって、この時代にどんなアナログや…とお思いの皆様に、作業の段取りをご紹介します(手書きにしている理由を説明するんじゃないんだ・笑)。

(1)宛名書き担当者を選任する。選考基準は、「時間があるやつ」と「読める字が書けるやつ」。
(2)頂いた申し込みハガキと「申し込みメール」を全部プリントアウトしたものを、みんなに分ける。
(3)それぞれが宛名を書く。

という感じです。すると、

大浦「これ、宛名書き、吉田さんご指名ですよ」
大西「あー、また田尾先生に“洗車しないで下さい”って書いてきてる(笑)」

とかいうふうに、メッセージを読みながら読者の反応を直に感じることができて、「相手を見た魂の情報発信」の基本が無意識のうちに少しずつ体に刷り込まれていく。時々、読者から学生に「田尾先生の授業が受けられることはとてもありがたいことだと思いますので、がんばって下さい」というありがたいメッセージを頂くが、それも私が学生に直接言うのではなく、お便りに書かれているのを学生が見る方が効き目があったりするので、助かります。何せ、松本君が苦しんでいるのは可哀想だけど俺が苦しんでいるのは可哀想に見えん、とかおぬかしになるやつらなもんで(笑)。

 お便りを頂いております。高松市は木太町のおじさんから。

●インタレスト編集部での「田尾先生が原稿で苦しんでるのを見てもあまりかわいそうでないなあっ て」に、実際の田尾先生は知りませんが、とっても共感します。

 みたいなメッセージも宛名書き中の学生が読む(笑)。

田尾「ちゃんと書きよるか? ん? 宛先の住所をなんでそんな封筒の端っこに書くんや」
サキ「え? 端っこに書いたらダメなんですか?」
田尾「そんな隅に書いたら、書いた人間がちっちゃく見えるだろ(笑)。もっと内側にゆったりと書け。そしたら人間が大らかに見える。そのうち、書いてる自分もちょっとずつ大らかになっていく」
サキ「ほんとですか」
田尾「ま、本当かどうかはわからんけど(笑)」

みたいなやりとりもあって、まあそういうことです。

 インタレストのモニター、「オッケーです」というお返事を予想外にたくさんの方から頂いて、恐縮です。先週からもう次号の編集会議に入っているんですが、こんなにたくさんの心強い全国モニターができたので、何かおもしろいテーマを見つけて全国調査モノを一つ入れようかと思っています。けど、ネタが見つからなければ先送りになるかもしれません。一応、ご案内通り「忘れた頃に何か行くかもしれません」ということで、よろしくお願いします。とりあえず、お申し込みいただいた皆さんには間もなく、つたない字の宛名書きで最新号が届くはずですので、どうぞお楽しみください。引き続き、「インタレスト希望」受付中です。申し込み方法は5月28日の日記でご確認を。
2012年5月29日(火)

 もう聞き飽きたネタなので、要点だけ書き出しますね。

5月15日(火)…雨/車、全面的に雨を浴びる。
16日(水)…晴れ
17日(木)…晴れ/車、ホコリまみれで汚れてくる。
18日(金)…晴れ/車、かなりホコリまみれになって見た目にも汚なくなってくる。
19日(土)…曇り/洗車しようと思い始めたが、もうすぐガソリンが切れるのでそれまで待つことにする。
20日(日)…曇り
21日(月)…曇り/ついにガソリン切れ。スタンドに行って給油したが、曇り続きで、洗車がダメ押しになって雨になったらいかんのでグッと我慢する。
22日(火)…晴れ/我慢の甲斐あって、天気回復。けど車は指でくっきり字が書けるくらいホコリまみれになっている。
23日(水)…曇り/洗車するか? けどこの好天続きに雨を降らすことになったらいかんし…。我慢我慢。
24日(木)…曇り/洗車するか? と思っただけで曇りになるんか。我慢我慢。
25日(金)…曇り/洗車するか? いや、我慢我慢。
26日(土)…晴れ/我慢の甲斐あって、天気回復。
27日(日)…晴れ/というか、もう2週間近く雨が降ってないぞ。これは「早よから洗車しとけ」やったん違うんか。

 というわけで、

28日(月)…晴れ/朝から晴天で、しかも天気予報を見て向こうしばらく雨マークがないことを確認して、ついに昨日の夕方、近年希に見る汚れ具合になってしまった車を洗車しました。

29日(火)…晴れ/朝8時、まぶしい晴天の中をピカピカの車で大学に行きました。授業を終え、来客の応対をし、学生からの相談事を2つこなして、夕方になりました。4時半、備品購入の用事もあったので少し早めに大学を出て、引き続き晴天の中を高速に乗って高松に向かいました。そしたら…

 高速に乗ったら、向かう先の高松あたりの空が暗い。けど、そんなバカなね。こんな晴天続きの日々にあって、天気予報も晴れマークの日に。たぶん高松はちょっと曇りなんでしょうよ。高速に乗ってる時間はせいぜい15分だし、もうあと5分くらいで高松西インターだし…

ポツ…

ん? 前の車が何か飛ばしたか?

ポツ、ポツ、ポツ…

え? 雨か?

ババババババババ! ビカッ!

うわー! 豪雨じゃー! 雷じゃあああー!

ザーーーーーー!

どっしぇーー! 何事じゃああああー! 



 高速を下りたら、豪雨の中、産業道路の路面は浅い川状態。ワイパー全開で家にたどり着いたら、着いた途端、雨が止みました。完璧にピンポイントで豪雨をくらいました。

 しかも、家に帰って仕事部屋に入ったら、窓が開いてて机の上が水浸しでした。いつもきれいに片付けているので書類や機器類は無事でしたが、封を切ったタバコが一箱、水タバコになっていました。あと、一昨日もらったトミーの名刺が水浸しになって、ふやけて波打っていました(笑)。もうええわ。好きなようにしてくれ。

 ちなみに、今日2件あった学生からの相談事の1つ目は、真面目な男子学生から。

学生「今度、就職ガイダンスでテストがあって、それを受けて通ったら『経済記事の読み方』検定の○級が取れるらしいんですけど、こういうのは取っておいた方がいいんですか?」
田尾「苦笑いさせてくれ(笑)」

 ま、一言で帰らせるわけにもいかんので「時間があるんなら何でも見聞きしてみたらええんちゃうか?」とか言ったのだが、日頃、ビジネスの原理原則を外した新聞等の経済記事をいろいろ指摘している私にとって、いろんな意味で興味のある検定やなあ。俺、受けてみよか(笑)。

 2つ目は女子学生から。

学生「あの、○○の授業で××を作らないといけないんですけど、何かよくわからないんで、どうやったらいいか教えてほしいんですけど」
田尾「ちょっと待て。それ、俺の授業ちゃうやんか」
学生「けどあの授業、何か、投げっぱなしで、やり方教えてくれんもん」
田尾「しゃーないのー」

 それから、その授業で出された課題の意図を聞き出して、いろいろと指導してやったわ。ま、頑張れよ。俺も頑張っとるけん(笑)。

 あと、ご案内を一つ。去年、KSBでやってた番組『麺通団と超うどんランキング』がDVDになって2本も発売されました。1本目はいきなり1000本ぐらい注文が入ったそうですが、見た人の感想では「『うどラヂ』の動画版みたいでおもろい」とのことです(笑)。アマゾンで売ってるそうなので、うどん情報で笑いたい方はぜひどうぞ(笑)。
2012年5月28日(月)

 全国1万人のインタレストファンの皆様に、『インタレスト』2012early号(通巻13号)の印刷発注が本日、無事完了しましたことをご報告申し上げます。インタレストは1万3000部発行してるから、無理やり渡された人を除いて1万人くらいはファンがいるだろうということで(笑)。

 日曜日の夕方から、デザインの松本君ちで恒例の最終大校正大会を開催。プロ組からは私と和田と笹木、学生組は溝渕、吉田、サキ、そこに社会人になったトミーも現れて、日付の変わった午前0時過ぎに最終校正と修正を完了。これで、5月31日印刷上がり、6月1日発行に何とか間に合うことになりましたので、お待たせしました、入手申し込みの受付を始めます。

 いつものように、申し訳ありませんが料金受取人払いです。宛先は、

●e-mailでのお申し込み………interest@sg-u.ac.jp
●ハガキ等でのお申し込み……765-8505 香川県善通寺市文京町3-2-1 四国学院大学カルチュラル・マネジメント学科「インタレスト編集部」宛

 申し込みの必要記入事項は、

●送付先の住所、氏名
●年齢(詐称可)
●職業(偽証可)
●気の利いた一言(割愛可)

 あとですね、ちょっとお願いなんですが、時々インタレストの企画で全国の調査ものをやる時があるんですが(三越の発音調査みたいな)、その時にメールでモニターをお願いしてもよろしいかどうかを書いていただけると、とてもありがたいのです。もし、「私にできる調査ならいつでも言うてください」という方がいらっしゃいましたら、「オッケーですよ」みたいなことを書いておいてください。そしたら、忘れた頃に何かのお願いメールが行くかもしれませんので(笑)。

 今回のインタレストの特集は、こないだ書いた通り、

(第一特集)香川の「日本三大」ベストナイン
(第二特集)輝け!第1回香川「像ー1」グランプリ
(第三特集)香川の最近の若者は香川の場所や施設や店を何と略して呼んでいるのか大調査
(第四特集)四国学院大学のお笑い三人組がトルコで見つけてきた小ネタ集

の4本です。最近写真が多くなって「読み応えが少々なくなってきた」との指摘もあるので、ちょっと文字数を多くしています。あと、「像ー1グランプリ」は久しぶりの田尾、笹木、和田の三バカトリオによるお笑い座談会仕立てとなっております(笑)。



 ふー、山を一つ越えたわ。もう13号かー。続いたなあ。「さすがにもうネタ切れやろ」とか言われるけど、授業でやってる俺の編み出したあの「アイデアの素」を使ったら、ネタ切れには絶対にならんのよ。ネタはなんぼでも出てくる。けど、おもしろく見せられるかどうか、そこで苦しむんよなあ。自分でハードル上げてるからなあ。これ以上上げたら「立ったままハードルの下くぐれるやん」、いうぐらい上げてるからなあ。

 けど、誰かが新しい切り口や見せ方を切り開いて行かんかったら、停滞するからなあ。「地域の素材を外に向けて情報発信する」いうの、香川はたぶんずーっと、発信する素材も見せ方も停滞してるからなあ。

 やり口はいっぱいあると思うのに、香川のテレビも新聞も観光文化行政も、やり口が30年くらい進化してないような気がする。香川はたまたま私らがやってきた「讃岐うどんを楽しい、怪しい、おもしろいレジャーとして遊ぶ」というチャレンジャーなやり口が当たって、ちょっと刺激的になったけど、他県は「讃岐うどん巡りブーム」みたいなのあまり起こってないから、もっと長い間、完全停滞してるんやろなあ。旅行に行くたびに他県の情報発信ツールを集めてるけど、斬新なやり口を見たことがないもん。

 インタレスト、授業で作ってるフリーペーパーにしては、結構切り開いてるやろ? 誰に問いかけてるんや(笑)。あ、読者の皆さんに。私は他人が作ったものに対して批判するだけの人間にはなりたくないから、「ゲリラうどん通ごっこ」以来『インタレスト』に至る今も、「情報発信の手法が停滞している」と批判するだけでなくて、「こうやったらどう?」「俺ならこうやる」みたいな提案のタマを撃ち続けてきて、ハズレはしょっちゅうあるけど毎回「全編チャレンジャー」で頑張ってるんだけど、ただ、私はもう古い時代の人間やから、今のセンスが限界なんよ。香川の若い子、誰でもええからチャレンジャーになって、何か切り開いてくれよ。

 私がタウン誌の編集長をやってた時、毎年、タウン情報全国ネットワークの新人研修というのがあって、全国の30くらいのタウン誌から経験1年以内の新人が50〜100人くらい集まって、2泊3日で研修をしてた。そこに、私は10年くらい、講師で行ってたんです。講師と言っても各タウン誌の編集長クラスの人がみんなで講師を務めるという研修だったから、そのうちの一人という立場で。1990年代の話です

 そこで、20〜25歳くらいの新人を7〜8人ずつチームに分けて、「(タウン誌の)12月25日発売の1月号で、8ページの特集を考えなさい」という課題を出したことがある。昼から企画作りにかかって、翌朝、みんなの前でチームごとに企画を発表するというスケジュールで、各チームとも夕食を挟んで深夜まで企画作りに取り組んで、中には徹夜をするチームもいて、翌朝9時頃から、いよいよ発表タイムになったわけです。

 私ら審査員組はみんな30代〜40代、中には50代の編集長もいて、だから20代の若い感覚で自由に企画を立てさせたら、まあ新人とは言え、我々の世代の固定観念を超えた斬新な企画の2つや3つは出てくるだろうと、ちょっとだけ期待しながら発表を聞いてたのである。そしたら、出てきた企画が、

・年末年始のテレビ特番特集
・年末年始の映画特集
・正月三が日に営業している店の紹介
・初詣特集(神社紹介、御利益紹介)
・初日の出スポット紹介
・お正月にこたつで遊ぶゲーム特集
・おせち料理特集
・読者アンケートによる今年の大予想、今年の抱負
・特大付録「すごろく」
………

 コメントを求められた私は、こう言った。

「あのなあ、きみらが考えて出してきた特集はな、全部私らおっちゃんが10年も20年も前からやり尽くしてきたものばっかりや。そんな企画やったら君らに頼まん。おっちゃんらで十分できるわ」

 研修の後、編集長仲間で「近年、若いもんの発想力がガタ落ちしてる感がある。みんな、“過去問”を解くことしかできんようになっとんちゃうか?」と嘆いていたのを覚えている。

 世代でくくっていいのかどうかわからんけど、あの世代が今、情報発信の現場で決定権を持つ立場にかなりいると思われる。とにかくあの頃から、「それまでやってきたことを踏襲するだけ」みたいなメンタリティがずーっと蔓延し続けている…という気がしてならん。それが、世の中のいろんなものが停滞している原因の一つではないかと、漠然と思っているわけです。特にローカルではそういう印象が強い。

 そういうわけで、頼むから今の若いもん、チャレンジャーになって“過去問”でないタマを撃てるようになってくれ。それと、情報発信現場の管理職の中高年組の方も、前例主義を捨てて、リスクをとってチャレンジャーになってみませんか。このままじゃ、ローカルの情報発信の手法は停滞期からあっという間に衰退期に突入しますよ(もうしてるか)。私はこの歳でまだチャレンジャーやってるから地元ではかなり異端視されているけど、もう56歳やから、そのうち電池切れると思うんで(笑)。
2012年5月24日(木)

 2コマ目の授業が終わったら、ダメ出し隊長吉田が「(インタレストの)校正、まだですか?」とか言ってきたので、

・松本君に14ページ渡してあるが、まだ8ページしか上がってきてない。
・原稿のあと10ページはとっくにできているが、先の14ページが上がってないのでずっと私が持っていたのを、昨日の夕方、松本君が「下さい」言うてきたのでようやく渡した。ということは、先の14ページがついに上がったのかと思ったら、先の14ページの残り6ページがことのほか面倒なので、次の分を先にやるとのことだ(笑)。
・そういうわけで松本君は今、連日徹夜体制で頑張っている。
・印刷入稿は24日の予定だったが、印刷会社と交渉した結果、28日に入稿して何とか31日に納品できるように変更した。
・ちなみに、松本君が昨晩徹夜で上げて、今朝、うちのマンションの郵便受けに入れているはずの数ページを、私は学校に持ってくるのを忘れた。

 という概要を伝えたところ、吉田が言うには、

吉田「松本さん、大変ですね」
田尾「ま、毎回のことやけどな」
吉田「こないだみんなで話してたんですけど…」
田尾「何や」
吉田「松本さんがデザインで苦しんでるというのを聞くとかわいそうに思うのに、田尾先生が原稿で苦しんでるのを見てもあまりかわいそうでないなあって」
田尾「何でやねん!」
吉田「いや、何となくみんなが(笑)」
田尾「その“みんな”いうのは誰や!」
吉田「えーと……みんなです(笑)」
田尾「ええか、そういう“みんなが”とか“多くの人が”とか、あるいは“国が”とか“県が”とか“企業が”とか、そういう対象をぼかしたモノの言い方から、世論の退廃が始まるんじゃ。“国”とかいう概念みたいなものが何かやるんじゃない。突き詰めて行ったら必ず“誰か”という“人”が何かをやるんじゃ」
吉田「勉強になります」
田尾「で、誰や、その“みんな”いうのは」
吉田「ま、主に言ってたのは“三大怨霊”の…(笑)」

 よし、たとえ話で煙に巻いて白状させたぞ(笑)。

 インタレスト編集部には、頼みもしないのになぜか毎回、私に面と向かってダメ出しをする恐ろしい…でなくて頼もしいスタッフが自然発生するのである。中でも一昨年〜昨年あたりは、地雷トミーを筆頭にドン多田、アシナガバチ岡内、冷たいツッコミの溝渕の四天王が揃った最悪…でなくて最強の年度だったのだが、やつらが卒業してやっと平穏な日々が訪れるかと思っていたら、また発生した(笑)。

大西(田尾先生の話の脱線防止隊長)
吉田(田尾先生へのダメ出し隊長)
十河(田尾先生へのダメ出し大魔王)

 3人揃って「編集部の三大怨霊」! 今号の特集の中で「日本三大怨霊」が出てきたことを受けて結成されたアイドルグループ(笑)なのだが、この怨霊、祟りが私にしか及ばないというのはどういうことだ。

田尾 ふう、キミタチもまだまだやのー。2年ぐらい前にトミーに「田尾先生はいつも仕事に追い込まれてるのに、全然追い込まれてる感を見せませんねえ」と言われたのを思い出したけど、はっはっは、吉田君(女やけど)、プロというのはそういうことだよ(泣)。
吉田「泣いてるじゃないですか」

 ま、そういうわけでインタレスト2012early号の制作は、いよいよ最後のタコ部屋に入りました。あと3日でハードバージも「ごめんなさい」言うくらいの追い込みをかけるぞ。こないだ例えたブロードアピールに反応した読者が1名おりましたので、レベルを一段上げてみました(笑)。ブロードアピールみたいな誰の目にもわかる派手な追い込みじゃない。4コーナーで中団の馬ゴミの中から、天才福永洋一がどこをどう通って来たのかわからないままゴール前で最内から抜け出してくる、正面からのパトロールビデオでもなければまるでコース取りがわからないという、玄人がうなる追い込みである。ま、こっちは松本君がうなるだけだけど(笑)。
2012年5月22日(火)

 インタレストの原稿締切とインタビュー原稿を3本も上げて、先週末から久しぶりに「仕事を俯瞰して見る数日間」を過ごしていたのである。何せここ数ヵ月「視界2センチ」で、ほとんど目の前の仕事だけしか見ずに働いていたもんで。それでちょっと引いて、前期の授業が終わる8月初旬までの計画とか、そこから後期の授業が始まる10月までのいわば研究期間に何に取り組むか、何を仕上げるか…みたいなことを考えながら、でもやっぱり途中でいろんな用事とか依頼ごとも入ってきて、しかし今は「プチ油断できるモード」だからそれなりに対応して…みたいなことをやっていたら、結局この数日で特に何が進んだというわけでもないみたいなことになっている(笑)。ま、お約束ですけど。

 で、今日の夜の私の頭の中を整理せずにダダ流しすると、こういう感じ。

 ドナ・サマー、人生を終えちゃったか。『笑いの文化人講座』の名作、「右や左のドナ・サマー」を思い出したけど(笑)、元ネタがわからなくなっている世代が増えてるんだろうなあ。映画『フル・モンティ』の中で、ドナ・サマーの『ホット・スタッフ』がうまいこと使われとったなあ。明日、ドナ・サマー聴きながら学校へ行こ。

 俺のカーステに入ってる外国女性アーチスト、誰や? マドンナと、ドナ・サマーと、スージー・クアトロと、キャロル・キングと…うわ、4枚だけか。ドナ・サマー、年いくつやった? 63歳か。タバコも吸わないのに肺ガンで亡くなったのか。けど「タバコを吸わないと肺ガンになりますよ」という話には絶対ならんわな(笑)。

 肺ガンと喫煙の関係、ネットで調べてみよ。うーん…「肺ガン死亡者数の推移」と「喫煙率の推移」の数字しか出てこんぞ。その2つを合わせて「喫煙率はどんどん低下しているのに肺ガン死亡者数は増えている」とかいう記事が出て来たぞ。それは時系列を無視した分析だろう、と思ったら「喫煙の害はゆっくり蓄積されて出てくるので、今の喫煙率低下の成果は数十年後に出てくる」という記事も出て来た。まあ、そらそうやわな。

 けど、どの話も「肺ガン死亡者数の推移」と「喫煙率の推移」がベースになってるけど、その2つはどう組み合わせても、「肺ガンと喫煙の因果関係」を示すデータにならんだろ。「肺ガンで亡くなった人すべてのうち、喫煙していた人としていなかった人の比率」のデータはないのか? 肺ガンと喫煙の関係を分析するなら、

●肺ガンでなくなった人の総数
(その内訳)
(1)喫煙経験のない人の数(比率)
(2)喫煙経験10年未満の人の数(比率)
(3)喫煙経験10年〜19年の人の数(比率)
(4)喫煙経験20年〜29年の人の数(比率)
(5)喫煙経験30年〜39年の人の数(比率)
(6)喫煙経験40年以上の人の数(比率)

という年度別データがベースにならないといかんだろ。どっかにあるのかもしれんが、とりあえずネットで上の方に出てきた関連記事はどれもこれも、こういうデータがベースになってないぞ。

 ま、ええか。新聞見よ。

 電力不足かー。ネットも見よ。うーむ、どれを見ても「足りなくなる」「いや、足りるはずだ」の言い合いか(笑)。こういう類の話は、私にとっては「計算根拠のついてない意見」はほとんど雑音だから一切無視して、計算根拠をつけている意見だけ探すと………うわー、ほとんどないがー。しかも、やっとこさ見つけた計算根拠付きの主張が、計算の仕方によって「足りる」と「足りない」の両方あるわ。やっぱり、私ら素人にはもう「やってみないとわからない」局面の話やな。放っておこ。

 お金の話も、かなり曖昧なままの主張ばっかりやなあ。これも「値上げ必至」「値上げしなくても行けるはずだ」の言い合いだけど、こっちはお金の話だから、計算したらある程度予測がつくんちゃうか? 決算書見たらええやん。要するに、原子力発電の原価が火力に置き換わって2倍になる。そいつを電力会社がキャッシュフローとして吸収できるかどうかを計算したら、だいたいのところは予測がつくやろ。

 四国電力の決算書を見てみよ。正直、関西電力管内の人とかは大変だろうけど、うちは四国電力だから、まずは四国電力管内の予測だけでええわ。上場企業だから決算書は公開されているはずだから……あったあった。2012年3月締めのバランスシート。とりあえず連結でなくて四国電力単独の短期的な資金力を見ると、

流動資産(短期的に現金になる資産)…9174億円(そのうち現金預金676億円)
流動負債(短期的に現金として出ていく資産)…1兆5954億円

 ほんまですか!

 ちなみに連結で見ると、

流動資産…9397億円(そのうち現金預金599億円)
流動負債…2兆5098億円

 ほんまですか!!! 

 流動比率(流動資産÷流動負債)って、100%以上なかったら短期的に支払い不能になる可能性が高いんじゃなかったですか? 日本の企業は流動比率120〜130%が健全経営の目安ですよね。アメリカなんか200%以上が経営判断の基準だし。四国電力、単独決算で57%ですよ。現実的にはパーセンテージより金額の方が大事なので引き算すると、短期的に出ていくお金の方が6780億円も多い!

 正直な話、どうやってお金を回しているのかよくわからん。私が社長なら、この数字は、どこかに埋蔵金が1兆円以上あるか、何事が起こっても誰かが(政府とか)補填してくれるという保証がない限り、生きた心地がしませんが(笑)。というより、実は死んでる状態なんだけど生命維持装置をつけて心臓だけ動いている…みたいな状態じゃないのか? これ、他の電力会社も同じことになってるんちゃうか?

 では、この経営状態で原子力が火力に置き換わった今の数字を推測してみよ。損益計算書の中の「原子力発電費」の項目を見ると、1兆135億円とある。これが火力に置き換わると、どれだけアップするんだ? 比率がよくわからないけど、巷でよく言われている「1kw/hあたり原子力6〜7円、火力12〜13円」というのがそのまま反映されるとすると、こいつが2倍になるから単純計算で原価が1兆円アップするんか。もし頑張って(どう頑張るのかわからんけど)1.5倍で抑えられるとすると5000億円アップ。何かのトリックを使って(笑)1.2倍で抑えられると、それでも2000億円アップ。けど、火力発電の燃料費は世界的にどんどん上がっていくから、これぐらいでは済まんぞ…。

 あんまり数字ばかり書いてたら資金ショートの前にチンペイの頭がショートするので、もう数字は書かないけど、こういう経営数字をベースにした上で、販売管理費(人件費等)とかを見て、少々の人件費削減や経費削減や“埋蔵金”活用等でこれが値上げをせずにカバーできるものかどうか、を自分なりに計算すると、感情論ならともかく、経営的に見れば私にはどうやっても「値上げしなくても行けるはずだ」という計算が成り立たんのだが…。

 …みたいな感じで私はいつもやってるから、たまにニュースとかで何か引っかかったら、すぐにいらん時間を使ってしまう。けどなあ、新聞を隅から隅まで読んでも、ベースの数字がわからんのでは意味がないしなあ。かといって、ネットの中を隅から隅まで探すのは途方もなくて、ネットの世界に弱い私にはそんな気力もないし。

 などと言っているうちに、もうインタレストの次の企画会議が始まります。創刊以来最大の人数を抱えて、さて、どうするかな。
2012年5月16日(水)

 しばらくレポートが途絶えておりました。その後の経過を報告しますと、

5月14日(月)…(通算達成目標)20ページ、(実績)18ページ

という「2ページビハインド」で火曜日を迎え、昨日は2コマ目の授業を終えて午後2時から、最後の特集の4ページに取りかかるために担当学生に集合をかけ、原稿補佐の山地と寺嶋、割り付け担当のサキを従えて「ある程度終わるまで帰るらんぞ」体制で作業開始。夜の8時頃、2ページを仕上げて、溝渕編集長を加えて5人で、名前が「ランチショップ」なのに夜しか開いていない「ハトポッポ」で晩飯を食って解散した。

5月15日(火)…(通算達成目標)21ページ、(実績)20ページ

 そして今日、授業を一つ終えて1時過ぎから、3コマ目の授業であるインタレスト編集作業に突入。3時40分からの全学連絡会にどうしても出ている時間がないので近藤先生に「あとで連絡資料と内容を教えて」とお願いして、山地、池田、寺嶋、サキをまた私の横に張り付けて、5時までかかって1ページを仕上げる。それから高松に帰って6時からRNCラジオの収録をして、7時過ぎに家に帰ってメシ食って原稿の続きにかかって、只今日付が変わって午前0時、ついにすべての原稿が完了しました!

 最後の最後で、ガントチャートを1日分、抜き去りました。とか書いたら、背中に「重圧」と入れ墨を彫ろうかという松本君にまたいらんプレッシャーをかけたらいかんので、そっとしといてやるか。本日現在、おそらく松本君は私の原稿に対して「22ページビハインド」のはずだ(笑)。

松本「全然そっとしてないじゃないですか!」

 私の頭の中のちっちゃい松本君がツッコミを入れたが、大丈夫だ。松本君はきっと、印刷発注日から逆算した恐るべき「松本ガントチャート」を作っているに違いない。「1日12ページペース」とか(笑)。さ、明日から授業の合間を縫って、「土曜日の午後3時までに上げないといけない重い重い原稿2本」にかかろう。じゃ、先に寝るわ、松本君(笑)。
2012年5月13日(日)

 連日、ページの進行状況をリポートしていたら、背中に「焦燥感」と入れ墨を彫りかけている松本君から「土日続けて終日仕事が入っていて…うんぬんかんぬん」という言い訳メールが来た。毎回恒例の「締切直前の小競り合い」は、今のところ私が優勢だ(笑)。しかし、昨日の土曜日、予定外の追加取材で走り回ったため、

5/13(日)…(通算達成目標)18ページ、(実績)16ページ

と、また2ページビハインドに後退した。けど松本君はおそらく今、6ページビハインド(笑)。で、今日の夜8時、仕事を終えた松本君がうちのマンションに手ぶらで原稿を取りに来たので(前に渡した6ページがまだ手つかずらしい)、次の6ページを渡して、お互いに進行状況を探りながら(笑)解散して、私は家内と夕食に出たのである。

 今晩はあまり腹が減ってなかったので、少量で済ませられる回転寿司のゆめタウン函館市場に行った。もう8時半だから空いているだろうと思ったら、2組も待っていた。他の店にするかな…と一瞬思ったが、ま、ええか。名前を書いてちょっと待っとこう。家内が店の入り口にある紙に名前を書いて、我々は店の前のイスに座って待っていた。

 しばらくすると一組が呼ばれ、またしばらくしてもう一組が呼ばれた。次はうちか…と思っていたら、店員が名前を呼んだ。

店員「お二人様でお待ちの松本様〜」
家内「あ、うちや」

 今日の偽名は「松本」か(笑)。

家内「さっき松本さんに会うたからね(笑)」

 昔、回転寿司で「田尾様〜」と呼ばれた時に店内の客に振り向かれて以来、待ち時間があって名前を書く時には「笹木」とか「和田」とか「篠原」とか「佐伯」とかのペンネーム(笑)をローテーションで使っているのだが、松本は初めてだ(笑)。呼ばれて最初に家内が店に入っていく。少し遅れて私が入っていったら、ボックス席にいた4人組の客の声が聞こえた。

「あ、田尾さんや」
「え? 松本さん言うたで」

 しえーっ! 何という変なバレ方! 私は早足で店内をぐるっと回って向こう側のカウンター席に着いて、家内に言いました。

田尾「松本さんって呼ばれて僕が入ってきたのがバレた」
家内「ええやん。最初に入ってきた私が松本さんで、その後から田尾さんが入ってきたということやん」
田尾「けど、“田尾さん、松本さん言う女の人と一緒に寿司食いに来てたで”とかいう話になるぞ」
家内「“田尾さん、なかなかやるやん”みたいな(笑)」

 今日は2皿しか食わんと出てきたわ(笑)。

 ついでに小ネタを一つ。カウンター席で食べてたら、衝立の向こうのボックス席に先に入っていた家族が、大声で話しながら食べていた。顔は見えないが、母親ともう一人おばさんか婆さんと、小学校高学年くらいの男の子と、小学校低学年くらいの男の子の4人。旦那がいたのかどうかはわからない。母親はビールでも飲んでいるのか、ガハハ親父状態でしゃべっている。そのうち、小さい子供の方が店内を走り始めた。我々の後ろをドタドタと向こうに走っていって、しばらくしたらまた走って帰ってきた。それが3回繰り返された。親は全く注意もしない。私の隣のカウンター席の客も、顔をしかめている。

 しばらくすると、その子供が4回目の店内ドタドタランニングを始めた。そいつが向こうに行って、しばらくして走って帰ってきた瞬間、私は振り向いて怒鳴りました。

田尾「走るな!」

 子供は一瞬びくっとして、そのまま数歩歩いて衝立の向こうに消えました。家内が言いました。

家内「どしたん、言うやん(笑)」
田尾「おかしい、人が変わってきてる。絶対勝谷さんのメールマガジン読んでるせいや(笑)」
2012年5月11日(金)

 そういうわけで今日は朝の6時過ぎに丸山でうどん食って、7時前に大学に到着。風邪がぶり返す気配もなく、おそらく大学構内にもほとんど人のいないであろう静寂の中で、何と、授業の時間までに1ページが仕上がってしまった。

 そこから授業を2本終えて、はなや食堂へ遅い昼食に行き(RSKのうどん番組ロケにニアミスしたらしい・笑)、編集室に帰ってインタレストの追い込みにかかった。授業時間でないのに、編集室には溝渕、大平、大津、大西、吉田、山地、池田、しばらくして十河も来た。みんな松本君と同じ、背中に「責任感」と入れ墨を彫ろうかというメンバーばかりだ(笑)。

 まずは大西が私の横に付いて、私の原稿に合わせて割り付けと写真選びのサポート。大津はイラストマップの作成。山地と池田は第3特集の割り付け。大平は日本地図へのデータの地図落とし。しばらくして大西が用事で帰ると、吉田が後を引き継いで私の横でサポート(ダメ出し隊長ばかりが横に付くのは偶然か?)。続いて大平が帰ったら十河が引き継いで、短いコメント作成を担当する。最終仕上げ段階でこれだけのメンバーが役に立つ状態で動くのは、インタレスト始まって以来かもしれん。結局、溝渕と吉田と大津が最後まで残って、夜の8時過ぎ、第一特集の6ページ目まで仕上がった。

5/11(金)…(通算達成目標)14ページ、(実績)14ページ

 ガントチャートに一気に追いついたぞ松本君(笑)。明日から「1日2ページペース」にハードルが上がるが、風邪はほぼ完治した。明日はまた追加取材で東の方を走らないかんので、以前として予断は許されない状態ではあるが、とりあえず4コーナーで先頭集団に追いついた。敵はもう、プチ油断モードだけだ(笑)。
2012年5月10日(木)

 風邪の回復度、朝から70%くらい。それが、2コマ目の授業中にドッと熱が出て、額に汗、脇に汗。脇汗がシャツにしみ出て来るというかっちょわりー状態になったけど、授業を止めるわけにもいかん。いや、学生に移さないように早引きすべきだったか…広い教室の離れた教壇だったから授業を90分やり通したけど…。さらに続けて昼飯も食わずに3コマ目の授業もやり通したのだが、それから夕方にかけて体調は60%、50%と落ちていき、家に帰って夜の8時頃、ついに30%を切った(当人の感覚比)。

 くしゃみ、鼻水、鼻づまり…。勝谷さんから「病院に行け」と指示が飛んできたが、行く時間がない。これはさすがにもういかん、と思って、私は8時過ぎに文庫本を持って熱い風呂に入りました。それから湯に浸かって本を読みながら10分…20分…。ダラダラとものすごく汗をかいているうちに、鼻づまりが解け、鼻水が止まった。そのまま風呂から出て、まだ汗が噴き出しているところへ厚手のパジャマを着て布団に入った。明日、朝早く起きて仕事しよう。

 目覚ましを午前3時に合わせて、午後8時40分、無理やり就寝。午前3時、目覚ましが鳴って起きた。目覚ましを止めて、あと10分だけまどろんで起きようと思って目をつぶったら、5時半に起きました(笑)。というわけで、これを書いているのは11日の朝です。

5/10(木)…(通算達成目標)13ページ、(実績)10ページ

 ついに3ページビハインドにまで後退した。けど、昨夜の熱い風呂と9時間の睡眠で、11日朝の体調は95%にまで一気に回復したぞ。さあ今日から「終わるまで帰らんぞ体制」に突入だ(翌日に授業がないため)。唯一の敵は、風邪のぶり返しだけ。ぶり返すと、学生に移したらいかんので彼らと編集室にこもるわけにはいかん。今日も明るいうちは授業が2コマとオフィスアワーで埋まっているが、夕方まで体調は持つのか。持ったら、ブロードアピールも真っ青の怒濤の追い込みをかける。
2012年5月9日(水)

 昨日の夜、熱い風呂に入って体をHOTモードにして早く寝ようと思っていたのに、結局、締切の重圧にジタバタして23:30頃までパソコンに向かって、原稿がほとんど進まないのに時間だけが進むというよくないパターンに陥ってしまった。ところが、今朝起きたら風邪は94%(当人比)回復しているではないか。よし、一気にガントチャートに追いつくぞ!

 というわけで大学に行って10:50までインタレストの原稿仕上げ。そこから10分で授業の直前準備をして、11:10〜12:40まで授業。昼食抜きで12:50〜13:30まで原稿に取り組み、13:30からインタレスト編集会議の授業。

第4特集(トルコ)チーム…松本君からデザインが上がってきたので、校正を指示。
第2特集(像ー1)チーム…デザインを発注した後なので、発注時に抜けている女木島の写真の整理と発注を指示。
第3特集(略称)チーム…一番遅れているチーム。集めたデータの整理と「見せ方」の検討を指示。

という各種指示を済ませて、14:00頃から、第1特集(日本三大)チームをデカマックとビッグマック周辺に集めて「ショウタイム」を開始した。何をショウするかというと、私がやるプロの作業を見せるのである。

 まず、私がデカマックの前に座って、テキストデータ(原稿)を担当。私の後ろには編集部一センスのいい(笑)十河が立って、私の書く原稿を見ている。私の左横には特集担当役員(副編集長)の大平が座り、割り付け用紙を並べて、私の指示に従って大まかなデザインを必死で考えながら付いてくる。そこにサブで付いているのはダメ出し&脱線修正隊長大西。大平の左のビッグマックの前にはあっくんが座って、大平の割り付けと私の原稿に合わせて写真選考とナンバリングを担当。

田尾「ええか、ここではまず高松城を紹介するけど、普通なら高松城の歴史とか、どんな建物があるかとか、文化財がどうしたとかを書いて紹介してしまう。けど、それはただ高松城を紹介することが目的のパンフレットの原稿だ。けど、うちの今回の企画の目的は何だ?」
十河「日本三大水城の一つであることを思い知らせる」
田尾「その通り。加えて、読者の興味を引く、読者におもしろがってもらう、という大事な前提も忘れてはいけない。すると、目的が違うのだから、目的を達成するための文章は、入り方と組み立てを根本的に変えないといけないことになる」
十河「…………」
田尾「そこで、昨日の晩、私が文章部分を作ってきた。読んでいくぞ…」

 しばらく読んでいると、みんなが笑い出した。

十河・大西「あっはっは!」
田尾「えー、“ひろこちゃん”を中心に文章を組み立ててみました(笑)」
大西「高松城の紹介にひろこちゃんですか!(笑)」

…とかいうショウタイムです(笑)。これでまず、学生たちの既成概念にちょっとヒビを入れて、さらにレクチャーを織り交ぜながら私の書いた文章を読んでいく。すると、だんだん頭の中の違う線がつながりだした十河が言った。

十河「この吉田さんのセリフのところ、“でも、ひろこちゃんですよ(笑)”の(笑)は取った方がいいですよ。ヨッシーは先生に“ひろこちゃんですよ”って、笑わずにダメ出しするから(笑)」

 ええポイント突いてくるのー。会話文を書く時の秘技、「頭の中にちっちゃいそいつが出てきてしゃべる」という手法をマスターしつつあるやんか(笑)。

 それからその場で続きの原稿を書き始め、使用する写真の枚数や大きさや文章の行数を計算しながら割り付け作業をし、2時間近くかかって1ページを仕上げた。昨日の晩に構想を練りながら原稿部分をかなり書いてたから、この1ページにかかった直接作業時間は全部で4時間くらいか。あと、今晩中に2ページ上げれば、ガントチャートに追いつくぞ。

 というわけで、今日は16:00頃、第一特集チームを解放し、18:00から高松で別の用事があったので残りは家に帰ってやることにした。そしたら、19:00頃から風邪がぶり返してきたのである。体調、朝の94%から76%にダウン。昨日は33%だったからかなりマシではあるが、結局、寝るか、仕事するか、で葛藤しながらその後1ページも進まず23:30までジタバタして就寝した。

5/9(水)…(通算達成目標)12ページ、(実績)10ページ

 2ページビハインド、変わらず。明日や明日や。
2012年5月8日(火)

 あかん、風邪じゃ。

 「風邪」を「かぜじゃ」と読んだやつがいたが、ちょっと違うぞ(笑)。昔、テレビの特番で画面に「どう読む、湾岸危機」と出たのを見て「“わんがんきき”だよね」と言ったやつがいたが、それもちょっと違うぞ。漢字の読みを聞いてるんじゃないぞ。あー、文化人講座のネタがどんどん湧いてくる(笑)。

 そういうわけで、完全にキャッチアコールドです。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、微熱、一応全部来ました。授業は何とか踏ん張ったけど、後がいけません。午後1時半、編集室にいた溝渕とあっくんに軽く指示をした後、

田尾「風邪を引いたから、今日はもう、散髪して帰って静養する」
溝渕「何でそこに散髪が入るんですか」
田尾「もしこのまま入院することになったら、さっぱりしとる方が気分がええやんか」

 自分でも何を言っているのかわからないくらいクラクラしてきたので、私は今日の作業を断念して、早期全快を最優先することにした。編集室を出て、とりあえずボサボサ頭を何とかするために、善通寺インター近くの行きつけの美容院に行って、いつものH谷川ねえさんに切ってもらう。その店は9年くらい前、私が四国学院に来始めた頃に初めて入ったのであるが、そこで初めて切ってもらったH谷川さんの髪のさわり方にとても安心感があって、以来、ほぼ毎回お願いしているのである。最初のうちは行くたびに受付の人に「ご指名は?」と聞かれていたのであるが、今は覚えてくれて何も言わなくてもねえさんが出てきて切ってくれるようになった。

 1ヵ月くらい前のある日の編集室での会話。

田尾「昨日、髪切ってきたわ」
吉田「いつもどこで切ってるんですか?」
田尾「善通寺インターのそばの美容院」
吉田「えーっ! あそこ、女子大生御用達の美容院ですよ!」
田尾「何とか!」
吉田「いつも若い女の子がいっぱい来てるでしょ」
田尾「全然知らん。店に入っても周りの客なんか全然見んし、イスに座ったらほとんど寝よるけん、客層なんか意識したこともないが」

 あの店、おっさんは場違いの店だったのか…。けどもう9年も行きよるが。まいったなー、今頃(笑)。

 とりあえず今日は風邪でフラフラ状態で行って、案内されたイスに座るやいなや目をつぶってボーッとしていたのである。何やら途中でシャンプー台に移動したのは覚えているのだが、とにかく、気がついたら散髪が終わっていたという有様であった。

 それから高速に乗って慎重に運転しながら高松に着いた。しかしそこで貧乏性が頭をもたげてきて、「ちょっとでも原稿を進めとかないかん」と思って、そのままumieに行ってしまった。いつもの隅っこの一人掛けのテーブル席に着いて、注文を取りに来たおねえさんに「カプチーノ下さい。それと…」と言いかけたら、おねえさんは知ってたみたいで、メニューと一緒にすでに灰皿を持ってきていて出してくれた(笑)。すんません。

 それからパソコンを開けて仕事をしました。原稿がそこでちょっと進みかけたので、本当はそのまま2〜3時間、行けるところまで行きたかったのだが、ダメだった。鼻づまりと微熱でかなり辛くて、結局、1時間弱で限界が来て、家に帰りました。

5/8(火)…(通算達成目標)11ページ、(実績)9ページ

 うーむ、2ページのビハインドか…あかんあかん、とりあえず風邪を治そ…と書いて松本君を油断させておいてと(笑)。
2012年5月7日(月)

 うーむ、ガントチャートと接戦になってきたぞ(笑)。ここまでの日々の目標と実績の経過を整理してみると(そんな整理してる場合やないっちゅうねん)、

5/5(土)…(通算達成目標)6ページ、(実績)7ページ
5/6(日)…(通算達成目標)8ページ、(実績)7.5ページ
5/7(月)…(通算達成目標)10ページ、(実績)9ページ

 おー、整理してみると何事が起こっているかが一目瞭然だ。会社は管理会計ではなくてキャッシュフローで倒産するが、管理会計がないと何事が起こっているかの把握と分析ができない、という原理原則がこんなところで再確認できたわ(笑)。ま、インタレストの締切は管理会計とキャッシュフローがピッタリ一致しているんだけど。

 経過を見ると、土曜日までは目標を実績が上回っていたのに、日曜日にガントチャートに逆転されている。日曜日は1日に0.5ページしか進んでない。つまり、日曜日に何かが起こったのだ(誰でもわかる分析や)。

 原因は2つある。まず1つ目は、日曜日から取りかかり始めた「第一特集10ページの最終仕上げ」で、この期に及んで大きな方針変更が出てきてしまったことである。何かずーっとモヤモヤしてたんよなあ。

 今回のインタレストの特集は、

(第一特集)香川の「日本三大」ベストナイン(10ページ)
(第二特集)輝け!第1回香川「像ー1」グランプリ(6ページ)
(第三特集)香川の最近の若いモンは香川の場所や施設や店を何と略して呼んでいるのか大調査(4ページ)
(第四特集)四国学院大学のお笑い三人組がトルコで見つけてきた小ネタ集(2ページ)

 これに表紙と表4を入れて全24ページになる予定である(ちなみに第二特集は久しぶりの「お笑い座談会企画」です)。去年の12月から企画会議を重ねて、1月に入ってようやくこの特集ラインナップにたどり着いた。それから、学生たちは特集ごとに4チームに分かれ、それぞれの特集の完成予想図を描き、その完成予想図に向かって何の情報を集めてどう見せればいいかを考え、何度も修正しながら、1月頃からずっと春休みも使ってみんなで取材を続けてきたのである。

 その間、私は4チームの作業を別々に指導、言わば特集の「四面指し」をやってきたわけだが、いかにプロの編集者と言えど、多面指しはついつい詰めが甘くなってしまう。その結果、イヤでも一つの特集に集中しなければならなくなる「最終仕上げ段階」になって、「うーむ、ちょっと違うな…」ということがしばしば起こるのである。それが日曜日、第一特集の仕上げに取りかかった時に起こってしまったのだ。

 そういうわけで、「考えるばかりで原稿が1行も進まない」という時間が過ぎていったのが、日曜日。で、その日の夜、何とか構想がまとまってモヤモヤが少し晴れて筆が進み始め(パソコンだけど)、月曜日の朝から再び作業が動き出した。

 月曜の朝、宮川でうどん食って7時半頃研究室に入る。諸々の準備を終えて、まず、朝一から女木島に撮影に出かけている溝渕に「第一特集で急遽、高松某所の写真が必要になったから、帰りに撮影してきてくれ」と指示。続いて、これまた急遽集合をかけた「像ー1グランプリ」チームの山地と武政に、最後の半ページのマップ作成とデザイン発注用の写真70枚の整理を指示。で、私はそれをいつでもフォローできるように、彼女らの横の机で第一特集の仕上げ作業にかかった。

 今日は第一特集チームは来ない。編集部の学生たちは当然他にも授業があるから、編集会議(授業)のある水曜日の3コマ目以外は、時間が空いている者だけしか集まれないのだ。あと、夜と土日と。ちなみに今週の週末の金、土、日は、毎回締切恒例の「終わるまで帰らんぞ大会」になる予定なので、どうしても差し入れを持ってきたいトミーとかは持ってきてもええぞ(笑)。

 で、午後3時頃、今度は私が方針変更になった第一特集の追加取材に出かける。その足で、6時からFM香川の『うどラヂ』収録があるので5時半過ぎに松本君と落ち合って第二特集のテキストデータと写真データと割り付けを渡し、そのまま松本君を拉致して無理やりゲストにして収録を終えた。そこで日曜日につまづいた第2の原因。この非常事態に、どうも風邪を引いてしまったみたいです(笑)。

 ヒジョーにまずいッス。日曜日の朝からおかしかったのですが、この日の『うどラヂ』収録の2本目の途中から、完全に来ちゃいました。たぶん来週土曜日の放送分、途中から鼻声になっていきます(笑)。

 けど、ここでダウンするわけにはいかない。火曜日から、ガントチャートは平日バージョンの「1日1ページ」ペースに落ちる。ここじゃ。ここで一気にガントチャートを抜き去るぞ。連日授業が詰まっているけど、ユンケルとゼナ、織り交ぜて4本も買うてきたからな。
2012年5月5日(土)

 2日連続、早朝峰山登山を決行した。昨日は午前1時半に寝て6時に起きて、3時間のウォーキング。今日は午前1時半に寝て5時半に起きて、すぐさま準備をして朝5時45分に出発した。ところが、しばらくぶりなのにいきなり短い睡眠時間で2日連続をやったせいか、昨日は大丈夫だったのに今日は1時間ちょっと歩いたあたりで体の力が抜けてきた。結局、山上の峰山公園で休憩。そこから展望台に行かずに、そのまま山を下りてきました。今日の峰山ウォーキングは2時間で終了。

 それから帰って原稿に取りかかって、今日は家内と娘が詫間の実家に行くのに私だけ家で仕事、というほど頑張って、第二特集6ページのうち5ページまで完了した。途中、仕上げ段階に入って見えてくる「不足」がいくつか出てきて、編集長の溝渕に電話して追加取材を指示。

田尾「第二特集をまとめてたら、どうしても○○の写真がいる。第二特集チームを動かして、女木島に行って○○の写真を4〜5枚撮ってこい。こっちはとりあえず、写真が入るという前提で原稿と割り付けを進めるから。写真は最悪、来週の日曜日までに揃えてくれ。交通費は俺が何とかするけん」

 前日は、別の写真のキャプションをつけるのに、学生が集めてきたデータにちょっとだけ不足があったので、四国学院のことなら何でも知っているチンペイ(笑)に電話したら、かなりマニアックな質問に対して一発で完璧な回答が帰って来た。さすがチンペイ(笑)。さらに、学生が書いてきた原稿の内容にちょっと不安要素があったのでネットでいろいろ確認をしていたら、どうにも断定できないので、その原稿部分を丸ごとカット。その部分をカバーする別のネタを必死で考えて、資料を集めて穴埋めをした。

 本来ならこういう作業は学生と一緒にやって“詰め”の大事さを体感させてやりたいのだが、締切が迫っている上、連休中につきなかなか集合をかけられんので、今は私が仕舞いをしている。ま、後日授業でレクチャーしよう。そういうわけで松本君、第二特集の原稿と写真データ(女木島の写真は後から)と割り付けが6ページ揃ったら持って行くからな。

 そういうわけで時事ネタに絡んでいるヒマはないのだが、「原発全基停止」の話題が新聞やテレビでたくさん流れてくるので、感想を一つ。それは、「権限と責任はセットである」という原理原則についてである。

 早期再稼働を主張する側が「原発を止めたら今年の夏の電力がショートする」と言い、原発は稼働すべきでないと主張する側は「いや、足りるはずだ」と言っているが、それに対しては、私の意見は「やってみないとわからない」である。「戦略」というものは、3割くらいは机上で分析して詰められるが、残りの7割は「やってみないとわからない」というのが原理原則だから、権限を持った人が「再稼働しない」と決めたのなら、止めてその結果を見るしかないと私は思っている。

 ただし、私の知る限りの原理原則においては、権限を持っている人は、責任もセットなのである。そこで、無知な私の第一の疑問。原発の再稼働をする、しない、の権限は、誰が持ってるの? 

 今の流れを見ていると、たぶん「政府」じゃないですよね。だって、政府が権限を持ってるなら政府が決めればいいだけなのに、「地元の合意がなければいけない」みたいなことを言って止まってるもの。

 すると、「地元の合意」を代表する「原発立地県の知事」が権限者なんですか?(住民投票をする気配はないから、直接住民が権限を握っているとは思えない)もしそうだとしたら、「責任」について、とても不安なことが2つ出てきます。

 第一は、再び過酷な事故が起こった場合、原発立地県の知事はその責任をとるのか? ということ。とれないでしょう。

 第二は、再稼働を止めることによって起こる可能性の高いこと(コストアップ、電気料金の値上げ、日本企業の海外シフト、雇用喪失、国民負担の増大…等々)について、原発立地県の知事はその責任をとるのか? ということ。とれないでしょう。というか、こっちで起こることに対しては誰も責任をとるつもりさえないでしょう。

 すると、今、「責任をとれない人(あるいはとらない人)に権限を与えている」という、マネジメントの常識からすればとても不安なこと、もっと言えば「あり得ない状態」にあるのではないか? というのが私の疑問。

 念を押しておきますが、原発の存在や稼働の是非について言っているのではないですからね。原発の存在や稼働の是非についてはもはや宗教論争に近いので、私は議論するのをやめました(笑)。もう、稼働しても、止めても、どっちでもいいです(笑)。ただし、それによって起こることに対する責任の所在は、稼働の是非とセットで考えていただきたい、それが原理原則だ、という話です。

 今は「稼働決定者の責任」ばかりが問われているように窺えるけど、「稼働停止決定者の責任」に対する話が全く出てこないことが、非常に気持ち悪い。事故が起こったら政府と電力会社の責任、日本の経済が衰退して国民の豊かさが損なわれたらそれは社会現象、では、私の頭の中では整合性がとれなくて非常に気持ち悪い。権限と責任がセットになっていない限り、いつまで経っても「無責任世論とそれに乗っかる無責任権限者」に振り回される社会が続くような気がして、非常に気持ち悪いの3連発である。とりあえず、もう「やってみないとわからない」局面に入ってきたので、何が起こるか見るしかないんですけど。
2012年5月4日(金)

 「ゴールデンウィークの授業がないうちにインタレストの最終原稿をかなり仕上げる大作戦ガントチャート」は、第二関門でさっそく躓いております(笑)。「1日3ページ」局面に入った初日の火曜日、朝の7時頃から大学の研究室で第二特集の原稿に取りかかっていたのだが、10時頃、第一特集チームの特集リーダー大津あっくんとO平、ダメ出し隊長吉田とO西、遅れて編集長溝渕が集合したので、私は彼らと編集室に入って、指導を兼ねて第一特集の作業に切り替えたのである。そしたら、朝からやってた第二特集の構想が頭の中でぶっつり切れて、しかし切り替えた第一特集は1日で終わるはずもなく、夕方に急遽入ってきたインタビュー取材で第一特集の構想もぶっつり切れて、もう頭の中のリズムがバラバラに。仕方なく、翌日水曜日からメンタルの立て直しにかかったのだが、結局、水、木の2日間で3ページしか進まなかった。

 これはいかんということで、金曜日の今日は頭の中を刷新するために、朝6時半からサウナスーツを着て久しぶりに峰山に上がってきた。今日は風が強かったためか、ガスが飛んで景色がめちゃめちゃクリアに見える。カメラ持って上がるんやった。スズメバチには遭遇しなかったけど、8時を過ぎるとクマンバチが出勤し始めた。クモの巣はまだほとんど出ていない…等々、峰山ウォーキング最新情報を仕入れながら、新緑の若葉の中を3時間歩いて9時半頃帰宅。シャワーを浴びて、遅れを一気に取り戻すべく、仕事を開始した。ところが、久しぶりのハードなウォーキングのせいか、猛烈な睡魔が襲ってきて、11時半頃、たまらず仮眠を取ったら、3時半まで寝てしまいました。

 今日はまだ1ページも進んでいない。私は考えた。このまま普通に頑張っていたのでは、とてもゴールデンウィーク明けまでに20ページは上がらない。今日から睡眠時間を削って1日20時間ぐらい働くと、どこまでクリアできるのか? 1日15時間にすると何ページまで挽回できるのか? 私はいろんなパターンをシミュレーションし、考えに考えたあげく、ついに一つの結論に達した。

「ガントチャートを作り直そう」(笑)

 上を見て頑張るより下を見て安心せよ。私のモットーの一つです(笑)。5月24日の印刷発注から逆算して、松本君に渡す最終原稿が1週間くらい前に終われば、背中に「責任感」と入れ墨を彫ろうかという勢いの松本君だからたぶん間に合うはずだ。すると…私は綿密に計算して、

「5月3日から18日まで、平日は授業があるので1日1ページ、土日は1日2ページのペースで行くと18日に24ページすべて完了する」

という新しいガントチャートを完成させた。すると、すでに5ページはできているから、おおっ! 今日は金曜日なのに、すでに土曜日分が半分終わっているではないか! 事態は何も変わってないのに、計画を緩めただけでいっぺんにスケジュールをクリアした! これぞ田尾マジック! アホです(笑)。

 昨日から、大阪で働いている娘が帰ってきている。家内が「うまいもん食わしてやらないかん」言うて、いきなり昨日の晩、家族で木場さんとこに行ってフランス料理を食ってきた。その食事中の会話。

娘「こないだ、台風みたいな日があったやん」
田尾「おー、父ちゃん、新大阪で足止め食らった日や」
娘「あの日、仕事が終わって帰ったんよ」
田尾「電車、動いてなかったやろが」
娘「JRと地下鉄は止まってたけど、阪急は動いとったんや。やっぱ阪急はすごいわ」
田尾「阪急はすごいな」
娘「ほんでな、帰ってテレビ見ようとしたら、ハードディスクに何か勝手にいっぱい録画されとんや。どしたんやろ思って見たら、ほんまびっくりするで」
田尾「何や」
娘「うち、嵐のファンやから、嵐が出る番組は全部録画されるように、『嵐』の単語検索で自動録画にセットしてたんよ。そしたら、『嵐』の単語が引っかかって、あの嵐のニュース番組がバリバリ録画されとった」

 我が家は家族全員がこんな調子か。日々平穏だけど、大物にはなれんわ(笑)。
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