2013年09月の日記 |
2013年9月30日(月)
団員Dから緊急連絡が入った。
D々「昨日の日記ですが、消費税3%って、いつの話ですか! 10年前の原稿をコピペしよんちゃいますか?」
ま、私の周りからの緊急連絡はそんなもんだ。すんません、今は5%のようです(笑)。ということで、玉名市の講演の内容に触れない可能性を「95%」に訂正しておいてください。ほんまにどうでもええ訂正やけど。
いい季節になってきましたねえ。風がさわやかです。これから10月、11月、ヘタしたら12月の中旬頃まで、猛暑でもなく極寒でもないシーズンが続くと思われます。で、年末から2月いっぱいくらいまでの間にたぶん1ヵ月くらい極寒があって、次の年の7月から9月くらいまでの間に猛暑が2ヵ月くらいありやなきや。
何を言っているかというと、まあ何だかんだ言いながら極寒や猛暑は1年のうちの3ヵ月くらいで、あとの9ヵ月はそれなりに心地よく過ごせる感じなのに、何か自分の中に「極寒と猛暑の記憶」ばかりが残っているという理不尽さに今気がついたので、今からの「いい季節」の状態をもうちょっと意識して記憶しておこうと思ったという、それだけのことです(笑)。
今日から後期の授業開始。月曜日は研究日で授業がないのだが、今日はガイダンス授業とインタレストの編集作業と、夜は『うどラヂ』の収録。明日から、ギアを2段くらい上げて走りますので。
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2013年9月29日(日)
いつの間に1週間経ったのだ。
ま、普通に7日間が過ぎただけで、その間、個人的に慌ただしかっただけなのですが。今週は何としても上げなければならない「夏休みの宿題」を大量に抱えたまま、火曜日は熊本県の玉名市に講演に行って、木曜日の朝、まだ水曜日だとばかり思っていたら木曜日であることに気がついてムチャクチャ焦って、結局、金曜日の午後2時頃、何とか大物を1本仕上げて、土曜日はフヌケのようになって1ヵ月ぶりの峰山と水槽の水替えとレイアウト替えをやりました。宿題は完了しないまま。また10月からバイシクルオペレーションだ。
玉名市の講演は、また「まちおこし」のようなテーマの勉強会みたいな集まりで、夜7時過ぎから1時間40分くらいしゃべって、20分くらい質疑応答があって、その後、中心メンバー10人くらいと食事に出て、夜中の0時までずーっと話をしていたのだが、内容はこんな日記に入りきらないので、また何かの折にちょっとずつ触れることにしよう(触れない可能性は97%。残りの3%は消費税)。
で、その日は玉名温泉の名のある温泉宿を取ってくれていたので、そこに泊まったのである。そしたら、そこの女将さんに声を掛けられました。
女将「田尾様、今日はどうもありがとうございます」 田尾「いえいえ、遅くに帰ってきてすみません」 女将「私、実は高松一高出身なんです」 田尾「えー!」 女将「ウッチャンナンチャンのナンチャンと同級生で」 田尾「ほんまですか! そしたら『タウン情報かがわ』知ってます?」 女将「知ってますよ、編集長」
あちゃー! こんなところにあの時の読者が! それからしばらく昔話に話が咲いて、それから玉名市のことや玉名温泉の盛衰の話等々、現地のいろんな情報も仕入れることができました。そうかー、かつての三池炭鉱は熊本の玉名温泉まで潤していたのか…みたいな。
あと、余談ですが、ま、日記自体が全部余談ですが、今まで九州新幹線は数回乗りましたが、山陽新幹線には全然ないんだけど九州新幹線だけ、車内アナウンスに中国語と韓国語が繰り返されるんですね。あ、車内アナウンス繋がりでもう一つ。四国内のJRの中で土讃線の車内アナウンスだけ、「多度津」を「タどつ」と「タ」にアクセントのある発音をしている。「多度津」の発音はほぼ平板なのですが、全国ネットニュースとかで知らない人がアクセントを間違うのは仕方ないけど、地元であんなアクセントを聞くと、すごい違和感がありますよ。ま、フヌケ状態の余談ですけど。
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2013年9月22日(日)
1ヵ月くらい前、KSBからローカル番組の出演依頼がありまして。
テーマは、アバウトには「地域プロスポーツの必要性」みたいな話で、具体的には香川県の地域プロスポーツチームである野球の四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズ、サッカーのJFLのカマタマーレ讃岐、バスケットbjリーグの高松ファイブアローズがいずれも経営的に苦しんでいて「どないかならんか?」みたいな話のようだったが、さらに具体的には、その中のカマタマーレの話を中心に30分番組を作るようでした。
カマタマーレ讃岐は今、JFLの首位争いをしていて、成績はJ2に上がれるところまで来ているらしい。ところが、J2に上がるには成績だけでなく、ホームゲームの観客動員数が1試合平均3000人以上でないとダメだそうで、平均1000人とか1500人しか入ってないカマタマーレは、今季の残り試合でものすごく動員数を増やさないと年間平均3000人に達しないという状況だそうである。私はサッカーにあまり興味がないのでアバウトな状況紹介であるが、だいたいそういうことらしい。
それで、今回の番組は、すでにJ2に上がって観客数も平均9000人近く集めている岡山県の「ファジアーノ岡山」の取り組み事例を紹介しながら、「カマタマーレの観客動員数を増やすにはどうすればよいか?」をみんなで考えよう、ということらしい。出演は、司会進行が多賀さん、メインコメンテイターが水道橋博士、ゲストにカマタマーレの北野監督とサポーター代表の方と、岡山大学のスポーツ経営学の先生。そこに私も入ってくれということであった。まあ、「カマタマ」→「うどん」→「田尾」という“ムチャ振り連想ゲーム”の出演依頼だと思う(笑)。
とりあえず私は最初、躊躇しました。理由はまず、たぶんこの手のローカル制作番組は「カマタマーレ、がんばれ! みんなで応援しよう! 子供たちの夢だ! 郷土愛だ! 地域活性化だ!」というテイストのまとめ方をするに違いないから、私みたいに物事を何でも客観的に原理原則で見るタイプの人間は、そんな中に入ると“みんなの夢”をクールダウンさせてしまう恐れがある。すると、番組で私は間違いなく理不尽な“悪者”になるから(笑)。
例えば、冷静に数字等で可能性を分析していたら、「みんなで応援しようと盛り上がっているのに水を差すのか!」「お前はカマタマーレのJ2昇格を望んでいないのか!」とかいうクレームが必ず来ると思われる。戦前に、アメリカの戦力を冷静に分析して「まともに戦ったら負ける可能性が大きい」と言うと「非国民!」と罵られて袋叩きに遭ったのと同じである。いや、本で読んだだけで実際には見てないけど(笑)、何かこういうものには同じニオイがちょっとするのである。瀬戸内芸術祭とかも(笑)。
また、もし仮に番組が「冷静な分析もしよう」という流れになったとしても、そこに「地域プロスポーツの意義と必要性」みたいな情緒的な話が一緒に入ってくると、絶対に話がうやむやになるからである。すなわち、「観客数を増やすための手法」というのはほとんどマーケティングの原理原則をベースにした理屈による戦略的な話なのであるが、「地域プロスポーツの意義や必要性」というテーマになると、どうしても「地域文化」やら「郷土愛」やらの情緒的な話になってしまい、理屈と情緒をごっちゃにして議論したら合理的な答はまず出ないからである。
で、依頼を受けた時にそういう話をして「たぶん私の意見は番組の持って行きたい方向とずれるような気がするから、ゲストにふさわしくないと思いますよ(笑)」と返事したら、「いや、そういう意見こそ今、必要なんですよ」と返されて、「じゃあ出ます」と返事をしたのである。
そしたら、収録の前日に送られてきた進行台本のタイトルが「地域に愛されるクラブを目指して・・・カマタマーレの観客を増やすためには?」。見事に「理屈と情緒の融合」になっていました(笑)。私は一瞬、出演を辞退しようかと思ったのだが、明日の収録に今日のキャンセルでは迷惑がかかるだろうと思って、行ってきました。
で、その収録が昨日の土曜日の深夜に放送されたようです。どうせほとんどカットされているだろうから、ここでちょっと補足をしておきます。
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「カマタマーレが平均3000人以上の観客を集めるためにどうすればよいか?」という問題に対する私の意見の主旨は、情緒も何もないけど、こういうものです。
まずマーケティングの大前提として、その目標が「達成可能な目標」であるかどうかを、市場規模から検討する。ファジアーノ岡山と比較すればサイズがわかりやすいので、両者の数字を並べてみますね。
●県人口 (ファジアーノ)岡山県…約190万人 (カマタマーレ)香川県…約100万人
●本拠地のある市の人口 (ファジアーノ)岡山市…約70万人 (カマタマーレ)丸亀市…約11万人 高松市…約42万人 *ホームゲームは丸亀と高松で約半分ずつ行われているので、間をとると約26万人。
●県内小中高、大学のサッカー部員数 (ファジアーノ)岡山県内…約2800人 (カマタマーレ)香川県内…約1400人
以上の数字を見ると、まあ誰が見ても「カマタマーレの市場は、ファジアーノの約半分だ」というのがわかりますね。
次に、スタジアムのアクセスを比較します。車社会ではありますが、まあその市の中心市街地的な意味合いで「最寄りのJR駅からの距離」で比較すると、
(ファジアーノ・kankoスタジアム)JR岡山駅から…約1.5km (カマタマーレ・丸亀総合運動公園)JR丸亀駅から…約4km (カマタマーレ・高松競技場) JR高松駅から…約9km
JR駅からの距離は、カマタマーレはファジアーノの3倍〜6倍。ファジアーノの試合はみんなお祭り気分で駅から歩いて行けるが、カマタマーレはそういうわけにはいかない。会場までの距離と観客数の関係は、熱心なファンならあまり気にならないかもしれないがそういうお祭り気分で「ちょっと立ち寄ってみる」という“浮動層”はアクセスにかなり影響されるから、「カマタマーレのアクセス環境は、ファジアーノの約4分の1」としてもいいと思う。
従って、市場規模とアクセス環境を単純に掛け合わせると、「カマタマーレの観客動員環境は、ファジアーノの8分の1くらいしかない」というのが第一感ですね。すると、ファジアーノが平均9000人を集めているのなら、カマタマーレは1100人くらいが妥当な線だという話になります。
番組では「ファジアーノはこんな観客サービスをしている、こんなイベントをしている、こんなPR活動をしている、あんなこともこんなこともやっている・・・そんな成功事例があるのだから、カマタマーレも取り入れればよい」という意見が出ていましたし、そういう意見を言う人はたくさんいますが、それらファジアーノがやっていることを全部、ファジアーノと同じレベルでやったとして「1100人」というのが、情緒を排除した理屈上のマーケットですよ。だから、去年からずーっと1000〜1500人集めているカマタマーレは、まあ常識的によく頑張っているレベルだというのが、たぶんこの話の大前提です。
するとですね、それを3000人にするためには、「尋常な方法では無理だ」という話になるでしょう。イベントやキャンペーンをしても、テレビや雑誌やインターネット等でがんばって宣伝をしても、ゆるキャラや新グッズを作っても、マークを変えても名前を変えてもキャッチコピーを作っても、もちろん全部、やれるのならやらないよりはやった方がいいんだろうけど、1100人を3000人にする手法としては微々たる効果しかない。例の、1億円の経費節減をしないといけない時に『新聞5紙とっているのを2紙にしよう』『コピーは裏表を使おう』とかやっているようなもので、戦略の核心を離れて、その周りをぐるぐる回っているだけだと思うわけです。
「尋常でない方法」というのは、そういう新しいPR戦略とかいうジャンルの話ではなくて、例えば「本拠地を高松市の中心市街地に持って来る」とか(スタジアムが高松市中央公園にあったら、ファジアーノとのアクセスの差がなくなるからたぶん市場規模比較だけの差になって、ファジアーノの半分の4500人がすぐに現実的に見えてくる)、学校教育と強制連携して、小中高校大学の学生、生徒が年に1回、授業として試合を見に行くとか(年間10万人以上が強制的に観客になるから、ホームゲームが年に17試合なら平均4000人は上積みになる計算)、ホームゲームは年間全て無料にするとか(経営は、経済を活性化させて大企業や大金持ちのパトロンがどんどん出てくれば成立する)、そういうジャンルの話です。
で、「そんなことはできない」と言うなら、これは「無理な話」だと思うのです。要するに、「尋常でない方法」をとらずにこんな小さな市場(香川県)で「平均3000人」というのは、根本的に目標が高すぎるわけです。「だからJ2昇格基準を下げろ」という考え方もありますが、それは一面だけを捉えた意見で、もう一面は「基準は妥当であって、この市場でこのビジネスは成立しないと判断する」という方向でしょう。
ちなみに、今シーズンのカマタマーレのホームゲーム観客数を調べたら、こうなっていました。
3/10(高松) 1858人 3/24(高松) 1058 4/ 7(丸亀) 1037 4/14(高松) 1211 4/21(丸亀) 1361 5/ 1(丸亀) 1672 5/12(高松) 1493 5/26(高松) 1748 6/ 2(高松) 2004 6/16(丸亀) 5758 6/30(丸亀) 8968 7/14(高松) 4178 7/28(丸亀) 4555 9/15(丸亀) 4106
明らかに6月頃から観客数が異常に増えていますが、これ、無料招待の上乗せ数字でしょ? JFLで首位を走り始めてJ2が見えてきて、「観客数平均3000人」という関門をクリアするために無料で人を集め始めた結果、こうなった。つまり、「尋常でない方法」でないと3000人は超えないということがよくわかる数字でしょう。
では、どうすればいいのか? (1)「尋常でない方法」で、無理やり3000人をクリアする。でも、J2昇格後はまたずっと苦しみ続ける。 (2)「尋常でない方法」で、構造的かつ継続的に3000人をクリアする環境を作り出す。 (3)「J2〜J1」という「尋常な方法では無理な目標」を捨て、何か別のミッション(プランはいくつもあると思いますけど)を掲げたチームを目指す。
の三択しか思いつかない。パトロンがいて経営は大丈夫で、チームも強いし科学的コーチング技術もJ1レベルを超えているけど、J2には決して上がらない。しかし、天皇杯ではいつも勝ち上がってJ1チームをやっつける…みたいなチームがあったら絶対話題になると思うけど(笑)。ま、サッカーのことはよくわからないから深入りの考察は思いつかないので、浅入りのマーケティング考察だけでおしまいとします。
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2013年9月16日(月)
そういうわけで朝起きてパソコン開けて確認したら、石川、あれから次々にバーディーを取って7位タイに浮上して、来期のシード権を確実にしていました。よかったなあ。
さらに昨日の夜は、10月6日に行われるフランス凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞とニエル賞で、オルフェーブルとキズナが2頭とも勝っていました。しかも、オルフェーブルは3馬身差の圧勝。キズナは武豊が乗ってイギリスダービー馬に競り勝ち。10月6日、去年以上にテレビに釘付けですわ。けど「キズナ」、デビューした時から名前がどうもイヤでイヤで(笑)。
今日はものすごく頑張って、いつもは数日から1週間かかっている重い原稿の4本目を1日で上げました。重いやつはちょっと小休止。明日から授業準備の残りに専念する。今週はラジオと前期の卒業式とオープンキャンパスがある。来週は熊本に講演に行くことになっている。今年もまた、いろんなことをやり残した夏です。
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2013年9月15日(日)
8本あった重い原稿の3本目を、土曜日の夜にやっとのことで仕上げた。今日は朝から4本目をやりながら、途中で授業準備のパワーポイント制作に切り替えて、今、午前1時半。あと2週間で残りの重い原稿と授業準備を全部やってしまうぞ! という気持ちです(笑)。で、10月いっぱいで『インタレスト』を一気に仕上げてしまうぞ! という意気込みです。
今、パソコンに2つ開けているウィンドウの片方が原稿、もう片方はウェブ・ドットコムツアー3戦目最終日のリアルタイムリーダーボードです。石川がボギー、ダブルボギーで出て、1つバーディーを取って5番を終えて33位タイ。ツアー公式サイトのリーダーボードはスコアが逐一変わっていくのだが、現在のスコアと順位の横に「この試合でこのままの順位で終わったら賞金ランク何位になるか」という数字が出ている。
こないだ書いた通り、ウェブ・ドットコムツアーのファイナルシリーズは、4戦の合計賞金で25位以内に入ると来期のPGAツアーのシード権が獲得できるという「敗者復活戦」みたいなツアーなので、その一番気になる情報をきちんとフォローしているのである。これぞまさに、ユーザーのニーズを最優先に考えるという、マーケティングのしっかりしたサイトである。
で、石川の「このままの順位で終わったらランキング」が、17位になって、19位になって、20位になって、今また17位になった。石川のスコアが動かなくても、他の選手のスコアと順位変動によって1ホールごとに数字が動くのである。それが、17位〜20位あたりでウロウロしている。あ、6番でバーディー取った。けど、他の選手もスコアを伸ばして「このままランキング」は19位のままだ。
大丈夫か? 2戦終了時点で12位だったのが、この1戦で5〜8ランク動くのだとしたら、4戦終わって25位以下に落ちてしまう可能性がまだちょっとあるぞ。目が離せんなあ。けど、午前2時前でまだ7番ホールだから、ホールアウトするのは4時か5時頃になる。どうするか? 4時まで仕事しながら頑張るか? けどこの歳になって徹夜はきついしなあ…
とりあえず日記だけ上げとこ。
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2013年9月13日(金)
今週は火曜日から怒濤の原稿に追われている。その間に、原稿の進行を阻む『インタレスト』の小豆島ロケ敢行。
水曜日の朝8時から、吉田、十河、O西、タケちゃんの爆弾カルテットと5人で、小豆島の「岩巡り」取材に行って来ました。「岩巡り」と言っても、小豆島が打ち出している観光ルートでも何でもない。公にはほとんど紹介されていない、私らだけがおもしろがっている「小豆島の遊び方」であるが、これがね、なかなかいいんですよ。もし私が小豆島でタウン誌を発行していたら、たぶん「ゲリラ岩通ごっこ」の連載を始めていて、今頃「岩通団」を結成してFM香川で「いわラヂ」をやっていたのではないか、と思われるぐらい、いい(笑)。
寒霞渓や銚子渓が老舗の有名一般店だとすれば、山越、がもう、なかむら、谷川米穀店クラスの怪しい製麺所型岩(何じゃそりゃ・笑)が、たぶん50店…じゃなくて50岩ぐらいある。いや、徹底的に探せば100以上出てくるのではないか? というイメージです。原稿に迫られているため今日はいちいちレポートできませんが、今日時点での「私の好きな小豆島の岩(石、岩肌、岩島含む)」ランキングを発表しておきます。
1位「奇跡のモノリス」幟岳…南米ギアナ高地の巨大な穴を向こうで押し込んだ時にこっち側に押し出されたかのような、裏八景随一の奇岩。
2位「岩の卵だ!」江洞窟…小西智都子さんが教えてくれた、巨大な丸い巨石が崖からポロポロ生まれているような奇観。
3位「100万人分のソフトクリーム」螺貝岩…にょっきり立つ巨大なソフトクリーム型の岩に、螺旋状に草木が巻き付いている。これが紅葉し始めると、ソフトクリームがカラフルな「マツモト・シェーブドアイス(inハワイ)」に変身する(笑)。
4位「圧巻!」…島の北の海岸線の東の方にある、小豆島最大の石切場。圧巻です。
5位「人面密集!」銚子渓の近くの岩肌…よく見ると、巨大な骸骨をはじめ、岩肌に人面が無数に張り付いている! これはたぶん『インタレスト』が初めて発見した奇観です。
6位「ガメラが踊る」二見岩…螺貝岩のすぐ後方に見える、裏八景の奇岩の一つ。
7位「日本三大奇勝」寒霞渓…一般店の雄として、この辺に。
8位「プチ絶景」重岩…巨石が重なった奇観だが、ここは石段と鎖を伝って上るアプローチの怪しさと、頂上からの景色がポイントを稼いでいる。
9位「祈りの奇岩」石門と大師洞…裏八景の中心地です。この空間だけ、何か空気が違います。
10位「誰が積んだ?!」松茸岩…巨岩が2つ、押したら転げ落ちそうなバランスで積み重なっている。寒霞渓からかなり歩いて下りないといけないので、アプローチが難点。
さらに、山道を走っていると山肌や山頂に「何だあれは!」という怪しい岩がいくつもいくつも発見されます。1年がかりで取材したら、たぶんランキングが入れ替わるような素材がまだまだ発見されると思う。誰か、小豆島で「岩通団」やりませんか?(笑)
ちなみに、天狗岩という巨石の周りに「瀬戸内国際芸術祭」のノボリが立って遊歩道とトイレが整備されていましたが、何であの岩が選ばれたのか…。あの岩は観光素材としてのポテンシャルは低いと思うけど、いわゆる「アート」なんかなあ(笑)。あそこで十河が蚊に刺されまくって、「うちはドリンクバーか!」って怒ってましたけど、関係ないですね(笑)。
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2013年9月12日(木)
10日(火)の夜、カウントベイシー楽団の高松公演を見に行ってきました。
あー、書きにくいなあ、この話。なら書かなくていいじゃないか、とも思うけど、当日行った人たち数人から「こういうのは誰かがちゃんと言わないといけない」と詰め寄られたので(何でその「誰か」が俺やねん・笑)、やさしくやさしく書いておきますね(笑)。
数カ月前、知人から「カウントベイシーの公演があるんですけど、行きません?」と勧められました。私は、ジャズはモダンジャズから入ってそのままモダンジャズで止まっているので、「ビッグバンドのスイングジャズはどうも…」と言うと、「ゲストでケイコ・リーも来て歌うんです」と言われました。
10数年前、NHKの『青春のポップス』とかいう番組で初めてケイコ・リーを見た時、歌の善し悪しはよくわからなかったけど、華奢な体つきからは想像もできないような低いハスキーな声で歌い始めたのを聴いて、「うおっ!」と思ったのです。次に、TOKUという男性ボーカルが出てきて、これまた外観からは想像もつかないような太い低音で歌い始めたのを聴いて、「うわっ!」と思って、私はケイコ・リーとTOKUのCDを買ったのでした。
でも、あの番組で見たケイコ・リーのかっこよさは、やっぱり生か映像と一緒に見ないと100%伝わって来ない…と思っていたところへ、高松に来るという話。カウントベイシーはあまり好きなジャンルでないとはいえ天下のカウントベイシー楽団だし、それをバックにケイコ・リーが歌うのなら、これは見に行く価値があると思って、私は「行く」と返事しました。そしたら、知人がおかしなことを言いました。
知人「それでね、SWJOが一緒に出るらしいんです」 田尾「へ?」
SWJO(スゥインギン・ワンダーランド・ジャズ・オーケストラ)というのは、香川県で活動しているアマチュアジャズバンドで、今回のカウントベイシー楽団は彼らが招聘したんだそうです。パンフレットによると、SWJOはカウントベイシー楽団に触発されて20年くらい前に結成されたそうで、かつてよりカウントベイシー楽団とのコネクションを作り上げてきて、今回の招聘に至ったそうです。素晴らしい。そこにケイコ・リーまでフィーチャーして公演を実現するとは、これはもう一介のアマチュアバンドの活動の域を超えた大手柄だと思うのですが、その公演に、自分たちも出るとはどういうこと?
事前に出されたチラシを見ると、タイトルは「カウントベイシー・オーケストラ高松公演」、キャッチコピーに「不朽のベイシー・サウンドがここ高松でよみがえる! ファン待望の高松初公演!!」とあって、裏も表も全面カウントベーシー・オーケストラとケイコ・リーの紹介で埋まっている。さらによーく見ると、裏面の小さい文字の文章の中にカッコ書きで(なおプログラム中一曲、SWJOとの共演も予定されています。)と確かに書いてある。しかし、このチラシを見ると間違いなく、たいていの客は「カウントベイシーとケイコ・リーを聴きに来る」と思う。そんなところへ地元のアマチュアが入って行って大丈夫か?
どうするんだろ? いかに地元では第一人者のアマチュアジャズバンドとはいえ、カウントベイシー楽団の音の中に入ったら「ワークショップ」みたいになってしまうぞ。しかも、ボーカルはケイコ・リーだぞ。まさかボーカルまでSWJOが出たりはしないだろうけど、ヘタしたらビッグネームの公演をぶち壊して、5000円も6000円も払ってカウントベイシーとケイコ・リーを聴きに来たお客さんが怒るんじゃないか? 正直、「ケイコ・リー」を聴きに行くつもりだった私は、チケットを買った後も何度も何度も行くのをやめようかと葛藤していましたが、それ以上にケイコ・リーを見たかったのと、結構前の方の正面に近い席を2つも空けるとプレイヤーに失礼なので、どうなることかとめちゃめちゃ心配しながら、とにかく行きました。
1500席の会場は、ほぼ埋まっていたそうです(前の方にいたから、後ろの状況がよくわからない)。しばらくしたらベイシー楽団が出てきて、大きな拍手の中、アイドリングみたいな曲で演奏が始まりました。それからアップテンポの曲に移ってだんだん会場がノリノリになってきました。でも私はモダンジャズ派なので、時々入るソロの所を中心に聴いていました。テナーのダグラス・ローレンスという人と、トランペットのスコッティ・バーンハートという人がええ感じのソロを吹いていましたが、コンボじゃないからすぐに引っ込んでビッグバンドの音の中に埋没してしまって、私は一人で「うー」とかうなっていましたが(笑)、とりあえずかなり盛り上がって前半が終わりました。
休憩を挟んで後半の数曲目に、いよいよケイコ・リーが出てきました。ゲストだから3曲ぐらいで終わったけど、生で見ると、めちゃめちゃカッコイイ! 1曲目はボーカルが入っているにしてはべイシー楽団がちょっと音を出しすぎの感があったけど(特にドラムが叩きすぎのように思ったけど、この日はリーダードラマーのデニス・マックレルが出てなくて、代わりの人が叩いていた)、2曲目からはケイコ・リーの声が前面に出てきて、大拍手、大満足の中、後半が終わってメンバーが袖に下がりました。
私は、一緒に行った人たちと話をしました。
田尾「いやー、よかったですねえ」 知人「よかったよー」 田尾「これ、SWJOは出られんでしょう(笑)。というか、ここで出たらいかんと思う」 知人「出ないんじゃないの?」 田尾「そうですよねえ。パンフレットに(出る予定)ってあったから、予定を変更してたらナイス判断なんですけどね」
私は、この流れだとあと2曲ぐらいアンコールでやって、そのうち1曲、ケイコ・リーが歌って、全員が捌けた後、ステージにSWJOが出てきて、主催者として「今日は皆さん、ありがとうございました!」とあいさつをして終わったら完璧やな、と思っていたのです。いや、SWJOについてはパンフレットに今回の招聘に至った経緯を含めて散々書いているから、むしろこのまま出ずに終わった方が「佇まい」としては絶対にカッコイイと思っていたのです。
そしたら、なんということでしょう(笑)。SWJOのメンバーが楽器を持って、ステージにぞろぞろと出てきました。続いて、ベイシー楽団のメンバーも全員出てきました。そして、全員がそれぞれのパートの席に、ギュウギュウになって座りました。
あららら…。でも、一緒に演奏するのならベイシー楽団の音に紛れるから、1曲ぐらいは我慢できるか…と思っていたら、曲が始まったらいきなりSWJOだけが音を出して演奏し始めました。SWJOのソロも出てきました。そして、SWJOのボーカルまで出てきて歌い始めた! ケイコ・リーを聴いた後で!
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SWJOは、ローカルのアマチュアジャズバンドとしては活動レベルも高くてとてもよくできていると思うし、私の知人も何人か関わって頑張っているので、私もある部分応援しているバンドである。この日の演奏も、おそらくずいぶん前から練習に練習を重ねてきたのだろうし、個人的な感想ではあるが何かうまくスイングできてない感じだったり、音が不安定でひ弱すぎたり、ピアノがほとんど音を出せてなかったり、ボーカルがリズムを取れてなかったり…というのも、ベイシー楽団とケイコ・リーを聴いた直後だったから必要以上にアラが見えたということで、ある程度仕方がないとは思う。
でもね、SWJOのコンサートだったら別にいいんだけど、5000円、6000円を払ってカウントベイシーとケイコ・リーを聴きに来たお客さんにあれを見せるのはいかがなもんでしょうか。事実、SWJOが出てきた途端、会場を出て行ったお客さんがいましたよ。さらに、記念なのか何なのか、SWJOのメンバーが演奏中にステージ上からフラッシュ焚いて写真を撮ったでしょう。あれはダメですよ。
SWJOが終わった後、最後にもう一度ケイコ・リーが出てきて何もなかったように1曲歌ったが(さすがにプロとしてあれには触れられんでしょう)、私の頭の中はもうぐちゃぐちゃでした(笑)。
ビジネスの世界では、「お客さんが何を求めているか」が全ての出発点になる。もちろん、「自分たちが何をやりたいか」を出発点にしたビジネスもあるが、それでも実行段階になると必ず「お客さんが何を求めているか」によって戦略は修正されていく。「自分たちのやりたいこと」と「お客さんが求めていること」が一致すればそれに越したことはないが、そんなことは滅多にない。そして、両者が相反すると、たいてい「自分たちのやりたいこと」をある程度我慢して「お客さんの求めているもの」を優先する。お金を払ってもらうのだから、当然そう考えてプログラムを組んでいく。そのために、「お客さんが何を求めているか」を必死で考えるのである。ビジネスでなくても、お客さんを相手に何かをする時には、まずお客さんのニーズを優先するというのがセオリーであり、マナーでもある。それをやらなくてもいいのは、身内の発表会ぐらいだろう。
ちなみに、当日配られたパンフレットに、SWJOからの「ベイシー楽団と共演できるということは、これまでの全てが今日のためにあったのではないかと思うほど、夢のまた夢のまた夢のまた夢が叶った想いで一杯です!」という文章があった。
そうでしたか。この文章から感じ取る限り、今日の公演は「お客さんが求めているもの」より「自分たちがやりたいこと」が優先順位の上にあるという種類のイベントだったのかもしれないですね。すみません、私らだけ勘違いして、「カウントベイシーwithケイコ・リー」の素晴らしいコンサートを聴かせるイベントだと思っていたみたいです。事前にもっとちゃんと主旨を理解しておけばよかったけど、事前のチラシでは何も書いてなかったのでよくわからなかった。すみません。誰に謝っているのかわからないけど(笑)。
という、何かスッキリしない「初ケイコ・リー」でした。ほんと、すみません(これはケイコ・リーさんに)。一度、ちゃんとしたライブを聴きに行きますので。
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2013年9月8日(日)
9日(月)朝3時に起きて、ウェブドットコムツアー第2戦、チキータクラシック最終日の生中継を見た。一部のビジネスの世界では「今日中」というのは「明日の朝8時まで」と同義であるから(笑)、日曜日の出来事ということで。
プロゴルフファン、石川遼ファンには言うまでもないが、現在アメリカツアー選手として戦っている石川遼は、今季アメリカレギュラーツアーの賞金125位以内に入れず、シード落ちのピンチに陥っている。そこで今、シード権を獲るための最後のチャンスであるウェブドットコムツアー(全4試合)を戦っているのである。
ウェブドットコムツアーで来期シード権を獲得するための条件は、全4戦の合計獲得賞金で上位25人に入ること。目安としては、4万5000ドルで当確らしい。石川は第1戦で予選落ちしたので、ここまで獲得賞金ゼロ。しかし、この第2戦のチキータクラシックで最終日の6バーディー、ノーボギーで回り、ホールアウトした時点で4位タイに浮上した。そのまま終われば4万4000ドルを獲得するところだったが、最終ホールで4位タイに並んでいた選手が3mくらいのバーディーパットをねじ込んで、石川は単独5位になって、賞金は4万ドルになった。
あと2戦だ。賞金4万ドルは現時点で12位だそうだが、もう一回上位に食い込んで、何とかあと5000ドル上乗せしてほしいなあ。来週もまた早朝テレビ見ないかん。
以前にも白状したが、男子プロゴルフ界では、私は石川遼のファンだ。将棋界では羽生善治、騎手会では武豊。いずれも会ったこともないのでテレビや雑誌やブログ等で知る限りの印象だけであるが、メジャーになった時の「人としての佇まい」みたいなもののファンである。そのうち、羽生と武は「今の佇まいのファン」、石川は「羽生と武の持つ佇まいになれそうな若者としてのファン」みたいな感じである。一時、若すぎた時に脚光を浴びたせいか、ちょっと佇まいがフラつきかけたような印象があったが(髪型とか・笑)、今の感じは「佇まいの成長過程」としてとてもいい経験を踏んでいるような気がしているから、なおさら応援をしているのである。
とりあえず、この3人。あと、「佇まいのファン」を無理やり挙げるとすれば、プロ野球界では山本昌、女子プロゴルフ界では横峯さくらの佇まい(誰に言っても「え〜?」って言われるけど、まあ私の好き嫌いの話なんで・笑)。芸能界の若手では、いないなあ。
さて、月曜日はインタレストの編集会議、水曜日はインタレストの小豆島ロケ。だんだん慌ただしくなり始めた。いろんなものに最適の距離感を持ってさばいていかないかん。物理的な時間配分以上に、感覚的なテクニックの見せ所でもある。モワラス見て、学校に行こう(笑)。
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2013年9月5日(木)
今日から「1週間でものすごい量の仕事を一気に仕上げるぞウィーク」がスタートした。ま、自分でスタートさせたんだけど。大学の後期授業がまだ始まってないこともあって、今日はまだ自宅の仕事部屋に引きこもりバージョンなのだが、既報の通り今年はリフレッシュツールが充実しているため、例年のこの時期に比べてはるかに全身にやる気が充満している。
まずは今日の朝一のフレッシェンナップのために、「モーニング・モワラス」からスタートだ(笑)。ハマヤのインスタントコーヒー「ブルーマウンテンNo.1」を入れて、モワラスの「リュベロンの盛夏」を10秒ほど眺めてアップ完了。この絵は、私には見た瞬間にパッと頭の中が照らされたようになるという効果があるので(そこに衝撃を受けて買ってしまったので)、「モーニング・モワラス」は10秒でいいのだ。
それからパソコンに向かって仕事を始め、ちょっと原稿に詰まったら水槽を眺めて再びパソコンに向かい、ちょっと詰まったら辻村寿三郎の作品集をめくり、またパソコンに向かい、しばらくして息抜きにコーヒーを入れに行って、モワラスを見て、パソコンに向かい、水槽を眺めて、モワラス、寿三郎、パソコン、水槽、モワラス……とやっていて気がついた。リフレッシュツールが主役になって、仕事が全然はかどってないやないか!
みたいな、相も変わらずちっちゃいことから大きいことまで「緊張と緩和」を織り交ぜてやっております。水槽は今、環境適応力における強者と弱者の間の淘汰が進んで、水草の森の中で11種、41匹の魚と15匹ぐらいのエビが生息しています。エビ率がかなり高くなってきているのは、死んでいく魚をバフバフ食って大きくなっていっているからです。「自然に学べ」とよく言われますが、強弱の淘汰という自然そのものの道理は学んだら生きにくくなるという、人間社会の不条理です(笑)。アホなこと言うてんと仕事しよ。
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2013年9月4日(水)
台風一過とともに、授業準備とインタレストと重い原稿6本が出そろった。毎年恒例の、ハードなシーズンの到来である。「She is'nt liar!(彼女はウソツキじゃない!)」を「シーズン到来や!」と訳したやつがいたのを思い出すぐらいの到来感があるが、今年は「原稿に行き詰まった時のリフレッシュツール」が一つ増えた。
人生で初めて、絵を買いました(笑)。
10年くらい前から、あちこちに行くたびにデパートとかギャラリーで絵を見たりしていたのだが、こないだ、フラッと入った軽井沢の小さな画廊で、ついに運命の出会いとしか言いようのない、「私にはこれだ!」みたいな絵に出くわしたのである。
ジャン・モワラスという人の「リュベロンの盛夏」という、上10分の3がデフォルメされた風景、下10分の7がデフォルメされた地層みたいな絵。そのあまりのインパクトに、モワラスというおじさんの画集みたいな冊子も見せてもらったのだが、他の絵はどうも私にはピンと来ないものばかりで、この「リュベロンの盛夏」だけが飛び抜けて、稲妻のように私に迫ってくるのである。
こないだの土曜日にわが家に送られてきて、今、狭い部屋の壁に掛かっています。ここ数日、ものすごく眺めています。あまりに眺めすぎて、原稿が進みません(笑)。いやー、今まで行ったり買ったり食べたりした全てのものの中で、満足度はたぶん第一位です。
で、こないだ、この感動をごんとH谷川君に話したんだけど、全く伝わらんが(笑)。
ごん「だから絵は実物を見ないと、言葉だけじゃ無理ですよ」 田尾「わかった。今度家に招待して見せてやるわ」 ごん「まあ、そこまで言うなら行ってもいいですけど」 田尾「しょうがないな。ほな、きみらは長い付き合いやから、入場料は特別に500円でええわ」 ごん「金取るんですか!」
ま、人に見せるのは私の目的じゃないから、たぶんわざわざお披露目はしない。ちなみに、ネットで探しても、似た構図の絵は何枚か出てくるけど、この絵はたぶん見つからんぞ(笑)。
しかし、まさか自分が絵を買うような人間だったとは、自分で自分にちょっと驚いているところがある。歳を重ねると、内面から何かが出てくるのかもしれない。歳を重ねて何かが変わってくるのではなくて、子供の頃から培われてずっと持っていた何かが出てくる、といった感じである。そういうわけで、歳をとることのおもしろさを今、しみじみとかみしめています…という変なテイストで今日はおしまい。
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