2013年11月の日記 |
2013年11月27日(水)
実は昨日もインタビュー取材があって、気がついたら今、重い原稿が6本も溜まっているので、今日は朝からインタレスト締切の嵐のあとのほんのひとときのプチ油断モードがちょっと入りながら、研究室でテープ起こしをしていました。そしたら11時頃、O西とタケちゃんがやってきた。
O西「次の編集長、誰にするんですか?」 タケ「めっちゃ気になる〜!」 田尾「まだ何も考えてないわ」
考えてるけど(笑)。結構いろんな思惑があって、毎回簡単に決めてるようだけど難しいんだよ。できるやつを選ぶのか、今はちょっと足りないけど伸ばさないかんやつを選ぶのか…とか、厳しいやつにやらせて「厳しいだけではマネジメントがうまくいかない」ことを教えるのか、優しいやつにやらせて「優しいだけではマネジメントができない」ことを教えるのか…とか、個人個人の性格や個性を見ながら、頭をやらせた方が伸びそうな学生か、サポート役をやらせた方がスーパーサブみたいな伸び方をする学生か…とか。
ただし、学校でよくやりがちな「学生たちに組織を決めさせる」というのは、私は基本的にやらない。身内の発表会や学芸会なら「学生自治」とかいってやらせるんだろうけど、インタレストは“カウンターの向こうのお客さん”に商品を提供して評価してもらう、という、実社会のマネジメントのシミュレーションをやってるつもりだから、素人の「学生自治」をいつまでもやってる場合ではないのである。組織のマネジメントの原則を知らない学生に自治をやらせたら、たいていママゴトで終わるか、感情だけで崩壊に向かう。そんなのは、ろくな経験にならないと思っているからである。
田尾「誰がええと思う?」 O西「まあ、候補は何人かいますけど」
一応意見は聞いて、それから私が決めて、あとで内緒で意図を教えてやるわ(笑)。
さて、そういうわけで水曜日は唯一、私が昼の時間に昼ご飯を食べに行ける曜日なので、「何か食べに行きましょう」ということになったのである。どこへ行くかなあ。
田尾「そうや。麦香へ行こう」 O西「どこですか?」 田尾「麺通団のH谷川君が“団長好みかもしれん”言うて勧めてきたうどん屋や。えーと…」
確か先月の『GajA』に載ってたはずだと思って本を引っ張り出して…
田尾「これや」 タケ「わー、おいしそう。行きましょう!」 田尾「ほな、近藤さんに声かけて来い。研究室に電気ついとったから、おるはずや」
近藤先生の研究室は私の研究室の隣。以前からうどん屋に行きたい言うてたのでさっそく声をかけたら、
近藤「行きます行きます! あ、でも今日は12時45分からミーティングがあるんですけど、それまでに帰って来られますかね」 田尾「うわー、麦香、たぶん片道20分はかかりそうやから…今何時?」 O西「12時になりました」 タケ「絶対無理ですね。うちらは1時半のインタレスト編集会議までに帰ってきたらいいんですけど」 田尾「ほな、近場にしか行けんなあ。けど、俺らもう全身麦香の口になってるからなあ」 近藤「じゃあ、今日は我慢して、僕は今度にします」
というわけで、申し訳ないが今日は近藤さんを置いて、我々3人だけで麦香に向かったのである。駐車場から車を出して、綾歌方面へ走ること20分。岡田の交差点を過ぎ、高架を超えてちょっと進むと、道端にうどんのノボリが見えた。
田尾「よし、あそこや」
と言いながら店の前の駐車場に差しかかった時、
O西「車、1台も止まってませんよ」 タケ「まさかの定休日ー!(笑)」
定休日と臨時休業に当たることで有名な私の「リアル定休日遭遇」を目の当たりにして、大喜びのタケちゃん(笑)。
タケ「本まで出して見てたのに、定休日を見てなかったんですかぁ?(笑)」
見てなかった。結局、仕方なく帰りに豚珍館でラーメンを食べてきました。あまりに久しぶりに行ったので、大将の片岡さんに「どしたんな」と言われました。
田尾「綾上のうどん屋まで遠征したのに定休日やったから、ラーメン食べに来た」 片岡「まあお気の毒に」 田尾「今日はソフトクリームも食べんと帰る」 片岡「よっぽどショックやったんやな」
とかいう1日でした。今、夜中の2時までテープ起こしとかやってます。絶対終わらんので、もう寝ます。
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2013年11月24日(日)
とりあえずインタレスト、終わった気がする。
土曜日の朝9時から松本君ちに行って、最終校正・修正大会を開始。11時頃にO西とタケちゃんが合流。途中、山田家でうどん食って、屋島山上でリフレッシュして、夜になってバイトを終えた十河が合流。それから日付が変わり、十河が「明日のバイトがある」ので帰宅。午前2時半、私が明日夕方までの重い原稿を抱えているので帰宅。あとは、松本君とO西とタケちゃんが「終わるまで帰らんぞ」モードに入ったのである。
私はそのまま午前3時に家に帰って、風呂入って3時半に就寝。6時半に起きて7時頃から原稿に取りかかり、一切の通信を遮断して集中して頑張った結果、午後4時頃までかかって、何とか粗い原稿にまとめた。
日曜日の午後5時、最終校正・修正大会を終えたあともさらに独自校正を続けていたらしいO西とタケちゃんから、追加修正項目発見の電話。それを精査したのち、松本君に再修正を指示。
以上。たぶん、まだどこかに校正ミスがある可能性はあるが、いつものように読者の皆さんにはちっちゃいことにはご容赦いただいて(笑)。
というわけで、何とか終わった気がするので、入手希望者の募集を始めます。
今回の特集は、
(1)「神様の名簿」…讃岐国有人無人2473神社に祀られている主祭神3377柱を大集計。 (2)「標示物の数字アバウト検証」…香川県内にあるいろんな距離表示や時間表示の数字は本当に正しいのか実地検証。 (3)「にっぽん全国お祭りキャッチー大賞」…全国のお祭りで使われている掛け声や音頭のキメフレーズを集めてみました。 (4)「『こんぴら船々』の歌詞認知度調査」 (5)「瀬戸芸会場の島認知度調査」
の5本立てです。全体に神様と神社とお祭りとこんぴらが満ちあふれていて(笑)、タケちゃん曰く「茶色い本」のイメージになるのを懸念していたのですが、既報の通り「神様の名簿」はかなりおもしろい切り口のデータものになりました。さらに、「標示物の数字アバウト検証」では、こんぴらの石段界(そんな世界があるのか)が騒然とするような事実が発覚しました。
…みたいな第16号です。冊子ご希望の方は、いつもの通り、
●e-mailでのお申し込み………interest@sg-u.ac.jp ●ハガキ等でのお申し込み……765-8505 香川県善通寺市文京町3-2-1 四国学院大学社会学部情報加工学メジャー「インタレスト編集部」宛
申し込みの必要記入事項は、
●送付先の住所、氏名 ●年齢(詐称可) ●職業(偽証可) ●気の利いた一言(割愛可)
となっています。冊子は無料ですが、郵便料金は着払いです。
ちなみに、宛名書きは毎回、学生たちのつたない手書きで行っておりますが、ご指名があれば承ります(笑)。メンバー(カッコ内は学年)は、
<イナゴレディース> 十河恵梨奈(4)…前号編集長。インタレストの大魔王。 O西由利子(4)…編集長。先生の脱線防止隊長。鬼のようなガントチャート作成委員長。 武政 舞(4)……副編集長。高知出身の通称「タケちゃん」。ペコちゃんみたいに舌を出す。 富永早紀(4)……総務部長。通称「サキ」。11号の名物地雷編集長トミーの妹。 貞野美由紀(4)…神様特集リーダー。通称「みいちゃん」。几帳面な字を書く「割り付け女王」。 豊浦寛子(4)……島特集リーダー。大らかな字を書く姉御。 大西瑞季(3)……標示物検証特集リーダー。先生へのダメ出し隊長二代目の予感。 岡崎 渚(3)……編集部の良心とでも言うべき、インタレストには珍しい無垢系のキャラ。 西畑美穂(3)……演劇系の、スーパーボールみたいな優等生だ(笑)。 五百蔵祐香(2)…高知出身の長身天然系「キャプテン・イオ」。発送部長。 吉本菜見(2)……高知出身のカラフルな“変な子”キャラ(笑)。プロ並みの「割り付け姫」。 三宅友香(2)……お嬢様キャラで売り出されようとしている(笑)。 藤原由紀子(2)…真面目に食らいついてくるけど、藤原も天然系か?
<イナゴボーイズ> 田尾 ボーイズはもうええか。 河井 人数多いですからね。とりあえず僕だけでも「イケメン系」とか書いといてくれれば、あとは省略してオッケーだと思います。
じゃあしぶしぶ、 ●ソフトイケメン系…池田祐太(4)、河井裕太郎(3)、白玖俊平(3) ●ワイルドイケメン系…黒田 諭(4)、鎌田裕貴(3)、浜田海勢(2) ●真面目イケメン系…山口倫聴(4)、木村一仁(3)、井出光亮(3)、合田卓也(2) ●優等生イケメン系…山内一駿(4)、坂本光広(3) ●個性的イケメン系…前田祥吾(4)、西井尚吾(4)、野生須大輔(3)、高田大嗣(2)、清久耀介(2)
河井 全員イケメン系じゃないですか! 田尾 大人の裁定だ。 河井 勉強になります。 田尾 これで全員かの。誰か抜けとるやつおらんか? F田 田尾先生、僕が抜けてますよ。 田尾 あ、ごめんごめん。
●めんどくさい大将…藤田雅樹(3)
F田 僕だけイケメンじゃないんですか! 田尾 イケメンに決まってるやないか。そこはそれ、イケメン以上のおいしいポジションゲット! という話で(笑)。
ま、こんなメンバーですので、今後とも皆様、よろしくお願いします。
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2013年11月19日(火)
インタレスト16号、全てのページが松本君ちに入りました。今、松本君は15ページのデザインを抱えて、頭も抱えていると思います(笑)。
いやー、「怒濤」という言葉を安易に使うと、ビックリマークばっかり付けて逆にびっくりした感が損なわれるみたいになってしまうが、今回は正直、インタレスト史上最大の「怒濤」であったと思う。それも、「追い込まれて怒濤」ではなくて(今、意味もなく頭に「追いかけてヨコハマ」が浮かんだが)、「スイッチ入っちゃって怒濤」であった。
スイッチが入ったのは私以上に「神様チーム」の学生たちである。数ヵ月にわたって果てしのない神様データと格闘を続けて来た結果、みんなすっかり神様通になってしまった。といっても、神様情報に異常に詳しいオタク系の通ではなく、レジャー系の通である。
数日前、「特集ページにどうしても祭神を記した標示物の写真がいる」ということで、昼食を兼ねて私とO西、タケちゃん、貞野の4人で中讃方面に車を出したのだが、道中、こんもりした鎮守の森のようなものを見つけると、
タケ「あれ、神社じゃないですか?」 O西「行ってみましょう」
で、車で突撃して境内に入ると、全員が祭神の標示物を探しにかかる。「ありましたよ!」の声が挙がるとみんなが駆け寄って、
タケ「スサノオ(素戔鳴尊)だー!」 貞野「すごーい!」
ね、レジャーでしょ?(笑) また別の神社を見つけて、
O西「あ! ウカノミタマノカミ(倉稲魂神)です! あ!ハニヤスヒメ(埴安姫命)も一緒にある!」 タケ「これ、ヤバイですよ。ハマりそうです(笑)」
私もちょっとハマってしまって、昨日は大学に行く途中にちっちゃい神社を見つけるとつい車を停めて入ってしまい、3カ所も神社の祭神標示物写真を撮ってきてしまった。それを、大学に行ってO西とタケちゃんに見せる。
田尾「これ、どうや」 タケ「わー! スクナビコナ(少彦名命)じゃないですか!」 O西「どこにあったんですか!」
何かおかしいですか?(笑)
今、一部の編集スタッフの間で、「神社の祭神巡り」がブームになっています。珍しい祭神の標示物写真は今、チョコボールピーナッツの銀のエンゼルと等価交換できる勢いです。
今週は、松本君からデザインが上がってくるたびに気の遠くなるような校正作業が続く。ふー、あと5日で印刷発注せないかん。
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2013年11月13日(水)
気の遠くなるような第1特集の作業が続く水曜日。最後に残った「神様チーム」が、果てしのないデータ整理を続けております。朝から、O西、貞野、坂本が3000項目を超えるデータのメンテナンス作業。タケちゃんと西畑は大混乱の「日本の神様の系図」作成作業。五百蔵は私に張り付いて特集の割り付け作業…。
第1特集は、「讃岐国・神様の名簿」です。昭和13年に発行された香川県の神社誌をもとに、香川の何と2500社にも及ぶ有人・無人の神社の主祭神を全部拾い出し、香川県の全ての神社に祀られている主祭神(全3500柱以上)の数のランキングを出そうという、神をも恐れぬビッグデータ企画(笑)です。すでに大まかなランキングは出ているのですが、これの精査と、どう見せるかの思案で四苦八苦中なのであります。
今朝は大学に行く前に、御大自ら神社を3つ回って写真を撮ってきたのであるが、その途中、ふと車のメーターを見たら、うわ! 99898kmになっている! これは、ほとんど10年に1回しか見られない「100000km」の瞬間が目前ではないか!
私は一気にテンションが上がった。大学に着いたら、99927kmになった! 昼、「はちや」へうどん食いに行ってきたら、99930kmになった! それから夜9時半頃まで編集室と研究室でインタレストの作業をして、高速に乗って家に帰ったら、99962kmになった!
私はいても立ってもいられず、帰ってすぐ、家内に報告したのである。
田尾「大変な瞬間が明日来るで!」 家内「何が来るん?」 田尾「今、帰ったら車のメーターが99966kmや」 家内「10万キロが来るやん」 田尾「これ、明日大学に着いたらたぶん99990kmぐらいになる。ということは、明日の大学からの帰りに、間違いなく10万キロの瞬間が来るわ。ということは、高速に乗ったら途中で止まれんから、下の道で帰って、10万キロの瞬間に車を停めて写真撮らないかん(笑)」 家内「何言いよん。明日、私、そっちの車で友達乗せて神戸に行く日やで。前から言うとったやん」
あう! そうだった! 何ということだ。私の車は明日、家内が乗って神戸に向かう高速のどこかで10万キロの瞬間を迎えるのか…私は、私はいったい何のために10年近くもこの車に乗ってきたんだ! はー…テンションうなぎ下がり…O西〜、締切ちょっと遅れるかもしれんぞ〜。
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2013年11月12日(火)
悪夢の「メンテナンスやり直し作業」が発生した金曜日以降、土、日、月の3日連続深夜にわたる怒濤の追い込みの結果、本日午後3時30分、第4、第5特集の編集作業を完了しました。この数日間、O西、武政、河井、貞野、西畑…等々、多くの学生スタッフがインタレスト史上に残る獅子奮迅ぶりを見せた。そして今日は、第5特集の制作で豊浦、吉本、藤原の「島々チーム」が活躍して、一気に仕上げまで持ち込んだ。
残るは第1特集の6ページのみ。しかしこいつが最大の難関、あの3000項目のメンテナンスやり直しを余儀なくされた大物である。今日の午後、担当の貞野から「メンテナンスとランキング、できました」と報告があったので、明日、朝からいよいよこいつに取りかかる。
この数日、編集作業中の小ネタは満載なのだが、そんなものにかまっている余裕がないので、何があったのか、どんどん忘れていってるぞ(笑)。私の机の横には今、一面トップに「知る権利か安保優先か 秘密保護法案審議入り」という、唖然とするような大見出しが載っている先週金曜日の四国新聞が置かれたままになっているが、そんなものにかまっているヒマもないまま、今週末まで突っ走りますので。
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2013年11月8日(金)
火曜日の夜…インタレスト8ページを松本君にデザイン発注。 水曜日の夜…さらにインタレスト2ページを上げ、第2特集4ページと第3特集6ページの原稿終了。
一時はどうなることかと思われるくらい遅れていたインタレストが、松本君が「どうしたんですか!」と言うくらいの猛スピードで進み始め、私も「これは鬼のようなガントチャートより1週間も早く終わるのではないか?! どうしよう、温泉にでも行く段取りをしようか」とさえ思いながら、水曜日から第1特集に取りかかったのである。そしたら…
水曜日の2コマ目、定例のインタレスト編集会議で第1特集の「神様チーム」を集めて、これまでの情報収集&整理状況を本格的に精査にかかったところ、何やら雲行きが怪しくなってきた。このチームは、未だかつておそらく全国の誰も取り組んだことのないであろう、あるデータの分析をやっているのであるが、数ヵ月にわたってみんなで集めて分類整理をしていた3000項目を超えるデータに、不備が見つかったのである。そして、さらに精査に精査を重ねた結果、出た結論は、
田尾「今やってる分析経過は、全部捨てるぞ。一からではないけど、三ぐらいからやり直しじゃ」
途方もない量の情報のメンテナンスが発生した。私は神様チームに再作業の段取りを指示し、第4特集の「掛け声チーム」の作業に取りかかることにした。そしたら…データを精査していたら、不備が見つかった。そして、さらに精査に精査を重ねた結果、出た結論は、
田尾「データのメンテナンス、一から全部やり直しじゃ」
温泉計画、取りやめ取りやめ! というか、土日も丸々休みなし確定! 本日金曜日は、O西、武政、貞野、坂本たちと夜の11時過ぎまで編集室に籠もって必死のメンテナンス作業を続けた。途中、吉田、西畑も作業に加わり、夜の10時過ぎにはバイトを終えた河井もやってきた。さらに私は麺通団員Dと観音寺のO船にまで不足情報の収集を依頼するという緊急事態だ。
ふー、つかの間のぬか喜びだった。例えるなら、国に「ウンウン」とうなずくアマチュアゴルファーが1000万人はいるであろう、前半のハーフで奇跡的なスコアが出て「これは絶対ベストスコアが出るぞ!」と思っていたら12番ホールで大叩きして、上がってみたら普段より悪いスコアだった、みたいな話になりつつあるここ数日です。今週末も、身動き取れません。
それにしても、今季の学生スタッフはものすごくよく働く。この苦労とその責任感は、必ずや、社会に出て役に立つと信じている。あと2週間、絶対間に合わすぞ。
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2013年11月5日(火)
ものすごい勢いで原稿に取り組んでいる。先週はインタレストのすでに上がっていた3ページが4ページに組み直しになるという大惨事もクリアし、重い原稿を1本上げ、大学の厄介な原稿も1本上げ、土、日、月の3連休でさらにインタレストを4ページ上げたのである。
今回のインタレストが追い込まれながらもどんどん進んでいるのは、イナゴ軍団の実力が上がってきて、学生チームが割り付けから下原稿までこなせるようになってきたからである。まだ、私が最後の仕上げにかかってみると写真やデータに不備が発見されたりするのであるが、O西がよく統率して直ちにスタッフを動かし、足りない写真やデータをすぐにカバーしてくるから、作業が滞らない。まだ第一特集という大きな岩が残っているが、何とか、何とか、なりそうな感じになってきた。
今日は、2コマ目の授業を終えてインタレスト編集室に籠もって作業を続けていたら、F田、O西、大西、タケちゃん、豊浦が授業の合間に次々にやってきた。
豊浦「何かすることありますか?」 田尾「おー、ほな、この表のデータの抜けとるとこを、ネットでデータ探して埋めてくれ。武政は豊浦についといてくれ」 武政「了解です」」 F田「僕は何をしたらいいですか?」 田尾「今、大西が屋島のデータを入力しよる。けど大西、もうちょっとしたら出ないかんらしいから、その後を引き継いでくれ。O西、今から2ページの割り付けするから、割り付け用紙を出して俺の横についとけ」 O西「わかりました」 田尾「えーと、待てよ、こっちのパソコンはテキストエディットしか入ってないんか。そっちのパソコンに移らないかんな」 F田「このパソコンですか?」 田尾「おー、そこ、俺とO西が使うけん、明け渡してくれ」 F田「ということは、僕はもう用なしということですね」
ここだ。ここが人心掌握術の大事なポイントだ。F田が「用なしですか」と言ったのが半分冗談なのはわかっているのだが、ここで一発フォローを入れておくのとおかないのでは、えらい違いなのだ。
田尾「何で用なしなんや。お前はインタレストの要やないか」 F田「ほんまですか?」 田尾「F田なしでは、インタレストはとてもここまでやって来られてない」 F田「いやー、そこまで言われたらさすがに照れますね(笑)」 田尾「例えるなら、インタレストの井端や」 F田「誰ですかそれ」 田尾「中日の黄金時代の中心選手。チームの要や」 F田「いやー、そんな選手ほどでは(笑)」 田尾「ほんでこないだ年俸激減させられて、今、中日を追い出されそうになっとる」 F田「戦力外通告じゃないですか!」
ま、私の愛情に満ちあふれたフォローだ(笑)。
とか言っていたら、いつの間にか来ていた十河が、窓際の席でポツンと一人、モノも言わずにうつむいて何かをいじりながら座っていた。
田尾「どしたんや、十河。やさぐれとんか」 O西「違うんですよ。吉田さんに振り回されてえらい目に遭ってるんですよ」 十河「ちょっと聞いてくださいよ。こないだ私、スマホ買ったんですよ。そしたらまさよ(吉田)が何か全部設定してくれる言うから買ったばかりのスマホをまさよに渡したら、全部アラビア語で設定された」
もうそれを聞いてO西とタケちゃんが腹筋攣るぐらい笑いよる。
O西「その画面がラインでみんなに送られてきたんですけど、見ます?」
と言われてO西が出してきた画面を見ると、あっはっはっはっは!!! 画面が全部アラビア語だ!(笑)
十河「もう、友達みんなにアドレスを送らないといけないのに、全部アラビア語だから全然進まないんですよ」 田尾「あっはっは!」 十河「それでまさよに『どうやったら日本語に戻るん!』って言ったら、『じゃあ、とりあえず設定画面を出して…』とか言われたけど、アラビア語だからどれが設定の文字なんか全然わからん!」
そんな国際的なイタズラ、初めて見たわ。
というわけで、とりあえず、どんなに追い込まれても笑いだけは絶えないインタレ部屋ではありますが(笑)。
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