2014年12月の日記 |
2014年12月29日(月)
日曜の夜、どうしても車で出ないといけない用事が入っていたので外に出ると、洗車後1回目の外出で雨が降っていました。
月曜日は昼の1時半過ぎに「泉屋で肉うどんを食ってumieで鬼のように原稿を進める大作戦」を決行しようと出かけたら、泉屋が閉まっていた。ガックシと肩をカカトまで落としながら北浜アリーに行って駐車場に車を止めて、umieまで歩いて階段を上がって店の扉を開けたら、芋の子を洗うような状態で人がいっぱいだった。芋の子を洗うところを見たことはないが、芋の子って何だ? と思って辞書を引いたら、「里芋を大量に水に入れて棒でかき回して洗うような状態」という説明が出てきたが、なるほどそうか、里芋は親芋と子芋があって、あのちっちゃいやつは子芋だからか。
というわけで、店のおねえさんに「相席ならありますが」と言われたが、こっちは原稿を書くので相席はダメだと思って、退散しました。仕方なく、そこからクラフトマンズファクトリーに向かおうとしたのですが、道が混んで車がなかなか前に進まない。年末の道路状況もカフェ状況もよく把握してないので、もう計画はグチャグチャだ。三越の前あたりでさらに渋滞になってノロノロ運転をしていたら、地上最強のウドン「ゴッドハンド」のランプが回っているのに気がついて、フラフラと隣の駐車場に入って車を停めて、かけ中とレンコン天とゲソ天を食べて、それから30分ぐらいかけてクラフトマンに行ってとりあえず堂々巡りをしていた原稿のカベを一つ破ってから家に帰りました。
何か原稿が進まんでモヤモヤとしたここ数日。明日は今年最後の取材ものがある。それを済ませたら、気分が変わってまた仕事が進み始めるかもしれんことを期待しよう。
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2014年12月27日(土)
今日は朝から、7月に来いと言われていたのに忙しくて半年近くほったらかしにしていた病院(3ヵ月に1回くらいの簡単な血液検査と尿検査と薬をもらいに行くだけですが)に行って、2時間弱の待ち時間の間に、待合のイスに座って原稿の修正を1本仕上げるという働き者ぶりで1日が始まりました。
それから車にガソリンを入れて戦車、失礼、洗車して(雪とか降るなよ)、洗車待ちの間にもパソコンを開けて次の原稿に唸っていて、終わってから車で30分近く離れたレインボー通りの文具生活に行って手帳の中身を買いました。5年ほど前、6穴バインダーのええ感じの皮の手帳を買ったため、毎年中身を差し替えて使っているのですが、私の慣れた見開き2週間の時間目盛りの付いた差し替えシートは、どうも私の知る限り、あそこにしか売ってないのです。
で、3色ボールペンも1本購入。男の美学的には3色ボールペンはどうかと思うが(笑)、私は手帳に授業スケジュールは黒、授業以外の大学の予定は青、大学のスケジュール以外の予定は赤で書いているので、美学を捨てて実益を取ると3色ボールペンが最も勝手がよいのである。
それから、文具生活まで行ったのでそのまま近くの「大島家できつねうどん、クラフトマンズファクトリーで仕事」になだれ込もうと思ったのだが、大島家に行ったら店頭の狭い駐車場が一杯で入れなかったので、「クラフトマンズファクトリーで仕事」もあきらめて市街地まで帰り、久しぶりに松下で「かけ2玉と丸天」を食べて、
奥さん「田尾さん、また痩せたん?」 田尾「痩せてない。1キロ太った」 奥さん「うそー、絶対痩せたわ」 田尾「痩せてないって。ほら、腹の肉つまんだらこんなんやで」
という熱のこもった会話を交わして、TUTAYAで本を1冊買って帰った。それから夜の7時まで仕事をして、7時半に昨日貸し切りで断念したボワ・エ・デュポンに行ってフランス料理のリベンジを果たす。途中、店内で爆笑会話があったのだが、ちょっと内容は書けない…というか、フランス料理のレストランで爆笑会話もどうかと思うが(笑)。
夜9時過ぎに帰宅。水槽の電気を消すのを忘れていたので「早よ魚を寝かしてやらないかん」と思って水槽を見たら、ウワォ!(ますだおかだの岡田風にどうぞ)、でかいエビが2匹出て来とるやないか! 「エビ夫人」と「上沼エビ子」、生きとりました。さらに、透明感のある「エビちゃん」らしき一匹も確認。さらに、他のエビより金色が目立つ一匹も発見したので、新キャラとして「エビッドボウイ」と命名しました。アホです。
といったところで、ただの日記みたいになってしまいました。午前2時前になってしまったので、おしまい。
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2014年12月26日(金)
こんなことをやってる場合ではないのだが、関電が電気料金の再値上げ申請をしたというニュースについて、「東電は値上げしないと発表したのに関電は値上げするとは、何たることだ。関電はたるんどる」という論調の報道を見たので、ちょっと数字を確認しようと思ったのである。その論調の代表的な記事は、ネットの中の「J-CASTニュース」の冒頭の1ブロックが一番わかりやすいので、ちょっと再掲します。
*** 全国の原発がすべて停止する中、東京電力の数土文夫会長が2015年春に想定していた電気料金の再値上げを当面見送ることを表明した。一方、関西電力は2014年12月24日、15年4月からの値上げ実施を申請し、大手電力会社の対応が分かれた。 2015年3月期決算も、東電が2期連続で経常黒字となるのに対して、関電は4期連続の経常赤字となる見通しだ。原発事故後、実質国有化となり、徹底したコスト削減を進める東電と、関電の経営判断は対照的な格好となった。(以下、長いので省略) ***
要するに、 (1)東電は徹底的にコスト削減をした結果、2期連続の黒字が予想されるため、再値上げをしないことにした。 (2)関電は4期連続の赤字が予想されるため、再値上げを申請した。 という対比から、「関電はコスト削減をせずに値上げで何とかしようとしている」という、まあ概ね関電批判の記事だと言えるでしょう。
で、ここからチンペイが気を失う「数字の話」である。ニュースを数字で確認するというのは私の習性であるから、止めようったってそうはいかない(笑)。
まず、関電も東電も上場企業であるから決算報告はネットに上がっているはずなので、こういうニュースにおいて一番信頼できる数字である決算書から、必要な数字を拾い出してみました。
ニュースによると「東電は徹底したコスト削減」を達成したみたいなので、東電の決算書から経常費用、つまり支出総額の推移を並べてみると、こうなっていた。
2009年度…経常費用総額 4兆6940億円 …… 2012年度…経常費用総額 6兆1961億円 2013年度…経常費用総額 6兆4468億円
2009年度の数字は、原発事故の影響が全くなかった直近の数字ということで比較材料として書いてみたのだが、ん? コストは削減どころか、どんどん増えているではないか。待てよ、このコストの中には燃料費が入っているから、そいつがコスト増の最大要因になっているはずだ。
ということで、今度は燃料費以外の経費総額を計算してみた。
2009年度…燃料費以外の総経費 3兆5014億円(燃料費1兆1926億円) …… 2012年度…燃料費以外の総経費 3兆4076億円(燃料費2兆7885億円) 2013年度…燃料費以外の総経費 3兆5316億円(燃料費2兆9152億円)
あれー? 全然経費が減ってないやんか。どこが「徹底したコスト削減」なんや。
ちなみに、野次馬が一番にやり玉に挙げる人件費を見てみると、
2009年度…人件費 4813億円 …… 2012年度…人件費 3458億円 2013年度…人件費 3559億円
確かに2009年度比では1200億円も削減されているが、2013年度は前年より増えているぞ。
ということは、「東電は徹底したコスト削減で黒字に転換した」というのは、決算書から見ると絶対におかしい。じゃあ、東電はコストが削減されていないのになぜ、12年度3776億円の赤字から、13年度は432億円の黒字に転換し、2014年度も2年連続黒字の見通しになっているのか?
経費が増えているのに利益が出ているということは、答は「売上(収入)」の方にあるとしか考えられない。そこで今度は「経常収益」の推移を調べてみました。電力会社の経常収益はその90%以上が「電灯電力収入」つまり電気料収入なので、それを並べてみると、
2009年度…電灯電力収入 4兆5045億円 …… 2012年度…電灯電力収入 5兆7694億円 2013年度…電灯電力収入 6兆4498億円(前年比プラス6804億円)
うわ、電気料収入が前年から6804億円も増えているではないか! やっぱりこれだ。東電が黒字転換した最大の要因は「経費削減」ではなく「収入増」じゃないか。そして、その要因はどう考えても「電気料金を値上げしたことによる収入増」でしょう。というわけで、東電が来年度も値上げしないと言った理由は、どう見てもコスト削減に成功したからではなく、この前値上げした分の収入増があまりに大きかったからだ、というのが決算書から見た私の結論ですが、どうでしょう?
ちなみに、関西電力の実情も同様に決算書から数字を引っ張り出してみました。まず、コスト面は、
2009年度…経常費用総額 2兆1766億円(燃料費3514億円・その他経費1兆8252億円) …… 2012年度…経常費用総額 2兆8891億円(燃料費9198億円・その他経費1兆9693億円) 2013年度…経常費用総額 3兆0791億円(燃料費1兆1592億円・その他経費1兆9199億円)
おいおい、「その他経費(燃料費以外の総経費)」は東電が前年比プラス1240億円なのに、関電は前年比マイナス494億円って、関電の方がコスト削減してるやないか!
続いて収益面は、
2009年度…電灯電力収入 2兆2294億円 …… 2012年度…電灯電力収入 2兆3542億円 2013年度…電灯電力収入 2兆7516億円(前年比プラス3974億円)
うーむ、これは何をどう比べればいいのかな。とりあえず東電と関電の売上の増え方を比べてみるか。
<原発事故前の2009年度と2013年度の電気料売上比較> 東電…プラス1兆9453億円 関電…プラス5222億円
うわ! 東電の方が圧倒的に電気料収入が爆増しているではないか。これをさっき上に計算した前年比で見ると、
<2012年度と13年度の電気料売上比較> 東電…プラス6804億円 関電…プラス3974億円
ということは、2012年度から2013年度にかけて、
(1)東電は燃料費が1267億円上がったけど、電気料収入が6804億円も増えた。その結果、東電は2012年度経常利益マイナス3776億円から、2013年度プラス432億円に回復した。 (2)関電は燃料費が2394億円上がったけど、電気料収入は3974億円しか上がらなかった。その結果、関電は2012年度経常利益マイナス3925億円から、2013年度マイナス1229億円にまでしか回復しなかった。
たぶんこういうことではないかと思うのですが。
それにしても冒頭のJ-CASTの記事、経営数字の話なのに決算書も読まずに書いてるんだろうか。あるいは私の決算書の読み方が間違っているのか? 一応、零細企業とは言え社長をやっていたので間違ってはないと思うんですが。
あと、読売新聞の社説の中に「関電は今年度、人件費や修繕費などで2700億円近い経営効率化を計画している。再値上げに向けてさらなるリストラの余地はないか、検討してもらいたい」という記事があったが、これも決算書の数字を見ると、関電の人件費と修繕費の総額は合わせて3766億円しかないことがわかる。しかも、決算書を見る限り、その数字は東電以上に絞り込んだ結果だと思われるから、どう考えてもそこから絞れるのはせいぜい100億円単位の話になると思う。すると、「総額2700億円の経営効率化」の主体は絶対、「人件費と修繕費」ではないと思うのですが。
最後にもう一つ、決算書を見ていて改めて「サイズ」が確認できたのですが、もし電灯電力収入の増額の大半が「電気料金値上げ」によるものだとすると(たぶんそうだと思いますが)、原発が止められて以降、東電管内ではこの4年間でおそらく累計で4兆5000億円くらいのお金が、「上乗せになった電気代」で家庭や企業の財布から電力会社に飛んで行っていると思われます。同様に関電管内では4年間累計で8700億円くらいのお金が「上乗せになった電気代」で家庭や企業の財布から電力会社に飛んで行っていると思われる(2009年度の電灯電力収入が続いたと仮定した数字から、上乗せ分を計算しました)。
次に、燃料代の上乗せ分の累計を同じように計算してみると、東電ではこの4年間累計で約4兆7000億円、関電では同じく4年間累計で1兆8000億円以上の「上乗せ燃料費」が、電力会社の財布から外国の燃料会社に飛んで行っているという計算になりました。これを整理すると、
(1)関東では、企業や家庭から電気代で4兆5000億円が電力会社に飛んでいって、電力会社から海外の燃料会社に4兆7000億円が飛んで行っている。 (2)関西では、企業や家庭から電気代で8700億円が電力会社に飛んでいって、電力会社から海外の燃料会社に1兆8000億円が飛んで行っている。
ということになります。これを見ても関電がいかに非常事態にあるかがわかりますが(原発依存度=2010年度で関電51%、東電28%=の差がかなり効いていると思いますが)、それより何より、私らは今、そんな巨額のお金を毎年、何を食べるでもなく何を買うでもなく遊ぶでもなく、誰かを助けるためでもなく、ただただ外国の燃料会社にくれてやっていると思うとねえ。毎年毎年、本来なら国内で回って消費や雇用に当てられるはずの何兆円ものお金が無償で外国に飛んでいくというのは、「日本人、何やってるか」という気持ちになってくるのですが…。
でも、こういうビジネスの話は、何かが目に見えて表面化しない限り、ほとんどの人が「何も起こってない」と思うんでしょうね。うどん屋も、経営状態は火の車で刻一刻と破綻に向かっていても、店を開けている限りお客さんには順調に見えてしまいますから。それで、突然店が閉まるとみんな「えーっ!」と驚くんですが、あれは大半が「突然」ではなくて、ずいぶん前からジワジワと破綻に向かっていたのです。まあ、民意様の選択ですから仕方がありません、数字や理屈より情緒の方が「正義」みたいですから(笑)、結果は一蓮托生、行くところまで行く覚悟はできていますので。
などという話に時間をとられている場合ではないのに、今日は「クリスマスは幸せな人たちの邪魔をしないように」ということで行くのを控えていた木場さんとこへフランス料理を食べに行こうと車を出して、車中から家内が「今からそっちに向かっているんですけど」と電話をしたら、今日は幸せな人たちの団体で貸し切りになっていた。仕方なく、ライオン通りのピッコロジジに行ったら、幸せな人たちの団体で貸し切りになっていた。かつて、「定休日の2連発」も「臨時休業の2連発」も経験してきた私であったが、「貸し切り2連発」は初めてです。これはもしかすると、明後日の有馬記念も「何かの2連発」があるのか?
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2014年12月25日(木)
ほんまにもう、何が「あとたぶん3時間ぐらいで上がりそうなところまで漕ぎ着けました」だ。ついに1本目の原稿は上がったけど、今、午前3時です(笑)。
何がどうなったのかというと、最後の最後で、最終ブロックのまとめの構想がどうにもうまくいかず、悩んで悩んで悩んだ挙げ句、頭からの流れに問題があるのではないか? と気づいて、最初から書き直していたからです。さすがに書き直しを決意した時には、新年を迎える時ぐらい心身共にオールクリアにしないと再起動できないと思って、1時間かけて水槽の水替えと水草のコケ取りをやりました。おかげで、あまりに水槽が美しくなったので焼き芋を食べながら(栗はもう食べてしまったので)20分ぐらい水槽を眺めてしまいましたがな(笑)。
本日現在、我が家の90センチ水槽には、12種類100匹ぐらいの熱帯魚と、11種類30株ぐらいの水草と、エビと流木と石と砂が入っております。エビ夫人と上沼エビ子とエビ蔵とエビちゃんはどうも長い間見当たらないので、たぶんもうお亡くなりになったのだと思いますが、ちょっと黒目のエビー・マーフィーだけは健在が確認されております。私の癒やしグッズは、この水槽と先月プーキーでもらったちっちゃい観葉植物の「レオン」の2つですが、非常に有効に癒されております。
さ、明日から2本目の原稿。あと、年末までにもう一回、上村おじさんたちと「枝豆を食べながら天下国家を語る会(あ、これも私の癒やしグッズだ)」が開催される予定。
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2014年12月24日(水)
朝、大島家できつねうどん中(1.5玉)を食べて、大将から小ネタを一つ仕入れて、すぐそこのクラフトマンズファクトリーに籠もる。それから、モカマタリ〜カフェラテ〜エメラルドマウンテンと3杯飲みながら午後2時頃まで原稿と格闘していたら全身が張ってきたので、気分転換を兼ねてマッサージに行くことにした。
確かアップタウンの近くに簡易なマッサージ店があったはず。そこへ行って、待ち時間があったらアップタウンで原稿を書いて時間待ちをすればいい…ということで、高松の中心街に帰ってあの辺のいつもの駐車場に車を停めて、マッサージ店があったあたりへ歩いて行ったら、店がなくなっていた。
仕方なく、アップタウンに入る。そこでマスターに「かくかくしかじかで原稿書きに来た」と言うと、「商店街の中にマッサージ、あるぞ」と言われたので、再び歩いて店に行った。すると、店で「1時間くらい後ならできますよ」と言われたので、直ちにアップタウンに退却。
疲れていたのでコーヒーに砂糖もミルクも入れて、マスターにもらった饅頭をかじりながらパソコンを開けて、電源も貸してもらって原稿に取り組もう…と思っていたら、1日に電話が2本あるかないかという私の携帯に電話が4連発も来て、あれよあれよといううちに時間が来て原稿タイムが終了。3時半過ぎからマッサージを1時間してもらって、家に帰りました。
それから今、午前3時前です。1本目の重い原稿、あとたぶん3時間ぐらいで上がりそうなところまで漕ぎ着けましたが、このまま朝まで行くか、今日はこれぐらいにしといてやって明日の午前中でやっつけてしまうか、悩ましい時間帯につき、手遊びで日記を書いています(笑)。
今日は大学経由のメールで、ちょっと物議を醸しそうな取材依頼が1本入っていました。でも、それはそれでおもしろいから受けようかな…とも思っていますが、相手のライターのレベルが低いと大変なことになるのもわかっています。
こないだの投票行動の話も同じですけど、何かをやるかやらないかの選択肢に当たった時、もしそれをやるとどういうことが起こる可能性があるか? やらないとどういうことが起こると考えられるか? ということを若い頃より深く考えられるようになってきたのは、私もちょっとは成長したということですね(笑)。とりあえず、どうするかなあ。物理的には、1〜2時間のインタビューも受けてる場合じゃないんだけど…。
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2014年12月23日(火)
日曜日に上村さんから殻付きの甘栗が大量に届いたのであるが、袋を見たら「保証期間3日」と書いてあったので、この3日間、縄文人のように栗を食べている(見たことないけど)。
さて、いよいよ今日から「溜まりに溜まっているインタビュー原稿を鬼のように仕上げていくぞウィーク」に突入であるが、数えてみたら進行中のプロジェクトAの原稿が8本(うち、テープ起こし済みが3本)、プロジェクトBの原稿が2本(テープ起こしはまだ)も溜まっている事が判明した。そこで、気合いを入れるためにまずは「7月に来い」と言われていたのにずっとほったらかしていた病院に行って薬をもらってこようと思って、着替えをすませて家を出る前にふと思い立ってネットで確認したら今日は休診であることが判明して、いきなりテンションうなぎ下がりの一日のスタートとなったのである。
ふー、いつも授業の合間と夜を使って1本上げるのに1週間ぐらいかかっている原稿が、授業がないとは言え8本か…。その上にもう一つのグループの原稿が2本か…。加えて年末までにさらにAが2本、Bが1本増えることが決まっている。で、今日から正月明けまで2週間ということは、年末年始休みなく取り組んで、1日1本のペースで上げんと終わらんのか! これは、誰がどう考えても「不可能」ではないのか!
という今日時点での状況です。しかし、これまで幾度となく不可能だと思われた仕事を驚くべき手段で切り抜けてきたのが私である(主に「締切を延ばしてもらう」という手段であるが)。とりあえず、明日はクラフトマンズファクトリーかumieに行って、テープ起こしが終わっている原稿を絶対に1本終わらせる。ほんで、もしクラフトマンで原稿を書くことになったら、昼はすぐ30mくらい横にある大島家できつねうどんだ。もしumieで原稿を書くなら、昼は久しぶりに泉屋で肉うどんだ。
あかん、完全に原稿よりうどんの方が先にありきになっとる。水槽の水替えもせないかんし。しかし、何でこんなに溜まったんだ…などと過去を悔いている暇もない。過去を悔いたり過去を責めたら何か問題が解決するのならいくらでもやるけど、そんなわけがないから常に「では今からどうするか」を考えることにしている私である。で、「締切を延ばしてもらう」とかいう解決法に収斂したりするんですけど(笑)。
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2014年12月22日(月)
ふー、今日で今年の授業が終了した。年末年始も仕事は山積みだけど、明日からは毎日の授業準備と授業がない分、時間が自由に使えるのが実に大きい。特に夜中、いい感じで仕事が進んでいても「明日の授業」のことがあるから途中でブチッと切っていたのが、「朝まで行ったれ」となれるのがいい。
というわけで、今日は夕方5時半からのインタビュー取材を一つ終えた後、いつものように夫婦でチープな外食を済ませて、「1時間だけプチ油断モード」で久しぶりにアップタウンに行ったら牛乳屋さんがいました。そこで、あることから仏教の話になって、桓武天皇から遣唐使、最澄と空海、天台宗と真言宗、密教と顕教、親鸞、織田信長から関所、楽市楽座とつながって、徳川家康の仏教骨抜き問題に突入して、そこからキリスト教とイスラム教とヒンズー教とチベット仏教に展開して、いろいろあって我が家の水槽の熱帯魚の話になったのである(どんな展開や)。
田尾「こないだ、忙しい日が続いているうちに魚がだいぶ減ってきたから、久しぶりに「魚と水草を大量投入じゃ!」いうていつものペットショップに行ったんですよ」 牛乳「はいな」 田尾「そしたら、熱帯魚コーナーにいつもの兄ちゃんがおらんのですよ。それがいつまで経っても誰も来んのです。こっちは大量購入する決意で来とんのに、どういうこっちゃ。もう、あと5分誰も来んかったら帰るぞ! 君ら、大きな売上チャンスを逃すことになるぞ! とか思いよったら、やっと兄ちゃんが来たんです」 牛乳「ふんふん」 田尾「ほんでね、僕が兄ちゃんに『メチャメチャ買おう思て来たのに、もう帰ろうか思いよったわ』言うたら、兄ちゃんが何て言うた思います? 『すいません、今、熱帯魚を200万円買ってくれたお客さんがいて、全員でお見送りしてたんです』って」 牛乳「200万!」 田尾「はいな。僕、兄ちゃんに『あの、私らのことはどうでもええから家まで送って行ってあげてええよ』言いましたがな(笑)」 牛乳「けど、熱帯魚で一辺に200万円って、水槽から機械から全部揃えて買うたんかな?」 田尾「いや、それがですね、魚だけで200万円って言いよった」 牛乳「どんな魚や!」 田尾「いや、珍しいのになると何十万とかするやつがおるんですよ」
とかいう話が普通に終わらないのが、田尾・牛乳屋コンビでして(笑)。
牛乳「そんな高いんでなくて、数を揃えよう思て店中の安い熱帯魚、全部買うて帰ったんちゃうか?」 田尾「そんなん、ネオンテトラとか1匹50円ですよ。それで200万いうたら、4万匹ですよ! どんな大きい水槽持っとんや!」 牛乳「いや、家にあるのは普通のちっちゃい水槽やったりして。そこに全部詰め込んで楽しむという、新手の熱帯魚マニアかもしれん」 田尾「90センチ水槽に4万匹入れて」 牛乳「たぶん次の日、店に電話かかってくるぞ。『200万も買うたのに1日で全部死んでしもたやないか!』いうて(笑)」 田尾「『魚入れたら水槽のフタができん』いうて(爆笑)」
すんません、いつものストレス解消の「ない話」ですから聞き流してください。我が家の水槽、今のところとてもいい感じです(笑)。さ、明日から鬼のように仕事を片付けていくぞ、と。
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2014年12月14日(日)
いやー、今回の選挙は誰とどの党に入れるか、近年の中で一番考えましたねえ。
私の投票判断の方法はいつも、「こういう選挙結果になってほしい」である。10人とか100人の多数決なら自分の一票が結果を左右する実感があるが、分母が何万人、何十万人以上になると「自分の一票でどうこうなるというものではない」という話に当然なる。ま、改めて言うまでもなく当たり前の話。けど、そこで「だから投票に行っても行かなくても同じだ」という結論を出してしまうと、「結果は投票に行った皆さんにお任せします」ということになるから、そこから考えた結果、私なりに「こういう選挙結果になってほしい」という判断基準に至ったのである。
ちなみに、投票率が低くなると必ず「国民の声がしっかり反映された結果とは言い難い」とかいう評論が出てくるが、私は「投票率が低くても投票しなかった人の声は反映されている」と思っている。すなわち、
(1)「選挙に無関心だから投票に行かなかった人」の声は、「私は政治を考えるつもりがないので、結果は投票に行った皆さんにお任せします」という声である。 (2)「誰も入れる人(政党)がいないから投票に行かなかった人」は、自分が(加えて自分と同じような考えを持った人たちが)投票に行かなかったらどういう結果になるか? という「その先の結果」のことを考えていないか、考えても自分なりの答を出せないということなので、「私はこれ以上考える力がないので、結果は投票に行った皆さんにお任せします」という声である。
というふうに理解しているからである。投票に行かなかった人の声は、大きくくくれば「行った人にお任せします」である、というのが私の中での整理である。いいも悪いも、それが選挙だと思っている。
選択肢がどんなに悲惨なものであっても、あれやこれやと一生懸命考えれば、優先順位は必ずつくと思うのである。「与党は嫌だ、野党も嫌だ」の次に、「では、与党が勝ったらどうなるのか?」「野党が勝ったらどうなるのか?」「どっちが勝ったらより嫌か?」と考えれば、優先順位は必ずつく。「A候補者もB候補者もC候補者も嫌だ」の次に、「ではどの候補者が当選したら一番嫌か?」と考えて行けば、優先順位は必ずつく。
いずれにしろ、投票に行かなければ、行った人たちに結果を任せることになるのは当たり前の話である。それが嫌なら、とにかく考えて投票するしかない。従って、投票に行かなかった人は「私は政治を考えるつもりはない」か「考える力がない」という理由で「皆さんにお任せします」という「声」を出したということだと私は思っている。つまり、投票率が高かろうが低かろうが、どちらも「国民の声が反映された結果」だと思っているのである。
というわけで、日曜の朝は「早朝峰山」のつもりが早朝に起きられなくて朝8時半頃出発という出遅れティアヌス(安Zは反応するはず)となったが、そんなことをいろいろ考えながら3時間くらい歩いてきました。もう、クモの巣もハチも消えて、木の葉がかなり落ちて眺望もかなり開けて、いい感じの峰山ウォーキングです。「おはようございます」言うても返事もしないおっさんに3人も出くわしてネガティブな気持ちになったけど、夜、NHKのBSで「ナンシー関」の番組があって、近年あまり記憶にない「番組1本をちゃんと見る」という時間を過ごして、まあいい一日でした。
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2014年12月13日(土)
唐突ですが、中学校あたりで習った「税の三原則」って、もうどうでもいい原則になったんですか? と思って財務省のホームページの「もっと知りたい税のこと」というところを見たら、やっぱり「税の三原則」って書いてあったから、まだ生きているんですね。ホームページによりますと、
<税の三原則> (1)「公平の原則」…経済力が同等の人に等しい負担を求める「水平的公平」と、経済力のある人により大きな負担を求める「垂直的公平」があります。さらに、近年では「世代間の公平」が一層重要となっています。(世代間の公平…異なる世代を比較して負担の公平が保たれているかという観点と、それぞれの世代の受益と負担のバランスが保たれているかという観点、その両方から世代間の公平を考える必要があります) (2)「中立の原則」…税制が個人や企業の経済活動における選択を歪めないようにするのが、中立の原則です。 (3)「簡素の原則」…税制の仕組みをできるだけ簡素にし、理解しやすいものにするのが、簡素の原則です。
という、まあ学校で習った通りのことを書いているわけです。で、「税の三原則って、もうどうでもいい原則になったのか?」と思った理由は、何か、日本の税制はたぶん50年以上にわたって、どんどん「税の三原則」から外れて行っているように思えて仕方がないからです。
例えば、もしゼロベースで「税の三原則」に則って税制を作るとしたら、
「所得税も法人税も消費税も、全部一律10%」
とかいうのが一番原則に近い税制ですよね。
まず、最も「簡素」である。誰でも自分が払う税金の額をすぐに計算できるから、「理解しやすい」ことこの上ない。さらに、所得や企業利益や消費額の大きい人(企業)はその金額にきちんと比例して多くの税金を納めることになるから、「垂直的公平」も完璧。一律10%だから「水平的公平」も完璧。さらに、何のビジネスをやっても何を買っても一律10%だから「経済活動の選択」も全く歪まない。
従って、別に10%でなくても、12%とか15%とか20%とか、とにかく税率が一律であれば、「税の三原則」からすれば、何の歪みもない理想の税制だという話になるわけです。
ところが、今の日本の税金は、もう専門家に聞かなければ何が何だかわからないことになっているではありませんか。そこいら中に「ナントカ優遇税制」なるものがあり、そこいら中に「ナントカ控除」とかいうものがあり、取れるところから取れとばかりにガソリン税は税率が違う、酒税はコロコロ変わる、たばこ税はどんどん上がる、ゴルフをしたら二重課税みたいな税金がある…等々、経済活動の中にも複雑な税制が山のようにある。
戦前の日本の税制があまりに複雑で不公平だったのでGHQが「何じゃこりゃ」言うて(言ってないと思うけど)、「シャウプ勧告」したのに、たぶん、政治家や政党が票欲しさに有権者に媚びて「これを優遇しまっせ」「あれも控除しまっせ」とか言い始め、マスコミも「弱者救済」とかいう錦の御旗を立てて正義の味方みたいに主張し続けて、国民も自分が得になるならと全部喜んで頂いちゃってきた結果が、この有様になっているのだと思う。
日本の税制論議については、消費税問題、法人税減税問題、相続税問題…等々、まあいろんな問題がしょっちゅうあちこちで議論されているようですが、そういうわけで私の判断基準は、基本的に「それは税の三原則を守る方に向かっているのか?」の一つだけです。
従って、「消費税アップに伴う軽減税率」など、また税制を複雑にするわけですから三原則に逆行している上、複雑にすればするほど妙な利権や思惑が絡んでくるのは常ですから、私は反対です。そんなことを主張している政治家は、「国のあるべき姿」を目指しているのではなく、別の思惑で動いているとしか思えない。弱者救済(疑似弱者でなくて真の弱者ですよ)は税制以外でやるべきでしょう。
加えて言えば、上記ホームページにある「世代間の公平」うんぬんというのも、どう考えても複雑化の方向に向かう話だから、何か別の思惑で出てきた(ちょっと胡散臭い)話だと思います。
まあ、何十年もかけて税制をこんなに複雑にしてきたのですから、もう一辺に「三原則」に戻ることはままならない事態になっているとは思いますが、どんな理由を付けようと、さらに複雑な方向に進むのは根本的に進路が違うと思う。税制は、ちょっとずつでも「税の三原則」の基本に戻すように動くべきだと思うのですが。
などということを、選挙前なのでちょっと考えていたら、明日は久しぶりに早朝峰山に突撃しようと結審したのに、もう午前1時を回ってしまった。どうしよう。
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2014年12月9日(火)
土曜日に訳あってごんと清水屋に行ったら、香川ストーンサークル会員の大将がいきなり「石、流れました?」と言ってきたのである。
田尾「こないだのは一応収まったけど、たぶん予備軍がなんぼでもおると思うわ」 清水「あの、石を流すお茶があるんですけど、いります?」
とか言って大将が出してきたのは、「ウラジロガシ流石茶」とかいう、チープなビニール袋にティーバッグがいっぱい入った見るからに怪しいシロモノ。表示を読むと、「別名抑石茶・容石茶・結石茶、体内の石が気になる方に…」とか書いてある。
田尾「怪しいなあ(笑)」 清水「でもね、腎臓結石の石を流す効能があるとか言うんですよ」 田尾「ほんまー? ほな、まあ一応もろとくわ」
とか言って、久しぶりのストーンサークル活動をやって、とりあえず帰ったのである。で、その日の晩は久しぶりに上村のおじさんとファミレスで朝の4時まで天下国家と下世話な近所を語って(笑)、日曜朝5時頃寝て10時に起きた。それから仕事をしていたら、夕方頃、何か体調が悪くなってきたのである。腹の中の方がずっしりと重くなって、痛みはあるようなないような…という感じなのだが、飯を食う気も起こらんくらい腹が重い。かといって、トイレに行っても何も出ない。
家内「また石が動きよん違うん」 田尾「いや…動けんほどの痛みがないから、石ではないような気がする」 家内「ちっちゃい石とかじゃないん?」 田尾「わからんなー。どうしょうか、とりあえず、清水屋さんにもらった怪しいお茶でも飲んどこか」
というわけで、「ウラジロガシ流石茶」とかいうやつのティーバッグを一つカップに入れて、お湯を注いで一杯飲んで寝た。
そしたら月曜の朝、薄〜い血尿が出まして、「あれ? やっぱりちっちゃい石やったんか」と思って「ウラジロガシ流石茶」をもう一杯飲んだら、昼前にもう一回トイレに行ったらもう一回薄〜い血尿が出まして、腹の痛みがすーっと引いていきました。腎臓結石はギザギザの石が毛細血管を傷つけながら動いて行くので、血尿が出て痛みが引くと、たいてい石が流れたというサインなんです。
清水屋様とウラジロガシ流石茶様、一瞬とは言え、疑ったりして申し訳ありませんでした(笑)。いや、あれが効いたのかどうか知らんけど、たぶん動きかけたちっちゃい石が、たった一晩で流れて出て行きました。清水屋さん、ストーンサークル結成以来一番のええ仕事しました(笑)。
というわけで、今年の年末年始は「どっからでもかかってきなさい」状態で、しかし『インタレスト』も終わったというのにかつてない仕事の山を抱えて、ほんまに日記もままならないくらい大変です。今、私に仕事を依頼している各方面の方々にはしばらくハラハラさせますが、頑張りますのでちょっと待ってください。
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2014年12月2日(火)
先週末から、大学研究室、自宅仕事部屋、クラフトマンズファクトリー、umieと、私の「仕事がはかどる書斎ランキング・トップ4」をフル活用して息詰まるような数日を終えた結果、12月5日までに終わらせる予定の仕事2本が12月1日に終わるという奇跡の成果を挙げた。そこで、「12月3日までに上げてくれ」と言われていたけど現実的には不可能なので依頼者も110%くらいあきらめていたもう一つの仕事も一気に挙げて度肝を抜いてやろうと、授業を終えた午後3時過ぎから研究室に籠もってものすごい勢いで集中して仕事を進めていた時、研究室のドアを弱々しくノックする音が聞こえたのである。
弱々しいノックは、まず間違いなく女子だ。けど、インタレストメンバーの女子はみんな気がしっかりしているので、弱い音の中にも芯があることを、研究室のドアのノック音評論家の私は知っている。しかも、今聞こえた音は研究室のドアのノック音評論家の私が(もうええっちゅうに)今まで聞いたことのない音だったので、軽い不安を覚えながら、しかしいつものように「はーい」と返事をしたのである。
ところが、返事が聞こえたはずなのにドアが開く様子がない。そこで、さらに私が「どうぞー」と促すと、恐る恐るドアが開いた。そこから知らない内気な女子学生が顔を出すと思っていた私は、不安を与えないようにいつもの何事もないような顔でドアの方を向いたら、ドアの影からそーっと頭が出てくるのが見えた。ん? 女子学生にしては頭が大きい…と思った瞬間、クマのような男が現れた!
源成「お久しぶりです」 田尾「うわっちゃー! こないだ『うどラヂ』に“源成さんが日本に帰ってきているそうですよ”というメッセージが来て、ラジオで“息を潜めとかないかん”言うて警戒しとったばっかりやのに、油断しとったわ!」
『インタレスト』の2代目編集長を務め、3年前からフィリピンで日本人向けの小さい情報誌のスタッフに採用されて働いている、勝谷さんが「みなもとのなり? 高貴なお方ですか?」と聞いてきた「源成(げんせい)」が、研究室に襲来したのだった。
田尾「ちゃんとメシ食えよるか?」 源成「なんとか」
と言っていたが、聞くと、今や同誌はその分野ではフィリピン最大級の雑誌にまで成長し、源成はそこのナンバー2にまでのし上がっているというではないか。確かに、源成が3年前に「こんな雑誌なんですけど」と言って持って来た情報誌が、今日持って来たのを見ると、ページ数は倍増し、広告も山のように入っていて、見ただけで急成長しているのがわかる。しかも、その編集ページも広告ページも、ほとんど源成が担当しているというではないか。
源成「俺、今、この業界では現地で知らん人がいないくらいなんですよ。ちっちゃい業界ですけど(笑)」
最新号の巻頭特集は「セブ島留学の人気の秘密に迫る!」とかいうもので、セブ島の語学学校15校の200人くらいの学生にアンケートとインタビューをして、日本のどの都道府県から留学してきている学生(日本人)が多いのか、その性別、年齢別、留学期間別、留学生の日本での職業別のデータを掲載し、さらに、学校を選んだ時の情報入手先、留学の目的、予算、留学生のセブ生活の実態、感想等もきちんと押さえている。
加えて、ノマド的ライフスタイルの先駆者である著名人のインタビュー記事、著名な英語講師へのインタビュー記事から、昨年セブ島で世界チャンピオンになったボクシングの亀田和毅選手と兄の亀田興毅選手コンビにまでインタビューして特集を膨らませているではないか。
田尾「成長したのー(笑)」 源成「田尾さんに教わったMECEの箱で企画をどんどん出しながら、最近はスタッフに企画出しのレクチャーもしてるんですよ」 田尾「すまんけど、俺、もう年とってきたから代わりに先生やってくれ(笑)」
それから、源成から会社を成長させていくためのビジョンの作り方や、直近の現場のマネジメント、情報ビジネスの可能性等々、現場作業員のワンランクかツーランク上の質問がたくさん出てきたので、それに対して私の考えや問題解決の実践例なんかをいろいろ話した。源成はいろいろメモを取りながら聞いていたのだが、もうその分野のビジネスの世界は君ら若い世代のものだから、私の話の何が役に立ったのかはよくわからん(笑)。けど、マーケティングの原理原則は基本的に変わらないと思うから、たぶん何かの役に立ったのだろう。
というわけで、源成のせいで2時間近く時間を取られたので、「12月3日までに上げてくれ」と言われていたけど現実的には不可能なので依頼者も110%くらいあきらめていたもう一つの仕事も一気に挙げて度肝を抜いてやる大作戦は、予定変更を余儀なくされました、という、結局「壮大な言い訳」の日記でした(笑)。
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