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2020年02月の日記

2020年2月11日（火）

　こないだの昼、ご飯も欲しくないしパンも欲しくないのに何か口寂しいので台所を物色していたら「どん兵衛天ぷらそば」が出てきたので、「数年ぶりに食べてやるか」と思って封を切って小袋を出して湯を入れて３分間待って、フタを剥がしてチラッと見て捨てようとしたら、横にいた家内が「はいはい」と言って剥がしたフタを取って紙のゴミ入れに入れようとしたので私は言いました。

田尾「それ、プラスチックのゴミちゃうん」
家内「これは紙のゴミ」
田尾「フタに『プラ』って書いてたのが見えたけど」
家内「ほんまー？　ツルツルしとるけど紙のゴミのはずやで…」

と言いながら確認した家内が言いました。

家内「『天ぷら』の『ぷら』や！」

2020年2月8日（土）

　「四日坊主」をいつまでも続けるわけにはいかん…とはあまり思っていないのであるが、とりあえず短いうどん屋情報で一つ更新。

　1月15日（水）、16日（木）の2日連続、「なかむら」の臨時休業にぶち当たってしまった時に書き忘れたのだが、実はなかむらの最初の臨時休業に当たった1月15日の昼、およそ1年半ぶりに全身「岸井」の口になってワクワクしながら行ったら「岸井」も臨時休業だったという、「2日で臨時休業に3回当たる」という“団長ぶり”を年頭から発揮したのである。

　そしたら一昨日の木曜日、今度こそと満を持して岸井に行ったらまた臨時休業で、気を取り直してそのまま「はちや」に行ったら、臨時休業！　仕方なくその足で「はなや食堂」に行ったら何と、今まで一度も経験したことのない「駐車場が一杯で入れない」という状況に出くわし、動転してすぐさま近くの「香の香」に行ったら定休日だったという、「1日で臨時休業2軒＋定休日1軒」という“超団長ぶり”で始まった2020年である。

＊＊＊

　で、2月6日（金）の朝、なかむらに行ったら、大将ご逝去のあと、奥さんもてっちゃんも気丈に営業を再開しておられました。釜場にたまたま他のお客さんがいなかったので、客席へ行かずにそこでうどんを立ち食いしながらいろいろお話をしました。

田尾「2日も続けて営業日に閉まってたんで、これは何かあったなと思ってたら、友達が『四国新聞のお悔やみ欄に大将の名前が載ってる』って教えてくれたんですよ」
奥さん「新聞に名前が載ったらな、墓石やお線香やの営業がなんぼでも来るんよ」
田尾「そうなんやー。まあ、営業の人も仕事やからつらいわなー」

とか言いながらいつものように和気あいあいとうどんを食べてたんですが、私が「もうメンタルは立ち直ったん？」と聞いたら、奥さんは「まだちょっとな…生きとるうちは腹立つこともあったけど、おらんようになったらな…」と言ってちょっと目を潤ませた…ような気がして…

田尾「けど、大将も讃岐うどん巡りブームを引っ張って、100年ぐらい残る足跡を残しましたからね」
奥さん「田尾さんのおかげや」

　いや、こういう差別化された付加価値のある店があったからこそ、讃岐うどん巡りブームが起こったんです。なかむら、2月12日から17日まで釜の修理で休業するそうですが、引き続き奥さんと二代目がもう一世代頑張りますので、どうぞよろしく。以上、なかむらの臨時スポークスマンがお送りしました（笑）。

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