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2021年06月の日記
2021年6月6日(日)…人気うどん店8店に『インタレスト』納品完了しました。

 6月4日(金)の午後3時半に無事『インタレスト』31号が出来上がり、発送隊長の白石が、新編集長の小林と2期連続副編のスーパーサブ山西と新人の“はちきん”森のレディース3人を指揮…でなくて3人に指揮棒を振り回されながら、メールやハガキや封書で申し込まれた読者に第一弾の発送を完了しました。

白石「田尾先生、メールの申し込みの中に“田尾先生に日記の更新をするように言うとってください”いうメッセージがめちゃめちゃいっぱい来てますよ」
田尾「俺にでなくて、学生宛に言うて来とんか?」
白石「大半がそうです」
田尾「ええか、『子供が主張する』というのはええことやけど、『大人が子供を使って何かを訴える』という手段は褒められたものではないぞ」
小林「勉強になりますけど、そういうことじゃないと思います」
田尾「俺もそういうことじゃないと思う」

*****

 というわけで太平の眠りを一瞬覚ましてやむなく更新するが、申し込みメールにいろいろメッセージを頂くたびに、いろんなことが勉強になって、誠にありがとうございます。

白石「“なるべくきれいな字の方にお願いします”という依頼があるんですけど、書ける人がいないんですけどどうしましょう(笑)」

小林「“いつも破壊力のある宛名書きを楽しませてもらってます”みたいなメッセージもありましたよ」

 「破壊力のある宛名」は的確な表現やなあ(笑)。今の学生は封筒の宛名書きなんかする場面がほとんどないらしく、さらにそれが『インタレスト』を入れるA4サイズぐらいの大きな封筒になると、字のうまいヘタ以前に「封筒のどの辺にどれくらいの大きさの文字で書いたらいいのか」がよくわかってない子が結構いる。その結果、隅っこの方にちっちゃい文字で書いてめちゃめちゃ「白場を生かしたレイアウト(笑)」になったり、逆に白場を恐れてバカでかい文字で宛先を書いたり(これがたぶん「破壊力のある宛名」)、郵便番号と住所と名前のバランスがおかしかったり、1行が斜めになったりガタガタになったり…というのがさらに“個性的な文字”であちこちで繰り広げられているのである。いや、みんなふざけてるんじゃなくて、頑張って一生懸命書いてるんですよ(笑)。

 まあ、制作総指揮の私としては、こんなテイストの『インタレスト』であり、「授業の成果物」という逃げ道にも甘えて、さらに「住所と宛名をシールか何かで打ち出して貼ればいいじゃないか」というご意見を当方の勝手な理由で採用していないという負い目もあってある程度目をつぶっているのであるが(もちろん、これがビジネスの出版物であれば私も許さんが・笑)、“アナログ”がどんどん排除されていくご時世にあって、学生たちが社会で「手書き文字を必要とする場面」はますますなくなっていくだろうから、昭和のおっさんとしては悩ましいところではある。

 ちなみに、「ちょっと字がうまい子に出くわすと、それだけで何か好感を持ってしまう」という昭和のおっさんとかは(「おっさん」と書いてもたいていどこからも文句は来ないが、「おばさん」と書くとどこかから何かが飛んできそうな世の中なので「おっさん」だけにしとく・笑)、まだ社会の中枢にたくさん存在していることは確かなので、字は上手な方がまだ得をする時代ではあると思う。この「なるべく字のきれいな人に」という希望も、やっぱり「きれいな字でもらった方が心地よい」とか「汚い字でもらうとちょっとヘコむ」みたいな、昔は当たり前のようにあった自然な感情だと思うし、私もこないだ、野球部の男子学生が課題レポートを締切に遅れて持って来たので「しょうがないやつじゃ」と思っていたら、想像以上にきれいな文字で書いてきていて急に好感を持ってしまった(笑)という事件があったので、まあ、まだそういうことがちょっと残っていることは確かである。

 字のうまい学生が相当減ってきていることは間違いない。ということは、「周りがどんどん下手になっている」というマーケットにおいて「字がうまい」という能力は、「相対的にその差別化度合いがどんどん上がっている」ということでもあるが、別に「上手な字を絶対書くべきだ」、「いや、字のうまいヘタなどはどうでもいい」とかいう、議論好きの人がよくやる「2択しかないかのような対決姿勢の議論」をしているわけではないので、曲解や拡大解釈をして絡まないように(笑)。

*****

 さてそういうわけで、金曜の夕方から土曜日の夕方にかけて、いくつかの人気うどん店にも『インタレスト』を配ってきました。

 まず、金曜日の夕方に「なかむら」と「がもう」と「大島家」に納品してきました。

 続いて土曜日は、朝の10時過ぎに「清水屋」に持って行って、「今からまだ何軒も配りに行くから、うどん食べとるヒマがないんや」と言ってすぐさま次の「田村」に向かって、10:30過ぎに着いて『インタレスト』を置いて、朝から何も食べずに出てきたので「ちょっと小腹を抑えとかな、途中で倒れたらいかん」と思って「かけ小+ちくわ天」と食べて、そこから11:00頃に「山越」へ行って本を下ろし、「山越まで来たら食べんと帰るわけにはいかん」ということで「かけ小+ちくわ天」を食べてすぐさま「山内」に向かい、12:00前に着いて本を下ろして大将と女将さんと鉄ちゃんと手伝いのおばちゃんたち(山内のおばちゃんたちはみんな「おばちゃん」と書かれても文句を言うようなおばちゃんじゃないので・笑)に挨拶したら「田尾さん、もうお客さんが減ってしもたがな」と言われたので、これは山内の経営に貢献せないかんと思って「ひやあつ小+ゲソ天」を食べて、そこから13:30頃に詫間の実家に寄って本を渡して、ついでにいつも老母がお世話になっているご近所さんに挨拶に行ってしばらくバカ話をして、夕方16:00過ぎに「日の出製麺所」に「親戚のおっちゃんが本持って来たで」言うて行って、飲食営業の時間はとっくに終わっていたので三好君としばらく立ち話をして帰ってきました。よって、とりあえず今、以上8軒の店(大島家は大将のアルベルトがそこから何軒かに配ってくれている)に行けば『インタレスト』が直接入手できます。あとは、四国学院大学が県内数カ所にある大学のPRスポットに置くのと、今週末にH谷川君とリビングの谷本姉さんがさらに配布してくれるので、入手できるところが増えていく予定です。以上。

清水「というか、うち以外のうどん屋、本を持って行ったら全部うどん食べてるじゃないですか!」
H谷川「清水さん、あいかわらずオイシイなあ(笑)」

という2人の心の声で、今回は締めたいと思います。
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