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2024年05月の日記
2024年5月31日(金)…『インタレスト』配本初日。なかむら〜がもう〜大島家〜リビング高松〜ピッコロヂヂ〜NAKAZORA

 本日の行程。

10:30 「なかむら」で大とちくわ天とかき揚げを食べて、女将さんとてっちゃんに「今日の夕方『インタレスト』ができてくるんで、またこそっと持ってきて置いとくんでよろしくお願いします」と言い残して大学に行く。

11:00 大学に行って『インタレスト』編集室で最新号の受け入れと配布の準備をしていたら、配布先の店に置く「ご自由にお持ち帰りください」の表示ツール(といっても段ボールで手作りするチープなやつ)が枯渇していることに気がついた。そこで追加作成をするために学生に集合をかけたら、12:00頃に次号編集長に任命した佐野と副編任命の亀井の侑ちゃんと涼ちゃんとスタッフの小笠原の4人が来たが、4人とも13:25から次の授業があるというので20分ぐらい作業をしてもらって、12:30過ぎから私一人で作業を引き継ぐ。その間、ちょっとバックナンバーの整理に手をつけたら「片付けのスイッチ」が入ってしまって、棚にびっしり入っているバックナンバーを全部引っ張り出して汗だくになって並べ直すという大惨事に突入してしまった(笑)。

14:30 今号副編集長の漆原が編集室に来たので、「表示ツール作成」ではなくて「片付けの手伝い」の方をさせる。

15:00 事前に連絡があった団員Dが来た。Dが「裏にそれらしきトラックが停まってますよ」と言うので行ってみると、15:30納品予定の『インタレスト』最新号を積んだトラックがもう来ていたので、印刷会社の方2人と私と漆原と団員Dの5人で、さっそく積み下ろし作業を開始。

15:30 作業が終わった頃に今号編集長の安藝たちがやってきて、学生たちがメール申し込みのあった読者への発送作業を開始。団員Dは滝宮の「うどん会館」用の400冊(Dと私は「うどん会館」の支配人の中山さんとお友達なので、今回はDに持っていってもらうことにした)と、自ら配布用の200冊(Dに知り合いのうどん店等へ配ってもらう)を愛車「D々号」に積み込み、私は今日と明日配る予定の2600冊を「ボルボ13号」に積み込んで、解散。

16:30 「なかむら」に400冊配本。閉店後なので、いつものように店の裏の床机の上にメモと一緒に箱入りの『インタレスト』をこそっと置いてくる。

17:00 「がもう」に400冊配本。途中で「今から行く」と電話していたのでガモムスが出てきて、30分近くあれやこれやと、ここには書けないようなことも交えながら立ち話して(笑)、解散。

18:00 わかめうどんの「大島家」に400冊配本。大島家さんはいろいろ顔が広くて毎回何カ所かに『インタレスト』を分散配本してくれるのだが、その代わりいつも10人分くらい、宛名付きで私のサイン入りの『インタレスト』を所望してくる(笑)。その代わり、いつも前へ前へ出てくる素敵な女将さんが野菜とか、うどんとか、何か珍しい食べ物とか、いろいろくれるという、令和の時代の物々交換友達である。今日はブロッコリーとタケノコとダシをくれた。

女将「ちゃんと覚えられる?」
田尾「何を?」
女将「今から言うけん。このタケノコはもうアク抜きしてるから、このダシを1・5倍に薄めて炊いたら食べられるけんな」
田尾「わかりました」
女将「ブロッコリーは茹でたらええだけな。ちゃんと洗ってるけど、虫が入っとったらそれなりにうまいことしとってな」
田尾「わかりました」

 で、今日も10人ぐらいの宛名のリストを出されたので店のテーブルで時々「牛」のイラストなんかを付けながらサインをしていたら、大将が何か熱く話しかけてきた。

大将「僕の知り合いにBさん言う人がおるんやけどな、その人、以前輸入関係の仕事をしよって、今はそれを活かしていろんな会社で研修の講師とかしよんよ」
田尾「はいはい」
大将「そのBさんがこないだ、今出とる『インタレスト』の『輸入の明細』の特集を見て感激したらしくて」
田尾「ほんまですか!」
大将「ほんでな、今度の研修で使いたい言うてうちからごっそり持って行ったんよ」
田尾「えーっ! いやそれ、お役に立てたんやろか」
大将「それがな、メチャメチャ役に立ったいうて。『あんなにきちんと編集されたデータは見たことがない』とか言うて、メチャメチャ褒めよったで。ほんで研修を受けに来た社員やそこの上司らに『データはちゃんとこういうふうに整理せないかん』言うて指導したらしい」
田尾「うわー、そんなに褒めてくれたんや!」

とか話してたら、奥から女将さんがケータイで何か話しながら出てきて、「あ、今、田尾さんがここにおるから電話代わるわ」言うて私にケータイを差し出した。

田尾「誰ですか」
女将「今話しよったBさん」
田尾「えー!」

 突然のことで頭が準備不足のまま電話を取ったら、件のBさんが『インタレスト』の「輸入の明細」特集を改めてメチャメチャ評価してくれて、10分近く感激の会話をしたのでした。帰り際、おかみさんが一言。

女将「覚えとるな?」
田尾「ダシは1・5倍」
女将「よろしい」

 いやしかし、あの「輸入の明細」を褒めてくれたのはちょっとうれしい。『インタレスト』はああいったデータものを時々やるのだが、いつもなかなか大人気企画にはならない。多くのうどん屋さんで「うどんの特集の時はみんなが持って行く勢いが違う」と言われたことは何度もあるが、データものはやっぱり派手でもないしきれいな写真が載るわけでもないので、どうしても“ベタな食いつき”は今ひとつ…という反応になってしまうようである。

 けど私的には『インタレスト』のデータ特集は、ちょっと自慢なのである。理由は、収集するのはたいていネット上のどこかにあるデータなのであるが、それを「こういう切り口で集めてこういう分類整理や比較、推移を見せてこういうメッセージを抽出したのは『インタレスト』だけだろう」という編集をしているからである。でも、そこに気付いてくれる方も潜在的に一定数いるみたいで、これまでにも「日本の税金」や「日本の電力」や「野菜日本」などで「研修に使いたいのでまとめていただけませんか?」というオファーがあって、ちょっとうれしかったことがある。あとは「学生たちがあの付加価値にもっと気付いてくれたら」と思うが、そこがなかなか(笑)。

19:00 一旦帰宅。家内と一緒に再び出かける。

19:10 「リビング高松」の入っているビルの前で、T本姉さんに『インタレスト』200冊を渡す。

T本「これからお食事ですか?」
田尾「『ピッコロヂヂ』に『インタレスト』を持って行って、いつものスープとサラダとスパゲッティを食べて、それから『NAKAZORA』にも『インタレスト』を持って行って、そこで珈琲か何か飲んで帰る予定なんやけど、仕事終わったら来る?」
T本「何時に終わるかわからないんですけど、終わったら電話入れます!」

などと言いながらあれやこれやと立ち話をしていて、ふと時計を見たら19:38を指していた。

田尾「『ピッコロヂヂ』、オーダーストップ何時?」
家内「7時半だったかな」
田尾「うわ、もうアウトやん」
家内「電話してみる………(店につながる)あ、田尾と申しますー。今日はもうお忙しくて…あ、はい、すみませんー」
田尾「何て?」
家内「『忙しい、早よ来て』って(笑)」

19:50 「ピッコロヂヂ」に入店。オーダーストップは20:00だった。

 「ピッコロヂヂ」は4人掛けのテーブルが3つと2人がけ掛けのテーブルが2つだけしかない狭い店だが、高松市内の結構な数のイタリアンの店に行った我々夫婦が最後に戻ってきたのがここである。年配の寡黙な大将…じゃなくてシェフとママさんが2人で切り盛りしている“昭和のイタリアン”の老舗で、出てくる料理は近年流行の“映える”演出などは一切ないものの、「はりや」の大将と奥さんも絶賛するサラダのドレッシングをはじめ、全てが隙のない、我が家の口には百点満点の店で、「団長が数多く行ったうどん店以外の店ランキング」で直近6年連続1位の店である(7年前まで1位を走っていた「割烹・遊」は閉店)。

 店に入ったら、4人掛けテーブルの奥側にご家族が1組、手前側には外国人グループが1組いて、我々はその真ん中の席。そのうち奥のご家族が食事を終え、20:00が近くなったらママさんが外国人グループ席の所に行って、

ママ「オーダーストップ、エイトオクロック、オーケー?」
外人「ヤー」

みたいな会話が聞こえた。「我々より年上なのにすごいなー」という顔をしていたら、それを察知したママさんが我々の席の横を通り際、

ママ「あとは全部日本語(笑)」

という感じの店です(笑)。

20:40 「SALON NAKAZORA」に行ったら、お客さんで満杯。マスターが我々のようなめんどくさい客のダダ話に付き合ってる暇がなさそうだったので、『インタレスト』を20冊だけ置いて、今日のところはこれぐらいにしといてやった(笑)。帰りに家内がT本姉さんに「NAKAZORAは一杯だったので、もう帰る」と連絡して、本日の外出は終了。明日は朝から、「清水屋」「山越」「山内」「田村」に『インタレスト』を配本しに行こうと思います…じゃなくて、行く予定です(笑)。
2024年5月30日(木)…「はなや食堂」の私的天ぷらの食べ方(どうでもええわ・笑)

 『インタレスト』37号は無事、31日夕方に納品されることになったので、6月1日から有名人気うどん店等に配布したいと思います…じゃなくて配布します…じゃなくて配布する予定です。

 昔、広告代理店に就職して1年目だったか2年目だったか3年目だったか、まだ組織の最下層で泥のように働いていたある日、上司に何かの報告で「……したいと思います」と言ったら「したいと思うだけか、するのか、どっちや」と言われて以来、私は「思います」にはそれなりに気をつけている。安易に「思います」と言わずに、「します」とか「する予定です」とか「する計画で今のところ順調に進んでいます」とか、きちんと具体的に状況を伝えるように気をつけていると、だんだん自分の思考の中から“曖昧さ”が減ってきて、やり取りに“キレ”のようなものが養われてくるような気がするからである。けど、何にでも「思います」を付けてしまうのは世の大きな流れで、そこいら中でみんなが使っているし、テレビからも「思います」があふれるように流れてくるので、意識してないとすぐに「思います」を付けてしまうので、気をつけるのもなかなか難しい。

 というわけで、一番ぼかした言い方で無難そうな「配布したいと思います」はここでは使わないが、かといって「配布します」と言い切るのは、万が一、何かのアクシデントがあって配布できなくなった時に「配布する言うとったやないか!」という切迫したユーザーからのお叱りがあるかもしれないので、「配布する予定です」に落ち着きました(笑)。ま、めんどくさい話ではあるが、“誠実な商業文章”を生業の一部としてきた昭和のおっさんの日本語表現に関する矜持でもあるのでご勘弁を。従って、私が「思います」を使う時は「ほんまに思っているだけ」である可能性があるので、団員たちは気をつけるように(笑)。あ、『インタレスト』37号を郵送希望の方は、27日の日記でご確認ください。

*****

 さて、木曜日は1つ目の担当授業が11:15に終わって2つ目の授業が13:20からなので、1週間で唯一、「大学で昼食を摂れる日」である。大学から車で10分以内にある私的に“差別化された付加価値のある店”の選択肢は「宮川」「八輻(はちや)」「はなや食堂」「川川」「香の香」…あたりであるが、今日は「はなや食堂」、通称「フラワーショップレストラン」(私しか呼んでないが)に突撃することにした。すると、11:30頃に店に入ったら、右奥のショーケースにイナリが並んでいるではないか! 「はなやのイナリ」は「私の好きなうどん屋のイナリランキング」のトップ3に君臨しているのだが、近年、作る量が減ったのか大人気になったのか、昼にはいつも売り切れになっていて、年に数回しか「はなや」に行けてない私はもう3年ぐらい「はなやのイナリ」を食べてない。それが数年ぶりに2個入りと1個入りの皿が2つずつ鎮座しているではないか!

大将「あ、田尾さん、今日はイナリありますよ」
田尾「またまたー、もう何年も“来たら売り切れ”ばっかりで、昼前にあったことがないやん。そんなん、もう昼が近いのにあるわけが………ほんまや!」

 というわけで、奇跡の再会に舞い上がった私は「食べる用」に1つ入りの皿を取った上に「お持ち帰り」を4個頼んでしまった。

 この日店で食べたのは、「うどん小、天ぷら2個(ゴボウ、チクワ)、イナリ1個)というラインナップである。これを見て一撃で「うどんと天ぷらのバランスが悪いんちゃうか?」と思った人は、ただの団長マニアだ(笑)。すなわち、「はなや」の小に天ぷら2つ取ったら、普通に“麺食い”の私が「麺、麺、天ぷら、麺、麺、天ぷら」のペースで食ったら1つ目の天ぷらが半分終わった頃に麺が終わってしまうからである。しかし、私は去年のある日、団長ともありながら今頃になって、「はなや」のうどんと天ぷらの新しい食べ方を発見してしまった。

 えー、「はなや」のかけのダシは透き通ってキリッと味が付いた、いわゆる「昭和の食堂うどんのダシ」の最高峰にあるのですが、とにかく熱々でたっぷり入ってくきます。そこで、まず、ダシを飲みながら天ぷらを1個、やっつけちゃう。これが、何ともゆるい、うどんをすするエネルギーを全く使わない“ウォーミングアップ”の時間になるのです。「そんなことしてたらうどんが伸びるじゃないか」と思われるかもしれませんが、「はなや」のかけうどんは少々伸びても全く問題なし。むしろちょっと伸びた方が、飲み込む力の衰えた私には返って心地よいというより、それが「昭和の食堂うどん」の王道だと言ってもいいのではないかと思うのです。いやー、ガタつくコンクリートの床がちょっとガタつくイスに座って、何も気遣いすることなくゆる〜い時間が流れる。ええ一時でした。

 というわけで、「はなや」で昼食うどんを食べて、イナリを4つパックに入れてもらって大学に帰り、常温で悪くなったらいかんので風味が落ちることを覚悟の上でイナリを冷蔵庫に入れて、13:20から本日2本目の授業をやって、15:00頃から残務と他に抱えている原稿や企画ものの作業をして、夕方、大学を出て帰路について善通寺駅当たりまで走った時に研究室の冷蔵庫にイナリを入れたままであることに気がついて引き返すという、老人力を遺憾なく発揮した1日でした。
2024年5月28日(火)…『超麺通団5』、行くか?

 某日本出版社の内某さんから、「『超麺通団5』を書いてくれませんか?」というメールが入っていたので、返事を書こうとして、「書いてもいいけど、何を書く? うどん店の客観的な基本情報はネットの中にたぶん全部あるし、まあメンテナンスが不備で間違っているものも散見されるけど、対して主観情報もネットやSNS内にものすごくあふれているし、まあその大半が素人さんの主観で、麺通団的に見ればトンチンカンな解説や感想も散見されるけど、とは言ってもそもそも麺通団的な主観が今日のユーザーのニーズに合致しているのかどうかも怪しいし、もし今の素人さんの主観の方が主流なら、そこに麺通団的視点を今さら書いて出すのも余計なお世話かもしれんし、しかしそこであえて書くなら、切り口としては…」とか返信メールの文面を考えていたらまどろっこしくなってきたので、電話した。

 数年前、某社のT本さんという姉さん(笑)が職場でクライアントに電話をしていたら若手社員に「T本さん、“電話野郎”ですか」と言われたという話を聞いたのを思い出したが、最近の若いもんは極力電話を避けてメールでやり取りをするそうで、私も『インタレスト』の学生との間で「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」の「ホウ」と「レン」のうち短くて済むようなものはメールでやり取りするが、「ソウ」はどうにもメールではまどろっこしくて、あるいは「指示」も詳細を漏れなく伝えようとすると長くなってしまって、そういうやり取りをメール用にロジカルな文章に整理していると電話の5倍も10倍も時間がかかってしまうので、「何でもメールで」という習慣にはどうにも慣れん。

 “メール野郎”(笑)の皆さんは、どうやってるんでしょう。長い内容でも、短いやり取りをものすごく頻繁に繰り返してクリアしているのか、それとも、そもそも長い内容のやりとりなんかしないのか、さすがに長くなりそうなやり取りは電話するのか…。まあ、電話にもメールにもそれぞれいい点もあれば悪い点もあるし、要件が十分なクオリティでクリアできるのならメールでも電話でもいいと思うのだが、メールに依存しすぎて「対話嫌い」や「対面嫌い」になってしまうと、やっぱり人間の集合でできている社会の中でいろいろやっていくのに不都合になる場面の方が多いような気がするのが昭和のおっさんの中の一人である私の価値観である。

 というわけで、内某さんと10分ぐらい電話でやり取りした結果、最初はのらりくらりと逃げていたのに話の流れの中でうっかり「行きますか」と返事してしまったのは「電話の悪い点」の一つかもしれん(笑)。まあ言われてみれば、『超麺通団4』からもう14年も経ってるしなあ。ごんやH谷川君や谷本姉さんやK米君を巻き添えにして、ちょっと苦しんでみるか(笑)。
2024年5月27日(月)…『インタレスト』37号、怒涛の追い込みで6月1日発行か?!

 途中経過を何も書いてなかったので何が「怒涛の追い込み」なのか全くの説明不足ではあるが、今回、久しぶりに原稿が遅れに遅れて、ゴールデンウィークはただの1日も、というか半日も休みなく編集制作に追われてしまい、6月1日発行予定が1週間近く遅れそうな状態だったのである。それがこの1週間でデザインがものすごく頑張ってくれたみたいで、しかしそれでも3日〜5日遅れになることを覚悟していた今日、怒涛の校正、修正作業が完了して奇跡的に印刷発注に漕ぎ着けました。もしアクシデントがなければ、5月31日(金)の夕方納品になりそうです。

 今号の特集は、いつものように3本です。

 まず第1特集は、「四国4県の小中学校の給食メニュー781食を調べてみた件」。四国4県から12の学校給食センター(合わせて約200校に給食を配送)をピックアップし、それぞれのネット上に公開されている給食の献立表を徹底集計して、「主食」の米率、麦率、パン率、雑穀率から個別メニューの分類調査、登場したご当地メニュー、珍メニュー等も発掘。「主菜」では肉率、魚率、野菜率から、給食によく出る食材の県別ランキングも発表。さらに「副菜」「デザート」まで徹底集計した結果、「主食」では香川県だけ特異な傾向が発覚するなど、なかなかのメッセージが抽出できました。

 続いて第2特集は、「ご当地ガチャ、どうでしょう」。学生から「ガチャ」の企画が出て来た時、「まあええけど、そんなもん、おもろい企画になるか?」と思っていたのですが、四国4県に取材派遣した8人の学生調査隊がなかなかの“ブツ”を続々発見してきたので、何とかええ感じに仕上げることができました。

 そして第3特集は、エジプトのファラオ、歴代ローマ皇帝から江戸の侠客、明治維新の十傑等々、40以上のカテゴリーで世界と日本の歴史上の著名人数百人の「享年」をジャンル別に分類整理した、「偉人の享年」。関ヶ原の戦いの東軍、西軍、寝返り組の武将の平均享年の比較や、鎌倉、室町、江戸の将軍の平均享年の比較など、『インタレスト』ならではの“変なタマ”も何発か撃っていますので(笑)、どうぞお楽しみください。

 冊子はいつものように週末から1週間ぐらいかけて「がもう」「山越」「なかむら」をはじめとする人気うどん店や道の駅滝宮、高松駅、リビング高松等々に配布しますので、お立ち寄りの際はご自由にお持ち帰りください。また、郵送希望の方は、

(ハガキ等)〒765-8505 香川県善通寺市文京町3-2-1 四国学院大学「インタレスト編集部」
(Eメール)interest@sg-u.ac.jp

のいずれかで、いずれも送り先の郵便番号、住所、氏名、年齢(詐称可)を明記し、余裕があれば気の利いた一言やメッセージとともにお申し込みいただければ、「郵送料金着払い(冊子は無料)」で発送致します。ただし、発送作業は学生が授業の一環で行っているので、基本、週1〜2回の対応になるため、アマゾンみたいに「即日発送」というわけにいかないかもしれないので、どうぞご了承ください。

 というわけで、先週から新体制で38号(12月1日発行予定)の企画会議に入っているのであるが、今季は4年16人、3年19人、2年15人の計50人という、創刊以来最大の編集部員(履修学生)を抱えた“大渋滞”の集団になってしまった。おかげで、“老人力”に満ちあふれた私は(もうええか)スタッフの名前と顔を一致させるのに四苦八苦である。かつて『月刊タウン情報かがわ』で「笑いの文化人講座」をやってた全盛期には「ペンネームを見ただけでそいつの本名と市町名と代表作品が出てくる」という投稿人が少なくとも500人ぐらいいたのであるが、そんな時代も今は昔。その大所帯の編集長に4年の佐野、副編集長に3年の亀井ともう一人の亀井と平松を指名したのだが、こないだ、その平松を編集作業中ずっと「大森」と呼びながら指示をしていたという体たらくである(笑)。

佐野 3本や4本の企画で50人は、絶対人が余りますよ。
田尾 わかっとる。そやから今回は、候補に挙がっとる20本ぐらいの企画全部に人を分散して張り付けて、全部同時進行することにする。
佐野 それと、50人になったら編集後記のページに原稿が入り切らないと思うんですけど、編集後記のページを増やすんですか?
田尾 いや、特集ページを減らすわけにはいかんから、編集後記に「予選」を設けて、予選落ちしたやつは載せんことにする(笑)。
2024年5月26日(日) …丸亀の「渡辺」は今、麺と女将が研ぎ澄まされている(笑)。

 昼前、日曜日だというのに家内が「『日の出』に行こう」という無謀なことを言ってきたので、「日曜日の『日の出』はあかんやろ」と言ったのであるが、「でもゴールデンウィークも終わったし」と言うから、「まあ、あかんかったらそこから丸亀方面へ行ったらどこかに入れるか」と思って午前11時50分に高松の自宅を出たのである。ほんで高速に乗って12時25分に「日の出製麺所」に着いたら、店の前から駐車場の中まで行列ができとるやないの! 家内が目が点になりながら行列の写真を撮って「日の出」の女将さんに「今来たけど侮ってました。また出直します」いうてLINEを送って(笑)、一応まあ想定内の出来事なので、落ち着いて冷静にそこから丸亀方面に向かった。

 こっち方面の家内のお気に入りは、「おか泉」、「山とも」、「中村」、「渡辺」、ちょっと離れて飯山の「なかむら」あたり。途中、「長楽」が日曜定休日であることを確認し、さらに西へ進んで「おか泉」の間を通ると、敷地の外に出そうなところまで行列。続いて「山とも」は臨時休業なのか、のれんが出ていない。「これは『中村』もダメだろう」と思って次の交差点を左折し、数分走って12時40分に『渡辺』に着いたら、こっちも店の前に10数人が並んでいた。

 どうする? 一般店の10数人は30分ぐらいかかりそうやぞ。かといって、今から飯山の「なかむら」に突撃したら1時には着きそうやけど、以前、日曜日の1時30分に「なかむら」の前を通ったら「本日終了」の看板が出とったから、大行列があったらアウトかもしれん。1時に「なかむら」でアウトになったら、そのまま“うどん難民”になる恐れがあるけど、どうする? 「渡辺」は久しぶりやし、「3時には家に帰って酒かっくらいよる」言いよった女将さんもまだおるかもしれんから(笑)、待つか? ということで、店頭のタッチパネルで番号の紙をもらって、10数人の待ち客と一緒に表の床机に座って待つことにした。

 私は基本的に待ち時間が長そうな店は行かないのだが、家内は少々待ってもお気に入りのうどんを食べたいタイプなので、“並ぶことが想定される店”に一緒に行く時はたいてい私は時間つぶしの文庫本を持っていく。今日はジェフリー・ディーヴァーの「コルター・ショウ」シリーズの文庫版第一弾の『ネヴァー・ゲーム』の下巻だ。半年ぐらい前に出たのをすぐに買って読破したのだが、近年すっかり「老人力」が付いて、こないだから仕事の合間に2回目をちょこちょこ読み始めて上巻を読み終えて下巻に入ったというのに、「どんなどんでん返しが来るのか!」とワクワクしながら読み進めておりました(笑)。

 その途中でふと周りを見たら、半分以上のお客さんがスマホを見ていた。近年、片時もスマホが手放せない老若男女が激増していて、それに「いかがなものか」と苦言を呈する方々がたくさんおられるが、よく考えると、私はちょっとした待ち時間に「片時も文庫本が手放せない」という昭和のおっさんであることに気がついた。それは基本的にスマホと文庫本が違うだけで、同じようなことではないのかと(笑)。「スマホでしょうもないものを見る」のと「本で小説や教養書を読む」のとでは全く違うと言われるかもしれないが、「スマホで小説や教養書を読む」のと「しょうもない本を読む」のとどっちがどうなのか? と問われると一瞬答えに詰まってしまうのではないか…ということで、まあスマホでしょうもないことに時間を費やしている人の比率の方が高いのかもしれないが、何事も善し悪しを2択で決めつけない方が思慮が深くなるような気がする…とか考えていたら番号を呼ばれたので、店に入った。

 入ったらすぐ、以前はバイトの兄ちゃんかと思うような出で立ちで働いていたのに近年前掛けなんかしてすっかり「大将」の雰囲気が出てきた大将(笑)が「あ」いうてリアクションしてくれて、厨房の中で背中を向けて働いていた女将さんに何か言うたと思ったら女将さんが振り返って、「あらー! 遠いのにわざわざ来てくれたん!」と声を掛けてきた。店内に人がいっぱいだった上に外向きのカウンター席を案内されてたので「日の出と長楽とおか泉と山ともと中村がダメだったから来た」というネタを繰り出せなかったが(笑)、私が肉ぶっかけといなりとおむすびと家内がカレーうどんを頼んで、しばらくしてやって来たうどんを見て飛び上がった!(飛び上がってはないけど)

 麺の姿が美しい! さらに、一口食べると、姿の美しさをさらに上回るクオリティの高さ! 去年来た時も「めちゃめちゃいい麺になってきとるやないの!」と言ったのだが、それを上回る創業以来最高の麺(団長比)が出ているではないか。頻繁に来られないのでいろんなメニューを試してはないが、あの麺を最高にうまく食べられるメニューをいずれ発見しなくてはならないと思いながら満足度110%で食べ終えてレジに行ったら、レジを打ってくれている大将の横に女将さんがいつもの満面の笑みで出てきた。

田尾 いやー、すごい麺が出よるわー。今年食べたうどんの中で1番の麺や。
女将 ほんまな! ありがとー!(笑)
田尾 これはラジオで言うとかないかんと思たんやけど…
女将 言うて言うて!(笑)
田尾 それが、昨日が収録で4本も録ってしもて、次は1カ月後やからたぶん忘れる。
女将 なんでな!(笑)
田尾 去年来た時に仕入れた「女将さんが3時から酒飲んみょる」いうネタもまだしゃべってないがな。
女将 もー、言うて言うて!(笑)

 以前からH谷川君が「渡辺ファミリーの店は先代の大将がメチャメチャしっかりと麺作りを叩き込んでるから、どこも麺のクオリティが高い」と言っているが、その基礎の上に個人の性格とセンスがいい感じで花開いているというのが、皆さんメニューにはいろいろ好き嫌いがあると思うが、“麺食い”の私の感想である。丸亀の「渡辺」の麺と女将、研ぎ澄まされて絶好調である(笑)。
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